思い出ショートショート②
88年の高校野球からもう一つ。私は長野県民なのだが、この試合は忘れられない。私の家庭は特にスポーツ観戦を行う家庭ではなかったと思うのだが、甲子園の長野県のチームの試合は観戦する家庭だった。上田東VS広島商の試合は家族みんなでテレビ観戦をしていた記憶がある。父親が「広島商は強い。」ということを言っており、初出場の上田東では勝てないという雰囲気があったのだが、この試合が素晴らしい試合となったことで、私自身更に野球というスポーツにハマっていったように記憶している。
上田東のアンダーハンド滝沢投手の投球術に痺れたものである。試合は終盤に動き、流れは完全に上田東に傾きかけていた。しかし9回裏にスクイズで追い付かれ、10回にはサヨナラとなる犠牲フライを浴びて、大金星を逃してしまった。負けてしまった時の喪失感を今も覚えている。
その広島商が全国制覇を果たしたことで、上田東が素晴らしい戦いを展開したことを改めて感じさせてもらえた。
P.S ちなみにファミコンのソフトで「甲子園」というタイトルのソフトがあり、高校名はもじってあるのだが、選手名は全員実名で登場する高校野球のソフトが存在する。この「甲子園」で登場するチームが88年の夏の選手権のチームなのである。ファミコンの数ある野球ゲームの中でもこの「甲子園」は隠れた名作だと思っている。
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コメント
上田東の善戦覚えてます!広島商強すぎました。私もこの年の甲子園で高校野球が大好きになりました。先の記事の前田や山之内はじめ、真中仁志前田智徳谷繁などそうそうたるメンツでしたよね。一番は大垣商篠田(ダイエー1位)が地元のスーパースターでお祭り騒ぎ。川崎憲次郎と投げあって負けましたが大興奮でした。ファミコン甲子園も楽しすぎて大商でやりまくりました(笑)
TKOさんへ
上田東VS広島商は本当に良いゲームでした。
そうですね。この大会は後にプロで活躍する選手も数多く出場していますよね。篠田投手も当時の映像を見ると素晴らしいボールを投げ込んでいますよね。
「甲子園」は守備シフトを敷けたり、野手で起用していた選手を登板させることが出来たり、スクイズでボールに飛びつけたりと、よく出来たゲームになっていた印象です。