ヤクルト7-15阪神
昨日の記事で打線が機能してきた。ということを書いたのだが、その一方で怪我などのアクシデントがあると層は厚くないため心配という主旨のことも少しだけ触れさせてもらった。そんな中での青木の頭部死球での退場である。青木はメジャーリーグ時代にも頭部死球を受け、脳震盪の後遺症に苦しんでいただけに容態が心配される。絶好調だっただけに青木自身にとってもチームにとっても痛いアクシデントとなってしまった。しかしそんな事を書いている場合なのかどうか?というのが第一である。まずは無事であって欲しいというところである。
アクシデントが起こったのは、6点を失った後の1回裏だった。西浦が2ベースで出塁した後の青木の打席での3球目だった。阪神先発岩貞のストレートが青木の頭部を直撃し、青木はそのまま担架で固定された状態で退場となってしまった。今シーズンの青木は死球が多く、かなりインコースを攻められている印象があった。独特のバッティングフォームをしており、他の打者に比べて少しベースに覆いかぶさるような部分もあるためその影響もあって死球が増えるのかな?ということを感じる事もあるのだが、最近のゲームではインコースの速球にもしっかり反応し、強い打球を弾き返す事が出来ていたため、「流石青木だな。」と感じていた。インコース攻めの影響も何のその。という感じだったのだが、頭部死球は別物だと思う。脳震盪の後遺症や恐怖心などプレーに影響を及ぼす可能性はあると思われる。
死球も野球の一部なので仕方ない部分もあるのだが、山田哲が田原、岩貞にぶつけられてスランプに陥ったときも今回も大差がついている中で、避けるのが非常に難しいコースへの死球という事でヤクルトファンとするとなんとも言えない気持ちになる事も確かである。
青木の復帰については、メジャー時代の事もあるのでとにかく慎重に判断してもらいたいと思う。焦って復帰する、復帰させることではない。他の選手が青木の気持ちも背負って全力で戦ってもらいたい。
試合の方は岩貞が退場となった直後の1回裏に緊急登板となった高卒2年目の才木を捉えられなかったが、全てだった。山田哲が四球で歩き、0アウト満塁のチャンスを作ったのだが、得点はバレンティンのサードゴロによる1点のみに終わってしまった。今日の才木のピッチングはストレートも変化球もキレており、素晴らしかったのだが、初回だけは緊急登板であり多少バタついている部分もあったため、ここで得点を重ねておきたかった。
それにしても才木は長身から投げ込まれるストレートも魅力的だし、フォーク、カーブもしっかり低めにコントロールされていた。高校時代からその素材は高く評価されていたのだが、当時の高校BIG4とも遜色ない投球を披露してくれている。これだけ早く1軍の舞台で活躍するとは思っていなかったため驚いている。ドラフト3位という高い評価で獲得した阪神スカウト陣のヒットではないだろうか?
ヤクルト先発ハフは、普段は立ち上がりは良いタイプの投手なのだが、今日は山田のエラーも絡む中で初回に6点を失い、2回にも阪神打線に掴まり、3点を失ってしまい、試合を崩してしまった。打たれ出すと止まらないハフに逆戻りしてしまった。夏場に来て疲れも出てきているように感じ、ボールのキレ自体も落ちてきているように感じる。
ハフを獲得した時の印象としては、ある程度引き出しの多いタイプの投手ではないか?と予想していたのだが、どうやら引き出しの多いタイプの投手ではなく、多くない球種の中でハフ自身の投球スタイルで打者を抑え込んでいくタイプの投手のようである。ボールのキレがなくなると途端に打ちこまれてしまう。それだけに次回以降の起用法が気になるところである。先発の枚数が足りないだけにこのままローテに残ってくれればありがたいことはありがたいのだが、調子が落ちているという事であれば、一旦2軍でリフレッシュさせるという事も考えていいのかもしれない。首脳陣はどのような判断を下すだろうか?
今日のゲームに関しては、とにかく青木の容態が気になってしまう。無事を祈るばかりである。
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コメント
ハフに関しては山田の捕球エラーがなければどうなったかな?って思いましたが、それでもある程度の失点はしていたかなと(球威が落ちてますよね、緩急ないので夏場は厳しいですね)。
ここにきてどこのチームもローテ投手が打ち込まれてきてますよね(阪神・秋山も抹消)ハフは抹消だと思いますが変わりにいないのが厳しいですね(ウルキデス獲得しておいて良かったですね、あとトレードとかで先発投手が獲得できればですかね、日ハムの斎藤佑樹とかありそうな予感がするんですよね)。
暑い時期には若い投手が出てこないといけないので次の寺島には期待したいですね、初回と2回を0に抑えればゲームは作れると思いますが腕振って投げて欲しいですね(暑くなって同期の才木や高橋昂が結果残してるので寺島も好投する可能性は高いかなと)
打つ方は青木の離脱は痛いですね、ヤクルトは好調な時に阪神の投手から死球を受ける事が多いですね(谷内も山田も状態悪くなりましたしね)
それと前日の藤井の走塁ミス(判定はセーフでしたが)山田・荒木・三輪のエラーと暑くなって点差離れると集中力が欠いてしまうのは仕方ないですが、次は緊張感もってミスなく阪神相手にチームで青木の分を含めてやり返さないといけませんね(阪神も前日の誤審が力になっていたと思うので)
青木がいないので打つ方は少し落ちると思いますが、小野もそれほど状態良いとはいえないので四球からチャンスを作りたいですね、寺島の出来次第になりますがホーム神宮ですしリーダー青木不在での阪神に勝ち越せるかはチーム力が問われる試合になりそうですね。
ハフは悪くてもある程度まとめられる投手だと期待していただけに初回から試合を壊すとはガッカリです
とはいえ高津二軍監督率いる二軍で調整すると蘇ったカラシティのように後半戦ではしっかり活躍してもらいたいところ
どちらかと言えば第2スターターの山中まで燃えたのはなんとも。山中は波の大きい選手なのかな。先発だと左を並べられるし、かといって安定してないなら接戦ではリリーフとして使えないし起用が難しくなってしまった
ハフが登録抹消ということでウルキデスの出番ははやいのかも。。。
青木の頭部死球は中村のときより衝撃が強く見えたのでかなり心配です
まずは無事を祈るばかり。
今年既に頭に3人目というのはなんとも嫌な感じです
やっぱり死球に対するルールがあまりにもフェアじゃないですよね。退場くらいじゃあまりにも当てられ損です。選手生命に関与する問題なのですから、当てる方もそれなりのリスクを背負うべきです。
岩貞投手は何度目ですかね。うちだけでも結構やられている気がしますが、危険な投手を危険なままマウンドに上げないようにするためにも、ルールの改定が急務だと思います。
※ 相手の2番手投手にやられましたね。
急遽マウンドに上がった割には良い投球内容でした。
> kさんへ
青木は絶好調だっただけに頭部死球での離脱は本人にとってもチームにとっても痛いですよね。
守備、走塁での細かいミスは出来る限り減らしてもらいたいですね。
> saboさんへ
頭部死球を喰らう場面が目立ちますよね。確かオープン戦でも荒木がジャクソンから頭部死球を受けていませんでしたっけ?
ハフは一旦抹消なんですね。
> JEF九郎さんへ
確かに野球は命に関わるスポーツですからね。JEF九郎さんのような意見が出てくるのもうなずけます。