ヤクルト11-2巨人
1シーズンに数回はこういったゲームが見たいものである。あの菅野相手に3ホームラン含む12安打を浴びせて、4回途中でKOしてみせた。そして初登板となったスアレスが好投するという最高の展開となった。
菅野に関しては、「ん?」と感じるほどに調子が悪かった。3回に青木の2ランを皮切りに山田哲、バレンティンと3者連続ホームランで4点を奪ったのだが、その後も村上にタイムリーが飛び出し、5点目を奪うと続く4回にもバレンティンのタイムリーで追加点を奪ってみせた。1イニングだけエアポケット的に崩れたわけではなく、初回からずっと調子が悪かった。こんな菅野を見るのはいつ以来だろうか?昨シーズンも4月に神宮で菅野を打ち崩したゲームがあったと思うのだが、その時は開幕早々という事もあり、まだピッチングが噛み合っていないという印象だった。しかし今日のゲームの菅野は明らかにボール自体が走っていなかった。前回の登板では阪神のルーキーの木浪に3ランホームランを浴びていたのだが、勝ち投手になっていたため、特に気にはならなかったのだが、今日の投球を見るとどこか身体に異変があるのでは…と感じるくらいの投球内容だった。敵ながら少し心配になるような出来だった。
菅野の話しはこれくらいにしておいて、ヤクルト打線について触れていきたい。菅野は本調子ではないと感じながらも初回、2回と得点する事が出来ず、嫌な雰囲気になり始めていた3回に今日1番で先発出場となった川端がヒットで出塁すると続く青木が菅野のスライダーを完璧に捉える先制2ランホームランを放ってみせた。チームに勇気を与える一発となった。そして青木の一発に続いたのは山田哲とバレンティンだった。山田哲は菅野の失投を逃さずレフトスタンド中段に運ぶとバレンティンも菅野のインコースのボールをしっかりと捉え打った瞬間それと分かる特大ホームランを放ってみせた。ヤクルトが誇る青木、山田哲、バレンティンというスターが巨人のスター菅野を打ち崩すというヤクルトファンにとってこれ以上ないというような3者連続ホームランとなった。
結局今日のゲームでは青木が4安打、山田哲、バレンティンは3安打2ホームランと大暴れしてくれた。その他にも雄平が猛打賞、村上が4安打と結果を残してみせた。今日のゲームでこれだけ打てるとは想像もしていなかっただけに驚いたし、興奮した。いい形でGW12連戦に突入する事が出来る。
オープン戦時に怪我で離脱し、今日は来日初登板初先発となったスアレスは、試合展開が上手くハマッた部分もあると思うのだが、150キロ前後を記録するムービング系のボールと緩い変化球をミックスさせて巨人打線を抑え込んでみせた。ムービング系のファストボールがスアレスの一番の武器なのかな?と想像していたのだが、思った以上に緩急の「緩」の部分であるカーブやチェンジアップを効果的に使えている事が印象に残った。このボールがあることで打者の芯を外せるだけでなくタイミングもズラす事が出来る。6回で94球を投げ、被安打3与四死球1の無失点という投球内容は十分合格点を与える事が出来る。初登板で強力巨人打線をこれだけ抑えたのだから、次回以降も期待してみたいと思う。
ブキャナン、スアレス、ハフ、マクガフの内、1名は登録抹消しなければならないのだが、その辺りは首脳陣がどのようにやり繰りしていくのだろうか?チーム状態を考えるとハフ、マクガフを外すわけにはいかないため、当分はスアレスとブキャナンで先発ローテの座を争うのか?それとも計画的に回していくのか?注目していきたい。
スアレスが好投して主役が派手に打つという最高にテンションの上がるゲームとなった。
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コメント
まさかの結果。
菅野なんかしらの異変あるのかもと疑う感じはたしかにしました。
あとは、
菅野の神宮との相性。
CSではノーヒットノーラン食らいましたが、シーズンでは1勝しかできていない。
やはり球数を投げさせているところは良かったかとね。
結果でなかったが、東京ドームでの試合もそうだったし攻略するには球数を投げさせることは必要ですね。
スアレス。
今日みたいな投球してくれると、先発投手弱いスワローズにとってありがたい存在。100球限定投手みたいなんで中4日で運営できそう。
スアレス登録登板→中4日→中4日で抹消しリリーフのどちらか(ハフ、マクガフ)を登録みたいな運営ありかも?
個人的にはブキャナン戻ってきたら、マクガフ落として、代わりに大下をリリーフにしてがベターかな?と。
マクガフ、ハフにしても疲れてきて打たれてきたので、休ませる意味でも1度落とすのありかと。
1つ首脳陣に不満。
石山を9回に投げてさせてほしかった。
土曜以来投げていない中4日。明日は試合ない。
調整登板させてほしかったし、試合勘もなくなり肩が軽くなってケガのリスクでてくるし、どうだったのか?
最後にまったく関係ない話。
G。宮本、水野両投手コーチベンチに入ってたが、ブルペンどうしていたのかね?相川がベンチにいなかったので、ブルペンにいたのかな?と。
菅野相手に大勝とは野球はやってみないと分かりませんね(菅野は球威がなかったですね)
初登板のスアレスは球威がありましたね、特に右打者へのツーシームが効いてたので外が遠く感じるのかなと、この内容なら初対戦の相手は手こずるでしょうね。
課題はスタミナでしょうかね(100球が目安ですね)
スアレスとブキャナンを交互に登録抹消で入れ替えるやり方は仕方なしですね(現状ではハフとマクガフは落とせないですしね)
次は七連勝中の広島ですが菅野をKOしてヤクルトの方が勢いがあると見ていますし苦手の大瀬良が投げないのは大きいですね(苦手菅野の呪縛から開放された感があるので)。
現状の広島は投手が頑張ってますが打線は昨年までの恐さがなくなっているので小川・石川・高梨が相手より先に点をやらなければヤクルト優位に試合を進めらると思いますね(本当に先発がマシなら、もっと勝てる確率が上がるんですよね)
相手は床田で好調ですが左の披打率が悪いので川端・太田を起用して欲しいですね(1番は太田、6番に川端)
最後に村上の4安打は、ますますの期待を感じさせますよね(菅野から打ってますし左からもヒットしたのは成長してますよね)GWで村上がどこまでやれるか期待しながら見ていきたいですね。
> タラちゃんさんへ
スアレス良かったですよね。しかし私の中ではブキャナン>スアレスという評価をしているため、この辺りの運営は中々難しくなりそうですね。ブキャナン、スアレス2人を1軍に残して、マクガフ、ハフのどちらかを一旦落とすということもあり得そうですね。
> kさんへ
首脳陣が我慢できるだけの数字を残し続けながら試合で成長を続ける村上の存在は頼もしいですね。疲れが溜まり始めるであろうGWも結果を残し続けられますかね?楽しみな存在が出てきましたよね。