田川初勝利!廣岡2発!

ヤクルト8-7広島

内容的には8-0から8-7まで追い上げられるという今シーズンの悪夢のようなゲームを改めて見なければならないのか?と感じてしまうようなゲームとなってしまったのだが、プロ7年目の田川に初勝利が付いた事と廣岡のロマン溢れる逆方向への特大ホームラン2発は来シーズン以降を考えたときに非常に意味のある出来事となった。

田川に関しては、雨で投げる予定だったゲームが流れることもあり、久々の登板となったのだが、ようやく結果を出してみせた。2軍で結果を残して臨んだ8月24日のゲームでは結果を残せなかったのだが、この日は、角度のあるボールを上手く活かし、5回2/3を被安打7与四死球2の1失点で抑え、自分の力でプロ入り初勝利を手繰り寄せてみせた。
序盤3回まではピンチの連続だったのだが、この3イニングをしっかり粘りきり、無失点で終えたことが勝利に繋がったのではないだろうか?パッと見良さが分かりづらい部分もあるのだが、変化球でもしっかりカウントを奪えるようになった事が田川の成長を示している。ここから徐々に自分のピッチングというものを構築して行けば良いと思う。1軍の先発投手として最低限のスキルは身に付けた事を感じる事が出来た。来シーズンはしっかり先発ローテーションとして投げるだけの力は持ち合わせていると思う。ウイニングショットが出来上がればロッテの二木のような投手になれるのではないだろうか?プロ7年目とはいえまだ25歳、これからが勝負である。

そしてこの試合6番ショートでスタメン出場を果たした廣岡が塹江とレグナルトからそれぞれ2ランホームランと3ランホームランを放ち、2安打2ホームラン5打点と派手に活躍してみせた。ショートの守備は相当不安なのだが、飛距離の出るバッティングは魅力的である。高校時代からメジャーリーガーに憧れているという話しは聞いた事があったのだが、本当にメジャーリーガーっぽい打球を放ってくれる。ルーキーイヤーに当時の2軍監督だった宮本賢治監督が廣岡のことを「この選手を育てられなかったら首脳陣の責任。」というようなコメントを残していたような記憶があるのだが、このバッティングを見せられると玄人目にも素晴らしい潜在能力を持った選手だと感じるのだろう。
理想は大型ショートとして将来メジャーリーガーを狙えるような選手になることなのだと感じる。守備も粗く、打撃もスランプが長引くなどまだまだ不安要素は沢山あるのだが、これからの成長を楽しみに待ちたいと思う。この2年間小川監督や宮本HCに鍛えられた部分がいつか花開く事を期待したい。

P.S 山田哲は2連続盗塁失敗となってしまいましたね。しかしこの日の盗塁も山田哲自身はほぼノーミスだったと感じます。非常に微妙なタイミングでしたね。

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コメント

  1. k より:

    まさか8-0から負けるのかって思ってしまうゲームでしたね(勝って良かったですけど)、いったいセーフティリードは10点ないとダメですかね??
    田川の初勝利はいろんな意味で嬉しい限りですね、長身から投げ下ろすタイプは今のヤクルトにはいないタイプですから来年に大化けしてくれたらですね。
    以前に比べたらフォークが少なく球速も143.4位でそんなに出てませんが広島打線が差し込まれてフライが多かったのは真っ直ぐの質がよくスピンが効いてるんでしょうね(上原と自主トレした成果なのかもしれませんね)
    課題は立ちあがりと経験ですかね、あと1試合は登板あると思いますが田川の角度あってスピン効いた真っ直ぐはそうは打たれないと思うので自信を持って投げて欲しいですね。
    それと先発マスクが松本だったので二軍で田川の特徴も分かっていましたから良いリードをしていたかなと、個人的に松本と中村の違いは松本の方は組み立ての違いにありますかね。松本はストライク取れる球がなくても1試合通しての組み立てを考えてるので変化球や真っ直ぐでもストライク取れる球を簡単に要求せずにボール先行でも我慢するリードで、中村はストライク取れる球を優先にしてストライク先行するタイプかなと、なので中村は使える球と使えない球を切り捨てるので三回り目くらいにリードの傾向が出て投手が捕まってしまうのかなと。
    ただ終盤のリードは中村の方が経験あるのでまだまだ松本は経験不足で、この試合でも終盤に六点も取られたように松本の課題は終盤のリードでしょうね(見ると追い込んでから、ほとんど変化球でインサイドを怖くて使えないんでしょうね)ただ来年に向けて松本の成長があれば中村・松本の二人体制になれば戦力的にも大きなアップに繋がっていきますから捕手層に厚みを持たせて欲しいですね。
    あと広岡は風があったとはいえ逆方向に2打席連発は魅力的ですよね、最初のノーヒット記録が無ければ率も230位は打っているとは思うので、もし1年通しで出ていたら20本塁打は行くんでしょうね。
    問題は守備位置でショートで固定させるのなら20失策はしそうですから我慢て起用できるかですかね、サードでも15失策はするでしょうけど来年の広岡は守備次第でその後のプロ野球人生が変わりそうですね(個人的には日ハム時代の陽のようにセンターにコンバートしてからレギュラー取ってブレイクした姿が被るんですよね)

  2. タラちゃん より:

    田川は前にプロ入り初先発のときにフォアボール出さずに逃げなかったことがここで勝ち投手っていうのに返ってきてくれたのかな?
    身体が大きいですし、球持ちも良さそう。
    来年は中10日空けての15回先発登板で目標は100イニング。
    田川みたいな投手を3人つくれることが上位に入るかのカギ。

    それはすでにパリーグででていて、
    パリーグの規定投球回数超えているのは、
    有原、千賀、山岡の3人のみ。
    もう多人数でイニングを食う。ペース配分考えての長いイニングっていうのは厳しい。
    っていう前提で極論、第1先発、第2先発みたいな形もアリなのかな?もしくは中10日登板抹消みたいな投手を増やすとか。

    廣岡は何とか2桁HR打って、今後どうするのか?
    村上か廣岡のどちらかを外野に回すなどの動き。
    もしくは山田哲人移籍後のセカンドっていうのまで考えておくほうが良さそうです。

    チーム作り直しで3年後かな?
    昨年みたいな1年だけ良いっていうのよりは徐々に結果出たほうが良いかと思う。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    田川も廣岡も試合に出るからには自信を持って試合に臨んでもらいたいですよね。

    廣岡のポジションは首脳陣がどう考えていますかね?

  4. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    若手が上手く育ってくると面白いチームになりそうですね。しかし今の時代、あっと言う間にチームは移り変わっていってしまうので、3年計画でチームを作るのも中々難しいですよね。私はあくまでも毎シーズン優勝を狙ってもらいたいと思っています。

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