国内フリーエージェント(FA)権を行使したヤクルト小川泰弘投手(30)が、残留を決意した。25日、球団が契約合意を発表した。
球団はFA宣言後も、今季の推定年俸9000万円から大幅増となる4年総額7・5億円規模の長期大型契約を提示。宣言残留も容認し、残留交渉を続けていた。
(日刊スポーツ引用)
正直移籍してしまう可能性も高いのかな?と思っていたのだが、小川のヤクルト残留が決定した。シーズン終盤には山田、石山、小川ともに他球団に流出してしまう可能性もあるのでは?とファンとして不安を感じていたのだが、結果的には3人ともにヤクルト残留の道を選んでくれた。戦力的には非常に大きな出来事である。
小川に関しては、現在のチームで№1の先発投手である。ここ2年は、突然滅多打ちに遭う場面も多く、その課題の解消には至っていないのだが、ルーキーイヤーから安定して先発で結果を残すことが出来ている。ルーキーイヤー以外は、圧倒的なスタッツを残している訳ではないため、どうしても印象は薄まってしまう部分もあるのだが、やはり近年のヤクルトの実質的なエースは小川だと思う。今回FA宣言をした中で獲得に動いた球団は報道を見る限り日本ハム1球団だったようだが、小川は本来それ以上の力を持った投手だと思う。2年続けて防御率が4点台中盤であり、先程も書いた通り、突然乱調になる姿も目立っており、印象が悪い部分もあるのかもしれないが、毎年のようにある程度イニングを稼いでコンスタントに結果を残してくれる先発投手というものもそんなにはいないものである。ルーキーイヤーのようなストレートの威力はなくなっているのかもしれないが、大きな怪我を経験してもしっかり投球フォームは作りこむことが出来ており、投球の引き出しも豊富な器用な投手である。年齢的にもまだまだこれから全盛期を迎える可能性もある。投手らしい気持ちの強さも感じさせてくれる小川の残留は、チーム全体に好影響を与えるはずである。
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コメント
小川は個人的に好きな選手だしチームに必要不可欠な存在なのでチームに残る決断は嬉しいですね
小川はプロ入り後一度も100投球回を切ってませんし計算できる投手ですからね
小川のFA残留にはファン感で衣笠社長に「(残留)諦めてないぞ」と声を掛けられたことや夢に山田が出てきたことなど面白いエピソードがいくつか生まれましたが、小川の口から直接交渉に当たった球団取締役の原田氏とチーム運営部長の斎藤氏への感謝の言葉を聞けたのはすごく素敵だと感じました
saboさんへ
私も小川に関しては、ルーキーイヤーから肯定的な記事を書くことが多かった選手だと感じています。プロ入り後一度も投球回数が100回を下回ったことがないんですね?怪我もありましたが、この安定感は素晴らしいですね。
近年のヤクルトの成績と環境を考えれば、小川を含めてFAの三人全員が残留という結果だったことは良い意味での驚きでした。これで戦力を落とさずに来季を迎えることが出来ることを喜びたいと思います。
超匿名さんへ
そうですね。いろんな事情が重なってのことだとは思いますが、3人ともに残留してくれたことは大きいですよね。