第94回選抜高校野球で印象に残った選手

高校野球

コロナウイルスのクラスター発生により京都国際高校が出場辞退となったり、初戦を突破した広島商が2回戦で不戦敗となったりするなど、今大会もコロナ禍での大会の難しさを感じる大会となった。
そんな今大会で優勝を果たしたのは、明治神宮大会覇者の本命大阪桐蔭高校だった。野球エリートの集まりである大阪桐蔭高校は元々の選手の地力が違うということも言えるのかもしれないが、それにしても初戦3-1(鳴門高)、2回戦不戦勝(広島商)、準々決勝17-0(市和歌山)、準決勝13-4(国学院久我山)、決勝17-1(近江)という勝ち方は衝撃的だった。一旦試合の流れを掴んでしまえば、後は力の差を見せ付けるような戦いぶりだった。即プロを狙える選手ばかりという印象はないのだが、来年以降大学野球界を大阪桐蔭高校卒業生が席巻することになるのではないだろうか?
ちなみに前回大会では、印象に残る好投手が数多くいたのだが、今大会は個人的にグッとくる選手が少なかった。ほとんど観戦できなかったために見付からなかったということもあるかもしれないが、絞って名前を挙げてみたい。

投手

前田 悠伍(大阪桐蔭)2年
・今大会ではこの投手の力が抜けていたと思う。一冬越して下半身が大きくなり、秋よりパワーアップしていた。球速表示以上にストレートに伸びを感じ、軒並み打者が振り遅れていたのが印象的だった。ストレート、変化球のキレ、コントロールともに抜群であり、投球センスに優れた完成度の高いサウスポーだった。濱田達郎(愛工大名電、現中日)、寺島成輝(履正社、現ヤクルト)の高校時代と比べたくなるような投手である。

野手

金田 優太(浦和学院) 遊撃手
・スタイルの良い好打、攻守の遊撃手が印象に残った。投手も任されるなど野球センスの高さを感じさせてくれた。まだ線が細いかな?と感じる部分もあったのだが、バットコントロールが良く、今後身体が出来上がってくれば、そのまま力を伸ばしていくのではないだろうか?今後が楽しみな選手である。

今大会はグッと絞ってこの2人にしてみたいと思う。
投手では、その他に森山(広陵高)の角度とバランスの良さ、越井(木更津総合)のテンポの良さと完成度の高さ、山田(近江)の勝負根性辺りが気になった。
野手では、大会前から注目されていた佐々木(花巻東)、真鍋(広陵高)、佐倉(九州国際大付属)の新2年生3人のスケールの大きさとスイングスピードが印象的だった。

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