ヤクルト1-3DeNA
昨日阪神が優勝を決め、ヤクルトはCS進出の可能性が完全消滅したため、ヤクルトにとっては消化試合とも言えるようなゲームなのだが、まだまだ激しいCS進出争いが続いているため、ヤクルトはヤクルトで勝利を目指して戦う義務がある。しかし今日も昨日同様リードを奪われてからの打線に反発力を感じず、ホーム神宮で連敗となってしまった。今シーズンは本当に最後まで投打が噛み合わないゲームが続いている。
ヤクルト先発のロドリゲスは、中12日での登板となったのだが、今日もしっかり先発としての役割を果たしてみせた。ロドリゲスに関しては、毎回同じようなことをこのブログで綴っていると思うのだが、想像していた以上によくまとまっており、粘り強く投げることが出来ている。メジャー経験があるとは言え、まだまだ粗削りな部分が目立ち、来シーズン以降の戦力なのかな?と思っていたのだが、登板すれば、ある程度試合を作ってくれている。ストレートの質であったり、制球面であったり、ランナーを置いた後の投球であったり、フィールディングであったり、粗を探せば、いくつも見付かってしまうのだが、それでもコンパクトな投球フォームから制球良く、ストレートも変化球も投げることが出来ているため、危なっかしく感じても、大崩れはしない投球を披露してくれている。
今日は、初回にいきなり牧に犠牲フライを許して先制されてしまったのだが、2回~4回はDeNA打線をパーフェクトに封じるなど、リズムよく試合を作る場面も見られた。5回にカウント3-0からソトに勝ち越しホームランを浴びてしまい、最終的には6回2失点で負け投手となってしまったのだが、与四死球は0であり、思った以上にNPBの野球にアジャストすることが出来ている。抜群のコントロールがある訳ではないのだが、ストレートも変化球もある程度まとまっている。またカットボールやスライダーと言った横変化のボール(スライダーは縦変化っぽいボールもあるが…)と、縦変化のナックルカーブ、タイミングを外すチェンジアップをバランスよく配すことが出来ており、年齢の割に完成度も低くないと感じる。
入団時の報道の通りだとすれば、まだ来シーズンの去就は不明であると思うのだが、獲得時に「育成という部分も踏まえて獲得した。」との報道があったように記憶している。それであれば、是非来シーズンもヤクルトでプレーしてもらいたい。まだ25歳の大型右腕をヤクルトの首脳陣がしっかりと育て上げることが出来れば、ヤクルトとのいうチームの育成力が評価されるはずである。NPBで投手としてのイロハを学んだ中で、将来大きく羽ばたいてほしい素材である。
打線は、昨日のゲームでホームランを放ちながら、序盤でベンチに下がってしまった山田が、今日のゲームではスタメンから外れ、そのまま出場機会がなかった。やはりコンディション面で不安が付きまとっていると思われる。
山田を欠く打線は、DeNA先発平良の前に、ヒットで塁上は賑わすのだが、5回までに3つのダブルプレーを喫してしまうなど、繋がりに欠けてしまった。2回の0アウト1,3塁のチャンスも長岡のダブルプレーの間に1点を奪うのが精一杯であり、6回以降は、平良、ウェンデルケン、森原の前にランナーを出すことすら出来なかった。昨日のゲームでも逆転を許してしまった以降、打線に反発力を感じなかったのだが、今日のゲームでも5回以降、1-2というスコアで試合が推移し、DeNA投手陣にはプレッシャーもかかったはずなのだが、ヤクルト打線は沈黙してしまった。ここまで淡々とアウトが重なってしまうと、作戦で状況を打破することは難しくなってしまう。チームとしての目標を失ってしまったチームが陥りやすい淡白な攻撃に終始してしまった。
新品価格 |
にほんブログ村
コメント
この試合で唯一気を吐いたのは全打席で内容が良かった濱田でしょう。残りの出場機会を大事にして、来季こそ大きく飛躍する姿を期待したい。
このところリリーフでまずまずの結果が出ている高梨は、このままリリーフで立場の確立を目指すのもありかもしれません。先発陣は質はともかく量はいますので、再構築が必要なリリーフ陣の一角になれればというところですかね。
超匿名さんへ
濱田は良かったですよね。そろそろ突き抜けた成績を残さなければ、苦しくなる年齢に差し掛かり始めましたよね。飛躍に期待したいです。
高梨もリリーフで結果を残し始めたのはプラスになりそうですね。