えっ！？マジで！？内海！？

タイトルは、炭谷のFA移籍で西武が人的補償に内海を指名したという第一報を聞いた時の私自身のリアクションである。本当に驚いた。現状としては西武で第2捕手、第3捕手という扱いである炭谷を獲得して、これまで巨人の投手陣を支えてきた内海を放出するという形に納得できる巨人ファンはどの程度いるのだろうか？

冷静に考えるとプロテクト枠が28名しかないため、ここ数年の成績や年齢の事を考慮すると内海がプロテクト漏れする事は致し方ないような気（来年以降にFAで巨人の戻ってくる可能性もあるため…）もしてきたのだが、内海の場合は、敦賀気比高校時代から巨人入りを熱望し、巨人以外指名拒否の姿勢を貫いてきた選手である。オリックスからの指名を拒否してまで社会人に進み、巨人入りした選手なのである。そういった経緯で獲得した選手であってもプロテクトしないのが「巨人」というチームなのだろう。将来的なビジョンということよりもとにかく「今」強いチームを作るという方針なのだろう。

私は原監督に関しては、名監督だと思っており、90年の歪な形だった巨人を変貌させ、新たな常勝軍団を作った監督として高く評価しているのだが、今オフの動きは些か不明瞭である。とにかく来シーズン結果を残さなければならないという思いが強過ぎるように感じる。第1期原政権と第3期原政権で何が違っているかと言えば原監督自体歳を重ねたということなのかもしれない。
来年の巨人は怖いチームである事に違いはない。しかし将来的なビジョンを描けないチームにファンはどれだけついてきてくれるのだろうか？

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P．S　西武に移籍が決まった直後の内海のコメントで「一回りも二回りも大きくなって巨人に戻ってきたい。」というようなニュアンスの言葉があったかと思うのだが、この言葉に内海の複雑な心境が表れているように感じた。


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