ヤクルト7-2広島
昨日のヒーローは村上だったのだが、今日のヒーローは中山と高橋である。大卒ルーキーと高卒4年目左腕の競演である。2人とも全力でプレーする姿が気持ち良い。
今シーズンの村上のブレイクは予想外だったのだが、ルーキーの中山がまだ短期間とは言え、1軍でこれだけの結果を残すことは私の中では、村上以上に予想外である。ドラフト指名時にもこのブログで「中山は思った以上に評価が高くて驚いた。マッチョマン体型でいかにもパワーがありそうな雰囲気である。守備、走塁で魅せるタイプの選手ではないため、とにかく打撃技術の向上に努めてもらいたい。法政大学での4年間でパワーだけではなく打席での対応力が付いてきたからこその2位指名だと考えられる。プロの投手が投げるボールにアジャスト出来るようになってからが勝負である。自分の長所を見失わずにプレーしていってもらいたい。」と書かせてもらった。「プロの投手のボールにアジャスト出来るようになってから」という部分については、1軍の投手ということではなく、まずは2軍の投手のボールにアジャスト出来るようになることが必要だと思い書かせてもらったのだが、中山は1軍のゲームでしっかり結果を残している。
正直硬さを感じる打撃フォームを見ると1軍クラスの投手には翻弄されてしまう画しか浮かばなかったのだが、中山はしっかり振り切りながら、ボールにコンタクトする事が出来ている。バットコントロールの良さなのか?スイングスピードの速さを活かしてボールを最後まで呼び込めているからなのか?読みの鋭さからなのか?分からないのだが、今の所は1軍でもしっかり数字を残してみせている。今日は広島先発のジョンソンから試合の流れを呼び込む3ランホームランを放ってみせた。外のストレートにしっかり反応すると打球はライトスタンドに飛び込んだ。中山自慢のパワーを存分に活かしたバッティングだと感じたが、ここ数試合の活躍ぶりは中山がただのパワー自慢ではない事を物語っている。私はメジャーの試合は最近は全く見れていないのだが、メジャーリーガーや外国人選手のような日本人離れしたバッティングスタイルである。
19歳の村上と22歳の中山。若き長距離砲が2人同時に現われたことは、チームにとって大きなプラスポイントとなりそうである。
投手では高橋が前回の登板同様、打たせて取るピッチングで6回を2失点にまとめ、2勝目を上げてみせた。前回の登板時にも書いたと思うのだが、高橋が勝つとすれば圧倒的な投球を披露するときだと思っていたのだが、前回、今回と新たな引き出しを見せてくれている。今日のゲームでは状態の悪い広島打線から3つの併殺打を奪ってみせた。緩急を上手く使う事が出来るようになってきており、変化球でタイミングをずらすことに成功していた。6回で86球という球数も高橋にしては上出来の数字である。ランナーを許してからも粘る事が出来ており、徐々に進歩してきていると感じる事が出来る。ジョンソンに投げ勝った事を自信にしてもらいたい。
中山も高橋も自分のストロングポイント以外の部分でも自分が出来ることを必死に行なおうとする姿がある。4回に石原のフィールダーズチョイスを誘うこととなった高橋の走塁など見事だったと思う。若手選手の全力プレーはファンとして好感が持てる。
P.S 中山を見ていると法政大学の先輩に当たるG.G.佐藤の若かりし頃と似ているかな?と感じる部分があります。たまたま現地で観戦した試合でカブレラの隣でノックを受けていたルーキーだったG.G佐藤がカブレラに見劣りしないような体格だった事をうっすらと覚えています。守備、走塁は得意ではなくとも全力でプレーする姿がファンの心を掴んでいましたよね。パワーを存分に活かしたバッティングもどこか雰囲気が被るように感じます。
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コメント
3連勝は素直に喜びたいですね。
まず高橋ですが四球が少ないと勝てる確率も上がりますね、変化球でストライクを取れるかが高橋のバロメーターなのかもしれませんね(次は初の中5日ですかね?ちょっとフィジカルとスタミナ心配ですけど)
この広島戦は中山が良い働きをして連勝に貢献しましたね、打撃フォームは上半身の力だけって感じで理にかなってないですが外国人選手と同じなので、このまま変えない方が相手は嫌がるでしょうね(体が固そうなので内野は無理そうですね、外野だとバレンティン・雄平・青木・中山で誰かをずっと出すのではなくてターンオーバー制にしてもらいたいですね)
それとこの3連戦は併殺が凄い取れてるのが勝因かもしれませんね、特に吉田と広岡は打てませんが守備の貢献が高いので失点を防げてると思いますね、西浦・太田が戻っても守備力を考えたらこの二人は二軍には落とせませんね(この試合も鈴木誠の5-5-3は吉田は冷静に判断してましたし前身守備での広岡が打者走者をアウトにしたプレーは評価したいですね)
次は当面のライバルの中日ですが例の応援歌の件でチームがギクシャクしてるように感じるので勝てるチャンスが広がってますね(4月も審判の名指し批判で中日のチーム状態が悪くなった時もありましたしね)
ヤクルトも広島も選手の調子というよりチーム全体の雰囲気やネガティブな気持ちになると急に勝てなくなるんだなと感じますね、特に最近はSNSの発展とマスコミなどの対応で精神的に崩れてしまうケースが増えたかなと、昔のプロ野球に比べたら勝てなくなると何をやっても上手くいかず一度勢いづくと止められないのですね(ベンチにムードメーカーは必要かもしれませんね)
カード頭は山田大が先発ですが個人的には彼が後半のカギかなと思ってますしローテに定着して欲しい願望もあるので何とかQSですね。打つ方は山井と相性いい山田哲がポイントですかね。
中山は思った以上に打てますね。法大からヤクルト入りした稲葉の1年目の成績くらいにいけますかね。バレンティン復帰後にどうするか、雄平も当たりが出てきているので首脳陣も外野の布陣が悩ましそうですね。
二番吉田大成だけは納得いかないです。いい打者は打順を並べてこそ意味がある。二番青木というように打順繰り上げた方がいいです
中山がここまで早くアジャストするとは驚き!
ファースト中山、サード村上も考えてほしいけどね。
ファームには濱田いるし、野手も面白い選手増えてくたからこそ、サード、ショートを何とかしたら山田哲人いなくなったとしても野手天国の神宮をホームにしているのですから、
上手いこと育ってほしい。廣岡、塩見、奥村などもそうですし、怪我の太田や西浦なども。
坂口がファームでも調子が上がってこないのがどうしても1番打者不在の影響でているので、なんとか復活してもらいたいものですが。ああ見えて野球観の良い考えながら打席立てる選手なんでね。
高橋は果たして中5日挑戦するのか?気になるところ。
スライダーなど変化球でそこそこストライク取れるようなら、相手としてはあの球威ですから嫌だろうね。
ある意味、
5月中盤から苦しんだことで、若手チャンスもらったことが良い感じになってほしいものね。
廣岡が地味に少しづつ四球を選べるようになって来ました。もう少し様子見て、継続できているようであれば、一番を廣岡にして青木を二番、山田を三番に戻すのも面白いかもしれません。
> kさんへ
今シーズンのセリーグは、1つの勝ち、1つの負けで大きく流れが変わる事が多いですね。巨人は秋田での連勝で一気に流れに乗った印象ですね。
ヤクルトは最下位ですが、これだけ野手の名前を挙げられると言うのが嬉しいですよね。
> 超匿名さんへ
そういえば稲葉もルーキーイヤーは今頃から試合に出始めましたかね?稲葉の数字は一つの基準になりますかね?
> saboさんへ
うーん。ここは難しい所ですね。私は1番山田哲をいつまで続けるのか?という部分が気になっています。2番吉田に関してはまだまだ定着していませんし、日替わり状態かと思います。
> タラちゃんさんへ
最下位に沈んでいますが若手の頑張りが目立ちますよね。
坂口は苦しんでいますね。やはり骨折の影響がまだまだ残っていますかね?
> JEF九郎さんへ
ここまで大きく破綻することなく守れていますし、スタメンに名を連ねると長打力がある分相手も嫌だと思うんですよね。それだけに廣岡には頑張ってもらいたいですよね。