ヤクルト4-1広島
前日に自打球で途中交代となり、右ひざの状態が心配された村上は、しっかり4番サードでスタメン出場を果たし、2ランホームランも放ってみせた。一安心である。そして前回の登板で好投した高橋が、この日も7回途中1失点の好投で勝ち投手となってみせた。山田の途中交代が気になると言えば気になるのだが、4連勝、貯金10という状態でホーム神宮での巨人との3連戦、そしてビジター甲子園での阪神との3連戦に臨むこととなる。今シーズンはここまで何度か同じようなシチュエーションで巨人戦、阪神戦を迎えながら、そこで両チームに力負けしてしまい、首位争いに絡むことが出来なかったのだが、今回はどうなるだろうか?前半戦の山場となる6試合と捉えて良いのではないだろうか?
先発の高橋は、ストライク先行の投球で広島打線に抑え込んでいった。前回のソフトバンク打線も、この日の広島打線も決してベストメンバーとは言えず、打線の状態は良くなかったのだが、その部分を差し引いても、ゾーンで勝負出来る投球内容に成長を感じさせてくれた。相手打者が捉えられると思ってスイングを掛けてきてもストレートで押し込み、変化球でタイミングを外すことが出来ていた。前回の登板も今回の登板もイニング途中でマウンドを下りることとなってしまったことは、今後への課題だが、これまでの、ボールは走っていて、三振の山を築けても5回で90球ほど球数を投げてしまっていた高橋とは、違う姿を見せてくれている。石川や田口とは違い、力で押せる本格派サウスポーだけに、先発ローテーションの座をしっかり守ってくれるようなら非常に心強い存在となる。それこそ首位を走る阪神、上位争いを繰り広げている巨人打線相手にどのような投球を披露できるのか?という部分が気になる所である。
リリーフ陣は7回のピンチを梅野が凌ぎ、8回は清水、9回はマクガフという理想的な形で逃げ切りに成功した。3投手ともに連投ではあったのだが、しっかり仕事を果たしてくれた。登板数は嵩んできているが、今シーズンはオリンピック期間中の休みもあるため、そこまで何とか粘ってもらいたい。
打線は2回に古賀のタイムリーヒットで先制点を奪い、3回には村上に2ランホームランが飛び出し、広島先発の高橋昴相手に得点を重ねてみせた。古賀のタイムリーについては、2アウト3塁という場面であり、次の打者が投手ということを考えると歩かされる可能性もある場面ではあったのだが、まだ序盤であることと古賀の打力を考えて広島バッテリーは勝負を選択してきた。ここで古賀に一本出たことは大きかった。現在の古賀に打席で多くの期待は出来ないのだが、こういった場面では何とか仕事をしてもらいたいものである。8番捕手として大事な仕事をしてくれたと感じた。
村上については、高橋昴の外角のストレートをレフトスタンドに運ぶという村上らしい一発を放ち、前日の途中交代で心配していたファンの不安を吹き飛ばしてくれた。身体の強さも含めて頼りになる4番バッターである。非常に頼もしい。
そんな矢先に山田が途中で退いてしまったことが不安ではあるのだが、まずまずのチーム状態で巨人との3連戦、阪神との3連戦に挑む形を作ることが出来た。阪神への挑戦権を得るためにもまずは巨人との3連戦に勝ち越したい所である。チャレンジャーとして積極果敢に戦う姿を見せてもらいたい。
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コメント
好調ですね。本日からの6戦が楽しみです。とはいえ、ディフェンディング・チャンピオンと本日現在まで圧倒的強さを誇る暫定王者との対戦です。過度に気負わず、胸を借りるつもりくらいで臨んで欲しいです。
※ なんとなくですが、内川が仕事しそうな気がします。
過去五年で二位だったシーズンを除いて負けてばかりだったので、ファンとしても負け慣れてしまった点があるので、敵地でソフトバンクや広島に三連勝したことに感慨深いものがあります。このjチーム状態なら雨に邪魔されずにゲームをやってもらいたいですね。
前日のあの自打球からホームランが打てる村上の凄さ。何度見せつけられても驚きますね
古賀の先制タイムリーも大きかった。8番に先制を打たれるのは相手バッテリーにショックを与えたでしょうし流れがヤクルトに来ましたね
高橋も良かった。次の阪神戦が真価を問われる戦いになるでしょうが、同様にナイスピッチングを期待です
貯金10。それでも首位と5ゲーム差は異常ですね(笑
JEF九郎さんへ
内川が仕事をする展開になれば盛り上がりそうですね!
超匿名さんへ
開幕直後は、全く勝ち筋が見えず、「暗黒時代」に突入してしまったと思っていたので、ここまでの健闘は予想外です。
saboさんへ
翌日のゲームで相手チームの8番捕手にやられてしまいましたね。