山田哲も離脱か…今日は勝ったけど…明日からどう戦えば良いのか…

ヤクルト3-1巨人

山田哲が2回の守備から退いた。5月に入ってから調子を崩し、私自身もこのブログでアクシデントが起きている可能性があるのではないか?という主旨の記事を書かせてもらっていたのだが、その不安が的中する形となってしまった。おそらくではあるのだが、今日突然痛めたのではなく、違和感を感じながらもプレーを続ける中で悪化してしまったということなのではないだろうか?
坂口、バレンティン、石山、上田、廣岡が離脱し、青木も体調不良で欠く中、山田哲までいなくなってしまっては…相当厳しいと言わざるを得ない。

それでも今日のゲームに関しては、首位巨人に競り勝てたためまずは今日のゲームの事を書いていきたいと思う。

石川雅規
・1回ローテを飛ばして、今日のゲームのために準備して来たと思うのだが、今日のピッチングは緩急を自在を使い分ける見事な投球だった。シンカー、チェンジアップで打者のバッティングをギタギタに崩す投球術はベテランならではある。5回66球で降板となったのだが、現状最も石川が活きる起用法がこの辺りの球数になるのだと思う。たの先発投手は100球が基本となっている事が多いのだが、石川は80球辺りが目安となるだろうか?このくらいの球数であればまだまだやってくれそうである。芸術的な投球で巨人打線を抑え込んでの今シーズン初勝利ということで石川らしさ満載の投球となった。

マクガフ、ハフ
・今日はマクガフが2イニング、ハフが1イニングを任された。リリーフとして様々なシチュエーションで投げまくってくれている。石山を欠き、近藤も本調子でない中でこの2人は本当によく投げてくれている。助っ人外国陣選手ならではのタフな起用法となっているが、ベンチの期待にしっかり応えてくれている。今のチームにはマクガフもハフも絶対に必要である。

梅野雄吾
・坂本に一発を浴びたし、その後も一打同点、一発が出れば逆転サヨナラ負けとなるピンチも招いたのだが、それでも強い気持ちで攻め続けた梅野にはクローザーとしての未来を見る事が出来た。最後の場面でマルティネスに対してストレート一本で攻め抜いた場面は見事だった。

村上宗隆
・もう疑いようがない。彼は逸材である。今日の一発は昨シーズンヤクルト打線が苦戦し続けたサウスポーメルセデスの高目のストレートをレフトスタンドに運んでみせた。左手でしっかり押し込む事が出来た村上らしいホームランとなった。各球団のバッテリーがかなり警戒していることが伺える。11日のゲームでは、2アウトランナーなしという場面で最後は敬遠気味に歩かされる場面があったのだが、もし山田哲が離脱となってしまうと、村上を6番に置いても相手に勝負を避けられるようになってしまう可能性が高い。その場合は、4番村上で良いと思う。3番青木、4番村上、5番雄平という形で打てる打者を並べるのが最も得点力が増すように感じる(青木がすぐに試合に復帰できる事が前提ではあるが…)。将来を見据えて起用するという事ではなく、今のチーム事情を考えての4番起用である。

塩見泰隆
・昇格即スタメン起用となった。今日はそれ程いい当たりではなかったが2ベースヒットも飛び出した。これだけ主力に離脱者が出ているのだから塩見にはやってもわらなければ困るのである。もう失うものはないという思いで攻め抜いてもらいたい。今のチーム状況を考えると塩見の爆発力に賭ける他ないと思う。当分スタメン起用になるのではないだろうか?

太田賢吾
・サードも、ショートもセカンドも破綻なく守れるのがまずありがたい。試合中のポジション変更も難なくこなすところにセンスを感じる。本当に良い選手を獲得してくれた。今日のゲームでは貴重な2点タイムリーヒットも放ってみせた。バッティングに関してはまだ非力さも感じるのだが、今はコンタクト率を高める事で精一杯なのだと思う。1軍での打席数が増える事に比例して数字も残せるタイプの選手だと思う。

河田コーチ
・5回の2アウト1塁で西浦が左中間に2ベースを放った場面、1塁走者の雄平に対して迷う事なくホームに突入させたのだが、結果は本塁で憤死となってしまった。しかしこういった攻めの走塁は絶対に必要である。場面とチーム状況を考えると今日の判断は間違っていなかったと思う。丸、坂本のノーミスの中継プレーの前に得点することは出来なかったのだが、積極的な走塁でとにかく1つでも先の塁を目指してもらいたい。そのために河田コーチに担ってもらう部分は大きくなりそうである。

ベテラン、助っ人、若手が噛み合い、主力の穴を埋めるナイスゲームとなった。しかし明日からもペナントレースは続いていく。いまの戦力では流石に厳しい。どうやって戦っていけば良いのか小川監督を始めとする首脳陣も悩んでいるはずである。しかし今日勝つ事が出来たため、明日に関しては、もし山田哲、青木が無理をすれば出場できる状態であったとしても休ませて良いと感じる。明日はとりあえず先発の高梨をはじめとする投手陣の奮起に期待したい。

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コメント

  1. k より:

    よくこのメンバーで勝ちましたね、痺れました。
    試合の方は石川が無失点で抑えたのが全てでしたが青木不在・山田離脱で巨人の情けもあり前日の打ち疲れと大振りのおかげで石川の術中にハマったかなと。
    村上に関してはこの時期に二桁本塁打とは凄いとしか言いようがないですね、逆方向に打てる日本人打者はなかなかいないですよね。抑えの梅野も厳しい場面と石川の勝ちという場面で肝っ玉座ってるな感じましたね。明らかにこの二人と高橋奎二は数年後のヤクルトを支えていくでしょうね(4番は村上、抑えは梅野も、左のエースは高橋で)
    山田は脇腹なのでおそらく抹消でしょうね、これで開幕1~4番がいなくなり抑えも不在になりましが良い機会ですね。
    遅かれ早かれ今の高齢化した主力は数年後にはいなくまりますし(山田はFA)チーム順位うんぬんではなく世代交代は待ったなしですから25才以下の若手はチャンスですね、塩見・太田・渡辺・宮本・山崎・廣岡あたりが出てこないといけませんよね。塩見はこれで出場機会は増えてもっと打席で落ち着くだろうし山崎も2年前の後半はスタメンで出てて経験はありますし渡辺・宮本も打撃でいいもの見せ始めていますからチームの勝ち負けより自身の成績のみを優先にプレーしてもらいたいですね。
    巨人に1つ勝てましたが次は山口でそうは上手くいかないので得点能力は間違いなく落ちますから3点勝負でしょうね、高梨がQSして守備のミスをなくして村上・雄平の前にランナーを出せるかですね。
    3番は西浦で宮本がスタメンでサードでしょうかね。負けは覚悟でチームで粘って欲しいですね。

  2. タラちゃん より:

    だいたい言いたい事言われてしまっている(笑)。

    梅野-中村バッテリーは亀井のところ、2-3から冷静にボール球OKで投げたのはあとのバッター考えて正解。
    クローザーならば長く間を持って自分の間で投げても良いし、計算して誰と勝負して誰と避けることをしても良いし、それくらいの強かさを持ってほしいね。

    坂口ファームでレフト起用なんで、
    来週のマツダはわからないが、週末の神宮ベイスターズ戦からは行けそうね。

    最後に、
    山崎2番か。打線に谷つくってはあかんのにね。
    ドラゴンズ2番大島とかファイターズ大田とか、Gは坂本か丸。打てる選手を固めるほうにしてほしい。
    調子良いチームの2番は打てる選手。調子悪いチームはバントマン(つなぐ選手)置いているはずですよ。
    西武なんて典型的。源田でもどうかと思うが、木村とか置いてしまってオワコンですよ。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    この2試合は若手のプレーを見るいい機会にはなりましたよね。村上だけでなく、今日は太田、山崎が貴重な役割を果たしてくれましたね。

  4. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    本当は攻撃的な2番打者を置きたいと考えていると思うのですが、現状適任者がいないのではないでしょうか?また山崎ー井野ー投手という下位打線の並びは厳しいですしね…

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