ヤクルト3-10巨人
小川で何とか1つ勝ちたかったのだが、巨人打線の圧力の前に攻めきれずに屈してしまった。慎重になるあまりテンポが悪くなり、いい流れを序盤で手放してしまった。
巨人との3連戦、続く阪神との3連戦がヤクルトにとって前半戦の山場となる可能性が高いのだが、エース小川が3回持たずに6点を失ってしまった。1つ1つのボールを見るとキレの良さそうなストレートも投げ込めており、初回のピンチを切り抜けたことから、このまま乗って行けるかな?とも感じたのだが、2回に梶谷、北村、大城の3連打で2点を失い、同点に追い付かれてしまうと続く3回には坂本のタイムリーと北村の3ランホームランでKOされてしまった。
今シーズンの小川は良い時と悪い時があまりにもはっきりしすぎている。正直今日の状態ならもっと粘ることも出来たと思うのだが、丸、坂本が復帰し、打線が「線」として機能し始めている巨人打線の前に攻めの投球が影をひそめてしまった。あまりに慎重な投球になってしまった。前日の石川の投球にも感じたのだが、やはりヒッターズパーク神宮で対峙する巨人打線は圧力を感じる。今の巨人打線の並びは相手チームからすると最も嫌な並びになっているのではないだろうか?俊足好打の松原、好調ウィーラー、調子を取り戻した丸、不動の4番岡本、復調途上のベテラン坂本、安定感のある梶谷、パワーヒッター北村、パンチ力のある8番捕手大城とかなりの重量打線である。しかしそこで怯む訳には行かないし、エースである小川であれば、強気の投球で攻めてもらいたかったのだが、逆に巨人打線の圧力に成す術なく打ち込まれてしまった。
昨日に続きダメージの残る敗戦である。
打線については、初回に塩見、青木の1,2番コンビでチャンスを作り、山田の内野ゴロと村上のタイムリーで戸郷相手に幸先良く先制点を奪ったのだが、その後は投手陣が崩れてしまったこともあり、捉えきれなかった。それでも7回には0アウト満塁のビッグチャンスが巡ってきたし、9回にも村上の前にチャンスが巡ってきただけに明日以降に繋げるためにも村上には一本出してもらいたかった気持ちはある。もちろん、今日もタイムリーを放っているだけにこれ以上を求めるというのも酷かもしれないのだが、こういう時こそ力を発揮するのが村上という選手である。おそらく昨日、今日の連敗でかなり悔しい思いをしているはずである。明日の爆発に期待したい。
P.S サイド気味に腕を下げた大下の評価は如何でしょうか?シーズン中の大胆なフォーム変更ではあるのですが、個人的にはまだしっくり来ていないのだろうな?という印象が強いです。過去にサイドスローに転向した一場や藤田や屋宜のように腰の動きと腕の振りがマッチしていないように感じます。シュート系のストレートとフォークが面白いボールになるかな?という気もするのですが、逆にスライダー系のボールをまだ上手く操れていないように感じます。まだまだ付け焼き刃の域を出ないと言ったところでしょうか?
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コメント
谷繫解説も言っていましたが「いつもと同じ配球でいいのか」ってことだと思いますね
巨人打線は好調に加えてしっかり小川対策でアウトローに張って、しかもシフトにセーフティバントですよ
岡本にしろ坂本にしろコンパクトに流し打ちも徹底してました
自分たちの理想の野球では勝てない。こうなるとこちらも相手の想定を外れるようなことをしていかないといけないと思いましたね
例えばまだ小川はカーブを使ってなかったし、信頼のおけないボールでも死地を切り抜ける切り札になるときもあると思うんですよね
大下はまだぎこちなさは感じますね。シュート系は大きく曲がって良い気がしますね。
小川が投げるのだから、この連戦を少なくても1勝2敗で乗り切って欲しかったですが、厳しくなってきましたね。その小川ですが前日の石川よりも早くマウンドを降りることになったのはいただけません。菅野を抑えて新人王になった程の投手なので、もう少し高いレベルで安定感を発揮して欲しいと思っています。6勝3敗で貯金3という数字は悪くないと思っていますが、私は小川に対して厳し過ぎですかね?
スタメンの名前を見れば巨人相手にも遜色ないと思いますが、勝ちという結果に結び付かないので、巨人と阪神相手にはFIYSさんの言う勝ち筋が見えないという気持ちがわかる気がします。
saboさんへ
本来小川は器用な投手であり、ある程度引き出しもある投手ですからね。状況によっては「自分らしく投げる。」ということよりも「相手に嫌がられるように投げる。」ということも必要になるでしょうね。
超匿名さんへ
厳し過ぎません。私も小川に関してはハードルを高く設定しています。もしかするとルーキーイヤーに比べてストレートの質が劣っているのかもしれませんが、それでも試合を作れるだけの力を持った投手だと思っています。チームのピンチで仕事をするのがエースですからね。