ヤクルト9-5広島
5点のリードを奪いながら、高橋が3本のホームランを浴び、5回で4点を失い、7回にマクガフが鈴木に同点打を許した時点で、今日のゲームを落とすと、昨シーズン同様長いトンネルに入ってしまうことを覚悟した。1つ勝つことは簡単ではない。それでもその裏途中出場の井野の3ベースからチャンスを作り、廣岡の犠牲フライ、坂口、塩見のタイムリーで3点を勝ち越し、8回、9回は清水、石山が無失点で締めてみせた。決して内容は良いとは言えないゲームではあったのだが、こういうゲームを1つでも多く拾っていくことも大事なことである。選手にもファンにも昨シーズンや2017年シーズンのトラウマが残っているだけに、とりあえず連敗を4で止めたことに安堵している。
先発の高橋は前回の登板で8回無失点と好投しており、2試合続けての好投が期待された。3回までに5点の援護をもらい、このままスイスイ行ってほしかったのだが、4回に松山にソロ、菊池涼に2ランを浴び、雲行きが怪しくなると、5回には長野にもソロホームランを許し、結局5回4失点でマウンドを降りることとなってしまった。5回で107球を擁しており、いつもの高橋に逆戻りと言った内容の投球となってしまった。正直立ち上がりからボールが上擦り、コントロールに苦しんでいる姿が見られたのだが、それでも3回まで無失点で抑え、味方打線がリードを広げたため、高橋自体にいい流れが来ているのかな?とも感じたのだが、そう上手くは行かなかった。「勝てる投手」になれるまでの道のりはまだ長そうである(今でも凄いボールを投げる投手ではあるんですけどね…)。
リリーフ陣は6回から長谷川ーマクガフー清水ー石山と繋いだのだが、7回に登板したマクガフが前回の登板時と同様に踏ん張り切れず、鈴木に同点タイムリーを浴びてしまった。梅野が登録抹消となっているため、この場面はマクガフを使わざるを得ないというのがチーム事情である。何とか復調してもらいたい。
打線は初回に坂口のヒット、塩見の送りバント、青木のタイムリーヒットと流れるような攻撃で先制点を奪うと、2回は6番で起用された西田の2ベースからチャンスを作り、坂口のダブルプレーの間に1点を追加してみせた。一塁走者だったエスコバーの冷静な走塁が印象的だった。3回は塩見、青木の連打からチャンスを作り、西田の2点タイムリーと相手エラーで1点を加え、一旦は試合を決めかけたのだが、ここから追いつかれてしまった。
それでも7回に冒頭にも書いた通り、途中出場の井野の3ベースからチャンスを作り、廣岡の犠牲フライで勝ち越しに成功した。ここのところ廣岡は打席でボールがよく見えているように感じ、今日も最低限の仕事をこなしてくれた。評価できる犠牲フライになったのではないだろうか?
その後坂口、塩見にもタイムリー2ベースが飛び出し、今度こそ試合を決めてみせた。
山田哲が離脱し、まだ戻れないだけに長打も期待できる塩見、廣岡には何とか結果を残し続け、高津監督が起用しやすい状況を作ってもらいたい。
このゲームを落としていたら…と考えるとゾッとする。たかが1試合なのだが、1試合以上の意味合いを持つ試合というものはシーズンに何試合か存在するものである。もちろんそういったゲームはシーズンが終わり、振り返ってみてこそ分かるものなのかもしれないが、今日の勝利がそういった意味合いを持つ勝利になることを願いたい。
P.S 塩見の送りバント2つはサインですかね?自らの意思でセーフティー気味に敢行したのですかね?初回から普通に送るのなら2番に塩見を置く必要はないかな?と思ってしまうのですが…
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コメント
同一カード3連敗を防いだ。そして負けていたら借金1なのが貯金1に戻したのは本当大きい。
本当はもっと楽勝な試合しないといけなかったが、
カープがリリーフ陣の手詰まりにすごく助けられました。
井野もナイスだけど、廣岡はよく犠牲フライしっかり打てたし、
カープの雑な采配がでてくれた。
7回2アウト2塁坂口。次の打者塩見。
ここ敬遠して塩見勝負されていたら嫌だったなと。
結果坂口タイムリー、塩見つないで、もう1点と3点差にできたのは大きかった。
あとは西田大丈夫かな?
熱中症っぽかったので、まずはしっかりと休んで今日から備えてほしい。
塩見の2バント。サインと思いますよ。
火曜かな?
エンドラン空振りしたの見て、明らかに打撃のコンタクト力と集中力をベンチが信頼、信用しなくなり、サインでしばるようになりましたね。
サインでしばることで彼に迷いなくなり、身体能力で何とかカバーするそんな感じにしたのかと。
あとは2番でなく6番、7番でフリーで打たせたほうが怖いのかな?塩見は。
そういや髙橋抹消。来週5連戦で1回飛ばすのか?
これ、ブログの題材にリクエストなんですけど、
昨日の読売の増田のリリーフ登板についてお願いしたいところ。
感想含めて。
みなさんが仰るとおり、地獄の蓋が開いて半身を引き摺り込まれた状態だと思ってたので、なんとか切り抜けられてホッとしてます。
どちらかと言うと最近の負け試合と比較しても、内容は昨日の方が良くなかったと思うのですが、勝負のあやですかね。いづれにしても下を向かずに集中して臨み続けてくれている姿に、組織として昨年までより機能している感じを受けます。そのお陰で勝利が転がり込んできた気がします。
個人的には凄く気になっていた坂口が大活躍だったこと。清水が一昨日の件があった中、一層気合が入っていた様子だったのが嬉しかったです。
打線の話題ですが、二番は山田の代役をまんま置きたいというイメージがあるんですかね。〜要するに相手にプレッシャーを掛けられて、且つ足も使えるような。どちらかと言うと、今だったら廣岡の方が可能性あるような気がします。完全に落ち目な西浦はともかく、宮本・塩見・山崎との併用が難しいですが。(こう考えると、村上が守備力向上して三塁を任せられるのは物凄く大きいですね。)
あと、私も巨人増田選手の件のご感想は気になります。もし可能なら簡単にでもお聞かせください。(個人的には“アリ”だと思いますが、うちにそんなこと出来るような器用な選手がいるのかが疑問という感じです。*雄平があと5歳若ければ。)
タラちゃんさんへ
広島のリリーフ陣の層の薄さに助けられた部分はありますが、大きな1勝となりましたね。
高橋抹消なんですね…少し気になります。
JEFさんへ
決していい内容のゲームではなかったですが、やはり白星というものが一番の薬になりますよね。
2番に塩見を置くのであれば山田哲の代役的な形かな?と思うのですが、初回からバントさせましたからね。それなら今日のように2番エスコバーという策もありかと思います。