ヤクルト2-3x巨人(延長10回)
どちらかというと押され気味のゲームだったと思う。先発小川もリリーフ陣もピンチの連続ではあったのだが、何とか粘り、競り合いに持ち込んだのだが、最後は梅野が伏兵立岡にサヨナラホームランを浴びてしまった。
先発の小川は、初回から苦しい投球となった。塩見の先頭打者ホームランで1点のリードがある中でのマウンドとなったのだが、吉川、坂本の連打でいきなり0アウト2,3塁のピンチを招くとポランコのショートゴロの間に同点に追い付かれてしまった。その後のピンチは凌ぎ、2回以降も古賀の好判断などもあり、何とか試合を作っていたのだが、4回には2アウトランナーなしから大城に勝ち越しソロホームランを浴びてしまった。小川は結局6回で107球を投げ、被安打6(被本塁打1)、与四死球2の2失点で降板となった。最低限の投球は出来ていたと思うし、出来る限りのことはしてくれていたと思うのだが、やはり相手打者にしっかり反応されてしまっている場面が目立ち、追い込んでからも中々仕留められない場面が目立った。この現状が小川の状態を示しているように感じる。若い頃のように打者から邪魔になるようなストレートがあれば良いのだが、今のストレートにそこまでのキレはない。その中で試合を作っていくのは簡単ではない。それでも今日は、よく6回2失点でまとめたのではないだろうか?今後も投球スタイルの模索が続きそうである。
リリーフ陣は、7回から田口ー大西ー石山ー梅野と繋いだ。2-2の同点という場面での登板であり、非常に難しかったのだが、大西中心に良く粘ったと思う。最後の最後で梅野が伏兵立岡にサヨナラホームランを浴びてしまったのは残念だったのだが、小川同様試合を壊さずによく粘っているように感じた。
打線は、初登板となる巨人先発シューメーカーの前に苦しんだ。プレーボールの第1球を塩見が完璧に捉え、先頭打者ホームランを放ったまでは良かったのが、その後は、シューメーカーの投球に翻弄されてしまった。ムービング系のファストボールにスライダー、カーブ、スプリットなど様々な変化球を精度高く投げることが出来、ファールで粘ることすら許してもらえなかった。そんな中で6回にシューメーカー自身のミスも絡んだ中で山田のタイムリー2ベースで何とか同点に追い付いたのだが、最後までシューメーカーを崩すことは出来なかった。
シューメーカーに関しては、流石にメジャーで実績を残してきた投手であると感じさせてくれた。先程も書いた通り、多彩な球種をしっかりコントロールすることが出来、球数少なく、打者を抑える術を持っていた。いざとなれば空振りを奪えるスプリットも持っており、打者が慣れるまでは各球団攻略に苦労するのではないだろうか?感情が表に出るところなど僅かな隙は見せてくれたが、NPBで活躍出来るだけの力のある投手だと感じた。
負けてしまったため好ゲームとは言えないのだが、個人的には明日以降にもつながるゲームだと感じた。昨日欠場した塩見がしっかり1番センターでフル出場を果たし、青木の代わりにレフトに入った太田が連日バットで結果を残すなど良い部分も見ることが出来た。
P.S 巨人の大勢の10回のピッチングは見事でしたね。塩見、青木、山田という主力が完璧に封じられてしまいましたね。あの投球がサヨナラホームランに繋がった部分もあったのではないでしょうか?
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コメント
松本直、内山と活躍が目立っていた中で古賀も小川を上手くリードしたと思います
なんだか急に捕手陣がレベルアップしたみたいです
リリーフの数がちょっと足りない気がしてきましたね
コールがファームで1イニング投げてましたけどリリーフで起用するかもですね
契約解除したアルバート・スアレスを残しても良かった気もしますけどね
saboさんへ
まずは今野に戻ってきてもらいたいですよね。A.Jコールはリリーフで使えるとチームにとっては大きいですよね。