ヤクルトが緊急補強 長身右腕・ロドリゲスを獲得 すでに来日し14日から練習に合流(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
数日前から報道されていたのだが、上記の通りエルビン・ロドリゲスの獲得が正式に発表された。25歳の長身右腕ということで、これからの成長に期待したい大器である。まだまだ完成されていない、これからの投手を育成という部分も踏まえて、この時期に獲得することは珍しいことである。
21年にケリン・ホセを獲得したことが、今回のケースに似ていると言えば似ているのだが、ケリンは獲得時に在籍しているチームがなかった選手であり、今月7日にMLBで登板しているロドリゲスとは比べることの出来ない選手である。この時期によく、ロドリゲスとの契約がまとまったなという感想である。
助っ人外国人選手と言えば、当然即戦力としての働きが求められたのが、これまでの常識だったのだが、育てながら戦力に仕立て上げていくという考え方には私は賛成である。おそらくは、ある程度球団運営的にも余裕が出てきているからこそ出来ることだと思うのだが、もしロドリゲスが今後、チームの大きな戦力になるようなことがあれば、今後も同じような助っ人獲得劇が見られるかもしれない。
ロドリゲスの動画を見た印象は、長身の投手でありながら良い意味で投球フォームがコンパクトであり、制球面については、そこまで心配しなくても良いのではないだろうか。ストレートにも威力があり、変化球も横変化、縦変化の球種を持ち合わせているため、ボールの質を高めていけば、先発として期待できるように感じる。しかしこれまでメジャーでは、成績を残せておらず、今シーズンの3Aでの数字も「まずまず」程度である。現在低迷するチームの救世主として期待するには、時期尚早なのではないだろうか?
個人的には、このブログで何度か触れさせてもらっているように、助っ人外国人投手に関しては、リリーバーを多めに獲得して、多少無理をしてでもチームに貢献してもらいたい気持ちが強かったのだが、このロドリゲスに関しては、獲得の経緯や球団関係者のコメントを聞く中では、あくまでも先発として育成していきたい方向が出ているようである。小川監督や真中監督は、多少リリーフ陣の負担が大きくなっても勝てる試合はきっちり勝ちに行くマネジメントが目立ったのだが、高津監督は、リリーフ投手の負担軽減という部分を重視している監督である。そう考えると助っ人外国人投手をリリーフに揃えて、無理をしてもらうという私の考え自体が古いものになっているのかもしれない。
ロドリゲスの投球と共に、今後のチーム作りという部分についても注視していきたいと思う。
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コメント
動画を見る限り魅力的な投手だと思います。むしろ良く手放したし、他のMLBが獲得しなかったなと。
逆に奥村編成部長が「長い目で」「将来性」という言葉と合わせて何かしら不安要素があるのではと疑ってしまいます
今月もう投げるらしいですが、まず投げられるコンディションなのか疑うのがヤクルトファンというもの(笑)
年俸は1シーズン換算で約1億ですか。いわゆる中南米系の選手は育成も兼ねて獲得している球団も多いですが、エルビンは実績もありMLBからですからね。それでも即戦力のつもりでないなら中々いいお値段だと感じましたが、そういいつつも今年中に1軍である程度結果を残さないと来季契約しないなんて判断も下しそうなのがヤクルトだと思います
なんというか近年(昔のことはあまり記憶にないので近年としますが)のヤクルトって助っ人は数字を残さないとパッパと変えてしまうイメージがありますね
契約更新は向こうの都合もあるので何とも言えないですけどカラシティとか残しても良かった気が。
とにかく、動画を見る限りこのレベルの投手をこの時期に獲得できたのは良かったと思います。若さもありここからの伸びしろも期待します。日本に来たら球速が全然でなかったり制球が話にならなかったりそもそもコンディション不良とかでないことを祈るだけです
saboさんへ
今月MLBで投げているので、コンディション的には問題ないと思います。
外国人選手の見切りの判断は難しいですよね。私は、アンドリュー・スアレスももう1年様子を見ても良いかな?と思っていましたからね。