ヤクルト10-5DeNA
水曜日の阪神戦、金曜日のDeNA戦と嫌な形で連敗を喫していたのだが、昨日、今日と連勝し、貯金4という状況で交流戦に入って行ける。今日のゲームは細かい部分でのミスはあったのだが、投手陣も野手陣も満遍なく結果を出してくれた。メンタル的には落ち着いた状況で交流戦を迎えられそうである。
先発のスアレスは特別調子が良い状態ではなく、コントロールもいつも以上にバラついている印象が残った。特に初回は不安定であり、オースティンのヒットに塩見のエラーが絡む中で先制点を失ってしまった。ボールの走り自体は悪くなかったのかもしれないが、元々打たせて取るタイプの投手なだけにコントロールが安定しないと苦しい投球となってしまう。それでも初回の失点を1点のみに留めたこと、その裏打線がすぐに逆転してくれたことで、試合の流れに乗りながら、イニングを稼ぐことが出来た印象である。毎回ランナーを許す投球ではあったのだが、6回を被安打6、与四死球3の2失点(自責点1)でまとめてみせた。他の外国人選手との絡みもあり、次回以降どういった起用法になるか分からない部分もあるのだが、特別調子が良くなくても試合をまとめるというスアレスらしさは見せてくれた。
打線は初回に怪我から復帰後初登板となった今永からしっかり得点を重ねることが出来たことが大きかった。スアレスが先制点を奪われた直後に逆転することが出来、試合の流れを引き寄せてみせた。初回の守備で軽率なプレーでミスを犯してしまった塩見が今永の初球のストレートを叩いて、ヒットで出塁すると、続く中村も今永のストレートを右中間深くに運ぶ、タイムリー2ベースを放ち、わずか3球で同点に追い付いてみせた。塩見も中村も今永のストレートにしっかり対応出来ていたため、やはり今永の調子はまだまだ本調子ではなかったと思うのだが、1,2番コンビでの速攻劇は見事だった。そしてその後のチャンスで青木のダブルプレー崩れで1点、サンタナのタイムリー2ベースで1点を加えられたことが大きかった。こういったチャンスで加点できずに苦しんだのが、水曜日と金曜日のゲームだっただけに嫌な雰囲気を振り払うという意味で大きな2得点となった。
その後、3回にはオスナが弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺す、ソロホームランを放ち、5回にはここの所当たりが止まっていた山田にタイムリー2ベース、村上にホームラン、昨日のヒーロー西浦に2点タイムリー2ベースが飛び出し、7回には調子の上がらない青木にも2点タイムリー2ベースが飛び出した。
先発野手全員安打で塩見以外の7人が打点を上げるという野手陣の満遍ない活躍で勝利を手にしてみせた。昨日の勝利は西浦のソロホームランによる1点を守り切ったものであり、打線全体を見渡すと湿りがちな状況だっただけにこれだけ多くの野手が活躍した中で勝利し、交流戦を迎えられることはやはり気分的には良いことだと感じる。
P.S 今年は交流戦の事前記事を書く時間がないので、少しだけ触れておきたいと思います。今年のパリーグ各球団もやはり地力はあると感じますが、セリーグの首位阪神についてはパリーグ相手でも大崩れはしないと見ています。それだけにヤクルトも何とか喰らい付いていってもらいたいと思います。
パリーグの6球団の中で唯一ヤクルトよりチーム状況が整っていないと感じる交流戦開幕カードの日本ハム、おそらく山本との対戦がない2カード目のオリックスとの6試合をしっかり勝ち越すことが重要になると感じています。ここで勝ち越せないと、強力打線の楽天、西武との神宮でのゲームもロッテ、ソフトバンクとのビジターゲームもかなり苦しむことが予想されます。それだけに日本ハム、オリックスとの6試合が非常に重要なゲームとなってきそうです。
パリーグの下位チームからしっかり勝利して勢いに乗った2018年の交流戦の再現を狙いたい所ですが、どうなるでしょうか?
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コメント
私も1回裏の逆転が試合を左右したと感じました
塩見中村がしっかりストレートにヤマを張ったのが正解でした
今年は貯金があるんですよね
ただ中止の試合が結構ありながら回してたからちょっと投手周りは楽できたからにも思える
まだ石山以外のリリーフ陣に不調は見えませんよね
日ハム、オリックスとの6戦で4つは勝ちたい。と思ってましたが山本由伸はスライドで28日ヤクルト戦だそうです
まあ小川とマッチアップしなかっただけマシか
saboさんへ
山本スライドですか…。まあそんなことを嘆いていても仕方ないですよね。山本との対戦を楽しみに待ちたいと思います。