女子テニスの大坂なおみ(20)=日清食品=が8日(日本時間9日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われた全米オープンのシングルス決勝で、元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を6-2、6-4のストレートで破り、初優勝を飾った。
(産経新聞引用)
時間がないため記事を書くか迷ったのだが、日本テニス史上初のシングルスでの四大大会制覇という快挙であるため、このブログでも記しておきたい。
ここ20年ウィリアムズ姉妹の登場によって女子テニス界は本格的にパワーテニスの時代に突入した。決勝で大坂の相手となったセリーナ・ウィリアムズは36歳になった今でもトップクラスの実力を維持している。そんなセリーナ・ウィリアムズに憧れていたのが大坂だった。大坂もセリーナ同様強烈なサーブとストローク戦で勝負するパワー型のテニスに特徴がある。まだ20歳ではあるのだが、その潜在能力の高さは10代の頃から評価されていた。メンタル面でまだ幼さも残しており、四大大会の制覇までにはもう少し時間がかかるのではないか?との声もあったのだが、そんな声を吹き飛ばすような快進撃で決勝では憧れのセリーナを薮って優勝を決めてみせた。
決勝では審判の判定にセリーナが強く抗議をするという展開になり、会場の空気も異様なものとなっていたのだが、その空気の中でも大坂は最後まで自分のテニスをやり通した。メンタルの弱さを指摘されていた選手とは思えない冷静なプレーだった。試合後のスピーチも大坂の人柄がよく出た感動的なスピーチだった。
ウィリアムズ姉妹が圧倒していた時代は過ぎ去り、現在は新女王の座を多くの選手が虎視眈々と狙っている状況である。今回の全米オープン初優勝により、大坂もその争いの中心選手の1人となることは間違いないだろう。厳しいプロテニス界の荒波の中でも大坂は輝き続ける事が出来るだろうか?テニス界はこの才能を潰してはならない。ポストウイリアムズ姉妹という意味では大坂が一番手かもしれない。
大坂選手本当におめでとうございます。
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