ヤクルト9-4中日
ホーム神宮球場らしい勝ち方となった。山田に2発、川端に1発飛び出すなど、打線が繋がり、シーソーゲームを制してみせた。そしてリリーフ登板したルーキー大下にプロ初勝利が転がり込んできた。
カラシティーは、5回を被安打6与四死球2の4失点(自責点2)で降板となった。ここ2週間ほど猛暑日が続き、カラシティーも初めての日本の夏に苦戦しているのかもしれないが、ボール自体の走りはそれほど悪いようには感じなかった。3回は四球も絡んで2点を失ってしまったのだが、その後のピンチを上手く切り抜けてみせた。結局5回に山田哲のエラーも絡んで逆転を許してしまい、勝ち投手にはなれなかったのだが、ギリギリ及第点を与えても良いかな?と感じる投球だったように感じる。高低差のあるフォーク、チェンジアップは面白いボールである。カウント球としても上手く使えれば大きな武器となりそうである。
リリーフ陣は6回から大下ー中尾ー近藤ー石山と無失点でつないでみせた。中尾は左打者に連打を浴びてしまい、ピンチを背負って降板となってしまったが、そのピンチで登板した近藤が完璧なピッチングで首脳陣の期待に応えてみせた。中尾にしろ近藤にしろ石山にしろ疲労が蓄積した中でこの暑い時期に突入しており、厳しい投球が続くことになると思うのだが、出来る限り踏ん張ってもらいたい。
そして2番手として1イニングを無失点に抑えた大下がプロ初勝利を上げた。まずは「おめでとう」という言葉をかけたい。26歳という年齢でのプロ入りとオープン戦での投球内容からすると、プロで全く数字を残せずに消えてしまう可能性もあるのかな?などと悪い想像もしてしまっていたのだが、ここに来てわずかではあるが、1軍で存在感を示し始めている。リリーフでも先発でも与えられた役割を全力でこなしてほしい。今日の1勝は本人にとって気持ちの面で大きなプラスになる1勝だと思う。
打線は山井相手に一発攻勢で対抗してみせた。初回と4回に山田が2打席連続となるソロホームランを放つと、4-4で迎えた6回には川端に勝ち越し3ランホームランが飛び出し、試合の流れをグッと引き寄せてみせた。今日の山井はボール自体は悪くなかったと感じたため、山田の2発も川端の3ランも素晴らしいバッティングだったと感じる。
山田の1本目は山井のストレートを完璧に捉えた一撃だったし、2本目は一瞬上がり過ぎたのかな?とも思ったのだが、良く伸びたように感じる。他の打者が山井に抑えられる中での2本塁打は大きかった。
川端は開幕戦以来のホームランとなる3ランだったのだが、カウント3-0からの甘いボールをしっかり捉えてみせた。あの場面でコントロールに苦しむ山井に対してカウント3-0からスイングを掛けることはリスクも伴うものだったのだが、狙い球をストレート系に絞って強く叩くことが出来ていた。久々に力強い川端の打球を見た気がした。
やはりホーム神宮では劣勢に立たされたとしてもその後何とかしてくれる雰囲気を感じることが出来ている。投手陣が踏ん張れれば勝ち星は自ずと増えてくるはずである。
にほんブログ村
コメント
中日との直接対決の頭を取れたのは良かったですね、内容も個人的にはナイスゲームでした。
カラシティーは山田のエラーなければQSだったかなという内容だったので次回も期待したいですね。
大下の初勝利は良かったですね、ドラフト2位の即戦力なので勝てなかったら叩かれてしまいますからね。WHIPやKBBの指数がいいので期待もてますかね、ただ大下が打たれる時はオープン戦でもそうでしたが真っ直ぐの球速が140いかないと危険信号ですかね。
近藤と中尾も一時期に比べたら球威が戻ってきてるので状態は普通かなと感じますね。
気になったところは雄平が調子いいですね、逆方向にヒットが出てるので昨年もケガするまでの頃の内容になってきましたかね。フルスイングが持ち味でしたが個人的には雄平は逆方向に打っていた方が結果が良いので無理に引っ張りに掛からないで欲しいですね(代打の連続安打も継続中ですしね)
心配なのは西浦ですね、完全な低めのボール球の変化球に空振りしてるので我慢できるかですかね、この時期にショートを代える訳にはいかないので西浦・中村の下位が守備ともに踏ん張れるかチームの勝利に影響ありそうですかね。
次は石川ですが球数関係なく5回までで後はリリーフ勝負ですね(大下・風張・星・中澤で6、7回を繋げるか)
相手は小笠原ですが前回打ち込んでるので神宮ですし全く点が取れない事はないと思いますが山田・バレンティン・西浦の右打者がカギですかね(畠山の起用もありですね)
> kさんへ
リリーフ陣はこの暑さですから勤続疲労の不安は付きまといますよね。ヤクルトだけではなく他球団も含めて厳しい状況にあるでしょうね。