ヤクルト2-3ロッテ
ヤクルトのチーム状態が良くないのは分かっていたのだが、交流戦に入り、日本ハム、楽天の2カードは、相手のチーム状態も上がらなかったり、雨での中止があったりする中で3勝2敗という数字で切り抜けていた。雨天中止を挟んだことで、ロッテとのカード頭に小川を投入出来ることとなり、そのゲームもしっかり勝利し、4連勝を飾ることが出来ていた。先発投手も小川、高橋、サイスニードと起用出来るシチュエーションとなっており、ヤクルトにとっては、いい形を作れていた。逆にロッテは、カード初戦を落としたことで5連敗となっていた。ロッテが誇る先発投手陣の中でも核となる、佐々木朗、小島、種市、西野とは当たらない巡り合わせや、チーム状態の悪さ、雨天中止により、9連戦となり、延長戦などもあり投手陣の負担が大きくなるなど、この3連戦に関しては、ヤクルトの方に巡りの良さを感じていた。あわよくばカード3連勝も狙えるかもしれないという気持ちにもなっていたのだが、結局は、メルセデス、カスティーヨの両助っ人外国人投手に抑え込まれ、結局このカードを負け越すこととなってしまった。
これだけ良い巡りでロッテと戦えるシチュエーションが揃っていたのだが、それでも勝ち越すことが出来なかったということは、ヤクルトの現状のチーム力のなさが、結果として表れてしまったと見るべきだと思う。12連敗から立ち直るチャンスが巡って来ていたのだが、そのチャンスも活かすことが出来なかった。
ヤクルト先発のサイスニードは立ち上がりから制球にバラつきがあり、ピンチの連続となってしまった。それでも初回、2回と一歩間違えば、試合が壊れてしまうような内容だったのだが、何とか踏ん張り切り、無失点で立ち上がることが出来ていた。先発投手の出来という意味では、完全にロッテ先発のカスティーヨに軍配が上がっていたのだが、それでも2回まで無失点で切り抜けたことにより、どちらかと言うとロッテベンチの方が嫌な雰囲気を感じていたのではないだろうか?しかしそんな雰囲気も出てき始めた中で3回にサイスニードは中村奨に先制ソロホームランを浴びてしまう。中村奨に上手く打たれてしまったと言えばそれまでなのだが、試合展開的にロッテを楽にさせる一発を浴びてしまったことは間違いない。サイスニードは、その後、4回、5回といいピッチングを見せてくれていたのだが、6回に2アウトからピンチを招くと佐藤都にタイムリーヒットを浴び、結局6回2失点で負け投手となってしまった。今日は出来自体は良くなかったと思うのだが、何とか6回を投げ切り、2失点で粘り切った辺りは評価して良いのではないだろうか?
打線は、ロッテ先発カスティーヨの前に抑え込まれてしまった。しかし今日に関しては、カスティーヨの出来が良かったのではないだろうか?前回の巨人戦では打ち込まれていたため、そこまで警戒する投手ではないのかな?と見ていたのだが、スリークォーター気味の腕の角度からストレートとツーシーム系のボールにスライダー、チェンジアップを投げ分けられ、コントロールもまとまっていることから、何とか左打者で攻略したいという部分はあったと思うのだが、各打者が対応することが出来なかった。それでもサイスニードが粘る中で、5回に0アウト満塁のチャンスを作ったのだが、ここで中村がダブルプレー、続く長岡も内野ゴロに倒れ、無得点に終わってしまったことが痛かった。
9回2アウトから村上に2ランホームランが飛び出したのだが、反撃もここまでに終わってしまった。
今日のカスティーヨの出来であれば、ある程度抑え込まれてしまうのは仕方なかったと思う。しかし5回の0アウト満塁という場面で中村がサードゴロを打った瞬間にサンタナが一旦三塁へ戻りかけてしまった走塁や、7回の村上のタイムリーエラーに関しては、防がなければならないプレーだった。サンタナの走塁ミスに関しては、しっかりスタートを切っていたとしてもダブルプレーだった可能性もあるのだが、シチュエーションが頭に入っていないことが伺える(準備不足)走塁であり、反省しなければならないプレーだった。また村上に関しては、元々サードの守備には不安のあった選手なのだが、20年シーズン以降安定感が増し、着実に成長してきているように感じていた。しかし今シーズンは開幕から打撃の状態が上がらない中で、守備でもイージーミスが増えている。特に送球難が中々解消しないことには不安を感じている。私自身、今の村上に最も不安を感じる部分は打撃面ではなく守備面である。もしかすると最初はメンタル的なことから少しずつズレが生じてしまっていたのかもしれないが、今は、明らかに送球時にメカニック的にズレが生じてしまっているように感じる。そうでなければ、これだけ送球が安定しないことはないはずである。そんな不安を抱えた中で捕球という部分でも焦りが感じられる場面がある。とにかく試合と練習で修正していくしかないのだが、怖い守備が続いている。
明日から西武との3連戦となるのだが、予告先発は中5日でピーターズである。球数的に80球前後からスタミナ切れを起こす印象があるのだが、中5日の登板に対応できるだろうか?今後も100球投げずにマウンドを下りるのであれば、中5日でローテを回ってもらうと、チームにとっては大きなことになるのではないだろうか?何とか勝利を手にしてもらいたい。
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コメント
波に乗れなかった感ですね
試合に関してはノーアウト満塁で無得点だったのが全てかな
村上の追い上げ2ランもそこで終わってしまうのが今のヤクルトですね
メルセデス、カスティーヨは調子が良かったからと言えますが美馬は本来もっと早くノックアウトできる調子だったのをヒットがなかなか出ずずるずると引き延ばしてしまったのでヤクルト打線もそこまでまだ上がってないのかな
西武も状態は良くないと思われますがうーん、どうなるかなぁ。
saboさんへ
今年のパリーグ各球団は、それ程状態が良くない印象です。それでも勝ちを拾えないヤクルトも相当状態は悪いですよね。