ISHIメーターが動き出す。171→172へ。

ヤクルト5-3DeNA

開幕投手を務めながら中々勝ち星を得ることが出来なかった石川がようやく勝利を手にしてみせた。9回に石山が1点を返され、その後もピンチが続いた場面では、「今日もダメなのでは?」とかなり焦ったが、最後は石山が粘ってみせた。通算171勝で足踏みしていたのだが、ようやく数字を動かすことが出来た。

今日の石川は初回から石川らしく両サイドを丁寧に突く投球を披露し、5回まで強力DeNA打線を1安打無失点で封じてみせた。6回は2アウトから梶谷、神里にタイムリーを浴び、2点を失ったものの5回2/3を被安打4、無四球の2失点という数字は十分勝利投手に値する数字であり、自力で掴んだ初勝利という言い方も出来ると思う。
今シーズンの石川はコンディション不良による離脱はあったものの、特別調子が悪いという印象はなく、今ある力を出し切った中で勝利が遠かったという印象である。1つも勝ちに恵まれていなかったことから6回にタイムリーを2本許してしまった場面は、一瞬ヒヤッとしてしまったのだが、ある程度勝ちが付いていれば、ソトの場面も続投した可能性もあると思う。ここから1つでも2つでも勝ちを積み上げてもらいたい。ルーキーイヤーからの19年連続勝利&40代での勝ち投手ということで1つの歴史を作ってくれた。「ISHIメーター」なるものがあるかどうかは分からないのだが、ようやく数字を動かすことが出来た。見事な投げっぷりだったと思う。

リリーフ陣は6回の嫌な流れを、これまで何度か石川の勝利を消してしまっていた梅野がしっかり止めると(山田哲のファインプレーではあったが。)、その後はマクガフー清水ー石山と盤石のリレーで石川に勝ちをプレゼントしてみせた。冒頭にも書いた通り石山の投球内容には焦ってしまったが、しっかり試合を締めくくったのだからそれで良しである。

打線は初回に山田哲の犠牲フライで先制すると3回には山田哲のタイムリーと村上の3ランホームランで大きな追加点を奪ってみせた。勝利のない石川に対して大きなプレゼントとなった。村上の3ランは、外角のボールを逆らわずにレフトスタンドに運ぶというある意味で村上らしさを感じる一発となった。こういうバッティングで逆方向にホームランを放てる打者は12球団を見渡しても中々いないはずである。このバッティングが出来るからこそ、相手バッテリーは配球に苦心し、勝負しきれない場面が目立つのだと思う。素晴らしいホームランだった。

とにかく石川に1つ白星が付いたことを喜びたい。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     ISHIメーターいいですね。止まっていた時計の針が動き出した感じですかね。実はラストイニングしか中継を見れなかったので、数字での判断になりますが、無四球ということでテンポ良く、攻撃にも良い影響があったのではないでしょうか。
     石山はすんなりとはいかなかったものの、打線が下位に向かっていたので抑えてくれると思ってました。直球を見る限り相当気合いが入っていたと思います。同時に重圧もあったことでしょうが。

  2. JEF九郎 より:

    天晴ですね。今シーズン一番嬉しい勝利でした。それにしても5回迄はほぼ完璧な投球で、本当に見事でした。また、172勝という数字ですが、高橋や高梨が10勝するのに2年〜3年を要しているのを思うと、改めて彼の偉大さを感じます。今後も少しでも長く頑張って欲しいと思います。

  3. タラちゃん より:

    石川の投球見ると、
    コントロールの大切さと度胸ね。これに加え、コントロールって才能なのかな?って思うところ。
    どんどん打たれるほどにストライクをどんどん投げるので炎上することあるが、それできるのはさすがだなと。

    来年通常通りの開幕でできるのであれば、
    春先は中10日くらいの緩い感じのローテでGW前からカード頭以外で100イニング投げてほしいものね。

    まずは故障しないのに感謝。
    あと5試合くらいかな?今年は3勝くらい積み重ねてほしいね。

  4. FIYS より:

    超匿名さんへ

    石川らしい投球でした。まだまだ先発としてやれるはずです。

  5. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    これだけコンスタントに勝ち星を積み上げ、ローテを守ってきたことに価値がありますよね。見事です。

  6. FIYS より:

    タラちゃんさんへ

    コントロールと度胸。その通りですよね。特に気持ちの強さという部分は石川の投手としての生命線なのかもしれませんね。

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