山崎福也ワンマンショー

ヤクルト１－４オリックス

昨日の負けは今日以降に響く可能性があるとは思っていたが、今日はオリックス相手に元気なく敗れ、4連敗となり、借金は今季最多の１４まで膨れ上がってしまった。昨年の日本シリーズでいいようにやられてしまった山崎福也に今日も投打で圧倒されてしまった。日本シリーズの時にも、オリックス投手陣の中では対応しやすい投手ではないか？と私自身は見ていたのだが、全くそんなことはないようである。私は山崎福を過小評価していたようだ。それにしても警戒していた山崎福にここまでやられてしまうとは思わなかった。

ヤクルト先発のピーターズは、ランナーは許したものの、今日も初回をきっちり無失点で立ち上がってみせた。良い先発投手の条件の１つに立ち上がりの安定感というものがあると思うのだが、ピーターズの立ち上がりは本当に安定している。この部分については素晴らしい投手だと感じる。しかし2回に落とし穴が待っていた。2アウト2塁の場面で8番廣岡を申告敬遠で歩かせ、山崎福との勝負を選んだのだが、その山崎福に外のスライダーを上手く拾われてしまい、打球はセンター前に抜けるタイムリーヒットとなり、先制点を失ってしまった。山崎福は打撃の良い投手としても名が知られているのだが、それにしても上手く対応されてしまった。このタイムリーがピーターズのリズムを崩したのか、その後バッテリーエラーとゴンザレスのタイムリーで2点を追加されてしまった。廣岡を歩かせて山崎福で勝負したことは、今のヤクルト打線のことを考えれば間違っていない選択（1点も与えたくないという意味で）だったと思うのだが、ここで抑えきれずに流れを手放してしまうのが今のヤクルトである。ピーターズは安定感があり、信頼度の高い投手なのだが、そのピーターズでも悪い流れを止めることが出来なかった。結局無失点で凌がなければならなかった2回に3点を失ってしまったことが、致命傷となってしまった。

打線は、日本シリーズに続いて山崎福に抑え込まれてしまった。個人的には冒頭にも書いた通り、山本や明日先発の山下、明後日の先発が予想される宮城に比べれば、決して組し辛い相手ではないと思っているのだが、コンパクトなフォームからキレの良いボールをテンポよく投げ込まれてしまい、完全に山崎福のペースで試合が進んでしまった。唯一6回に内山、青木の連打と村上の四球で0アウト満塁というビッグチャンスを作ったのだが、サンタナのダブルプレーの間に1点を返すことしか出来ず、最後まで流れを持ってくることが出来なかった。
今週はこのブログも同じような内容が続いてしまっている。特に山田、村上の状態が上向いてこないことが心配である。しかし山田に関しては、これまで調子が悪くても出来ることをしっかりやろうとする姿は見せてくれていた。打てないなら足や守備で、身体が動かなければ1打席の集中力で結果を残し続けてきた。その姿は、チームメイトも見ているはずである。今チームの主軸として同じような苦しみを味わっている村上もその姿は見ていたはずである。打てなくてもきっちり四球で出塁したり、走塁でも集中力を切らさない姿は見せてくれている。ストレスの溜まる日々が続いていると思うのだが、出来ることをきっちりやり続けることは、明日以降も継続してもらいたい。

明日の先発は石川ー山下である。どんなゲームになろうとも球史に残るゲームになりそうである。ヤクルトにとって厳しいマッチアップではあるのだが、強い気持ちを持って試合に臨んでもらいたい。

東京六大学野球90年史―「共存共栄」6校の絆 (B・B MOOK 1237 東京六大学野球連盟結成90周年シリーズ 7) 中古価格 ￥949から (2023/6/16 21:37時点)