ヤクルト7-8巨人
最終的には昨日の9回裏に田口が37球を投げてしまったことで、多少継投が難しくなった部分があると思うのだが、それよりなにより6点差をホームラン3発でひっくり返されてしまったという事実が重くのしかかる敗戦となった。昨日の記事でも多少触れたのだがヤクルトも巨人もチーム状態は良くない。今日もそういったことを感じさせる落ち着きのないゲームとなった。だからこそ6点のリードは確実に守り切りたかったのだが…
先発の高梨は序盤から打線の援護にも恵まれ、気持ち的には楽な状況でマウンドに上がることが出来ていたと思うのだが、こういった展開でもどこか不安を感じてしまう投手ではある。それでも昨シーズンは中日戦で大量援護に恵まれたなかで完封勝利を収めた試合もあり、今日も3回までほぼ危なげないピッチングを見せてくれていた、四球で崩れない限りは、5~6イニングくらいは確実に投げ切ってくれるかな?という思いも持ちながら観戦していた。しかし4回に秋広、坂本に連打を浴びると、岡本和に3ランホームランを許し、雲行きが怪しくなり始めると、5回にはブリンソンに2ランホームランを浴びてしまい、結局高梨は、4回0/3を投げ、被安打7(被本塁打2)、無四球の5失点で降板となってしまった。四球から崩れた訳ではなく、ボールの走りもそこまで悪くはないと感じたのだが、2発のホームランに沈む形となってしまった。もったいないと言えばもったいないのだが、これが今の高梨の実力ということになるのだと思う。前回のDeNA戦ではまずまず良い投球を見せてくれていたのだが…どうしても安定感に欠けてしまう。
その後、小澤、久保が各々の役割を果たし、何とか試合を落ち着けたのだが、7回のピンチで石山をリリーフした木澤が8回にピンチを招くとブリンソンに逆転3ランホームランを浴びてしまい、そのまま試合を落とすこととなってしまった。今日の木澤はボールも走っているように見えたし、いつも通り気持ちを込めてボールを投げ込んでいるように見えたのだが、回跨ぎとなった8回に掴まってしまった。ブリンソンに関しては、今日のゲームでもそうだったのだが、ミスも多い選手であり、いわゆる「日本的な野球」という考え方では、対処し辛い選手である。木澤の投げ込んだ155キロのシュートは、コースが甘かったとは言え、これを打たれてしまっては仕方ないというボールだったのではないだろうか?この所負けに直結する一打を浴びてしまっている木澤ではあるのだが、今日に関しては、ブリンソンが凄かったということで、メンタル的には切り替えてもらいたい。そしてチーム全体でブリンソン対策を改めて考えていかなければならない。岡本和、中田の4,5番は強力であり、不調とは言え坂本、丸がいる中で、ブリンソンを8番におけるというのは脅威である。今日の敗戦で巨人打線へのアレルギーが出なければ良いのだが…
打線は、巨人先発高橋優を序盤から捉え、2回は、内山の2点タイムリーヒットと、濱田のタイムリーで3点を奪い、3回にはオスナのタイムリーと濱田の押し出し四球で2点を追加し、4回には山田にソロホームランが飛び出し、4回表までに6点を奪うことに成功した。もちろんもっと得点を奪うチャンスはあったのだが、開幕から打線が繋がっていなかっただけにこれ以上を求めるのは流石に酷だろう。正直8回表に長岡がバットを折られながらもセンター前にタイムリーヒットを放った地点で、だいぶ優位な状況になったと思ったのだが、そう簡単には勝たせてもらえなかった。
気になる村上は4打数1安打と今日も爆発とはいかなかったのだが、それでも内容は良くなっているように感じる。ダブルプレーに倒れる場面もあり、メンタル的にはきつい状況は続いていると思うのだが、何とか乗り越えてもらいたい。
P.S 山田のコンディションはやはり不安がありますね。今日はホームランを放った直後にベンチに退くなど、あまり状態は良くないことが伺えます。心配ですね。
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コメント
私は巨人アレルギーあります。特に巨人に勝っていない高梨だったので、試合を見ていて数年前のドームでの七点差逆転負け試合が何度も頭を過りました。
敗戦の責任は大量リードを守れなかった高梨になるでしょうが、村上の一発がない分巨人の得点力に及ばないとも思ってしまいます。
村上に加え内山のメンタルも心配になりますね。今季先発マスクの試合でチームが全敗らしいので、せっかく打つ方で自身の復調の兆しが見えても、この大逆転負けは堪えるでしょう。
超匿名さんへ
どうも巨人戦(特に東京ドームでのゲーム)は、上手くいかない場面が目立ちますよね。ゲームセットまで気を抜くことが出来ません。
内山は先発マスクを被ったゲームは全敗なんですね。一人で背負う必要は全くないと思うのですが、メンタル的にはきついかもしれませんね。