今日は「2019ヤクルトのドラフト(1)」で2番目のポイントとして挙げさせてもらった「守備名人の二遊間」について触れてみたい。このポイントについては普段アマチュア野球をそれ程見ていない私のようなものが選手を挙げるのは正直難しいものがある。そこで雑誌を見たり、ネットを見て情報を集めるのだが、やはりプロの二塁手、遊撃手と対等に渡り合えるような選手というものは中々見付からないものである。
そこで今日は番外編のような形になってしまうのだが、私の最も古い記憶が残る、平成元年のドラフトから昨年のドラフトまででとにかくドラフト時に守備の評価の高かった遊撃手、二塁手にどんな選手がいたのか振り返ってみたいと思う。とは言っても平成元年は私が小学校1年時であるため、今とは情報量は比べものにならない程少ない事を念頭に置いて記事を読んでもらいたいと思う。また私が挙げなかった選手でもこの選手の守備はアマチュア時代から高く評価されていたという選手がいれば教えてもらいたい。
H2年 西武 ドラフト2位 奈良原 浩(青山学院大)
H2年 近鉄 ドラフト2位 水口 栄二(早大)
H3年 阪神 ドラフト2位 久慈 照嘉(日本石油)
H6年 ヤクルト ドラフト2位 宮本 慎也(プリンスホテル)
H8年 ロッテ ドラフト5位 小坂 誠(JR東日本東北)
H13年 オリックス 自由枠 平野 恵一(東海大)
H16年 ヤクルト 自由枠 田中 浩康(早大)
H16年 横浜 4巡目 藤田 一也(近大)
H17年 阪神 高校 4巡目 前田 大和(樟南高)
H17年 広島 大・社 3巡目 梵 英心(日産自動車)
H18年 楽天 大・社 5巡目 渡辺 直人(三菱ふそう川崎)
H20年 日本ハム ドラフト5位 中島 卓也(福岡工)
H23年 オリックス ドラフト1位 安達 了一(東芝)
H23年 広島 ドラフト2位 菊池 涼介(中京学院大)
H23年 西武 ドラフト4位 永江 恭平(長崎・海星高)
H26年 阪神 ドラフト5位 植田 海(近江高)
H28年 巨人 ドラフト1位 吉川 尚輝(中京学院大)
H28年 中日 ドラフト2位 京田 陽太(日大)
H28年 西武 ドラフト3位 源田 壮亮(トヨタ自動車)
H29年 巨人 ドラフト8位 湯浅 大(健大高崎高)
適当にざっと拾ってみたのだが、それでも30年間で20人である。かなり適当に拾っており、プロ入り後の活躍ありきで拾ってしまっている選手もいるかもしれないが、こんなところだと思う。特に守備の評価が高かった印象が残っているのは久慈、宮本、小坂、平野、藤田、大和、渡辺、菊池、永江、吉川、京田、源田辺りである。こうして見てみると高卒の遊撃手、二塁手でとにかく守備に特化して評価が高かった選手は主力になる確率はかなり低いということになりそうである。
今年の守備名人と言えば上野(京都国際高)、近藤(西日本短大付属高)の名前がよく上がるのだが、ヤクルトをはじめとする各球団に指名されることはあるだろうか?なかなか険しい道のりにはなりそうである。
それにしてもやはり守備で評価されていた大学、社会人の選手は入団当初はバッティングで苦労していた印象が強い選手も多いですが、守備では入団当初からプロの中でもそれなりの力を持っていた選手が多いと感じます。名手ばかりですね。
皆さんはアマチュア時代に守備が上手くて印象に残っている選手はいますか?
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コメント
野手の守備や打撃というのは徐々に熟成していくものでしょうかね。
大学社会人で、名手と言われた人の方が安定している気がします。
今年はどうしても欲しいという選手はいませんね。こういう年に、掘り出し物がいるのかもしれませんが。
内野なら右、外野なら左打ちで高校生でも守備のいい選手は欲しいところですが。
及川の評価が高いのは、寺島のように勘違いせず、素材型としてしっかり育てて貰えるのではないかという期待込みのような気がします。
> パインさんへ
野手の守備、打撃はやはり徐々に熟成されていくものなのだと思います。
掘り出し物を探し当ててくれることを願います。