【ヤクルト】トリプル補強!元楽天・西川遥輝、元ソフトバンク嘉弥真、増田珠と基本合意を発表 – プロ野球 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
日刊スポーツ引用
昨日西川の獲得が濃厚になったとの報道があり、ブログ記事もアップしたのだが、本日正式に西川遥輝、嘉弥真新也、増田珠の獲得が発表された。西川については、昨日のブログ記事で触れているため、今日は、嘉弥真、増田について触れていきたい。
西川獲得の記事は下記の通り
・西川遥輝を獲得へ | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
嘉弥真と言えば、やはり「左殺し」のイメージである。左のサイドスローから投げ込まれるスライダーとシュートを内外角へ配して、打者を打ち取って行くスタイルに特徴がある。特に左打者相手には、外へ逃げていくスライダーと内に喰い込むシュートで、相手打者にまともにスイングを許さない凄みがあった。外いっぱいのスライダーでカウントを整えることが出来るため、打者は踏み込まなければならないのだが、そこにインコースへのシュートを配することも可能であり、左打者としては、厄介な投手に映るはずである。
しかしその嘉弥真も来シーズンは34歳という年齢で迎えることとなる。17年シーズン~22年シーズンまでは、毎年50試合以上のゲームに登板していたのだが、今シーズンは23試合の登板に留まってしまった。相手打者を抑えきれない場面も目立っており、今シーズンに関しては、最後まで状態を取り戻すことが出来なかった。
ボールのキレとコントロールをどこまで取り戻すことが出来るだろうか?私自身は、現代野球に置いてワンポイント投手への価値は見出しづらくなっている部分もある。22年シーズンに田口が担ったようなワンポイントに限らない火消しの役割を任せられれば大きいのだが、おそらく今の嘉弥真にそこまでの役割を担ってもらうことは難しいと考えられる。そうなると「左殺しのワンポイント」ということになると思うのだが、その役割を担うのであれば、自ずとハードルは高くなる。各球団の左の強打者(近本、佐藤輝、坂倉、佐野、大城、岡林ら)相手に被打率.100以下と言うような数字を求めたい。そこまで圧倒出来て、初めてワンポイントの投手には高い価値が出てくると思っている。もう一度「左打者であれば絶対に打たれない。」というスタイルを取り戻してもらいたい。
増田は、横浜高校時代から華を感じさせてくれたプレーヤーである。私もこのブログで何度か取り上げている。→「第99回高校野球選手権大会 気になった選手はいましたか? | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)」
このブログ記事内で私は、増田について『打席でも塁上でもセンターの守備でもとにかく積極的にプレーをする姿は、野球が大好きな「野球小僧」の姿そのものである。一球一球を大切にする姿がこの選手の一番の武器なのではないだろうか?野球の全てに対して意識が高いプレーを見せてくれるという意味では現中日の平田良介(大阪桐蔭)の高校時代の姿と重なる。
野球が上手くなりたいという気持ちが伝わってくる選手であるため、プロに入ってからも大いに期待できるのではないだろうか?ちなみにヤクルト目線で考えてもこの増田に関しては、狙っても良い選手のように感じる。センターの守備位置で光り輝くスター性の高い選手であり、神宮球場を所狭しと駆け巡ってくれるのではないだろうか?』と書かせてもらっている。当時のドラフトでは縁がなかったのだが、それから6年が経過したタイミングでヤクルトでプレーする姿が見られることとなった。
増田はプロ入り後内野手にも挑戦し、1軍のゲームにも出場しているように、本当に野球好きで野球が上手い「野球小僧」という印象である。しかし打撃面に関しては、数字を見るに明らかに伸び悩んでいる。本来であれば入団時に松田宣浩の後継者候補と言われたように巧さと強さを兼ね備えたバッティングにも魅力があった選手のはずである。この伸び悩みについては、以前怪我をした右手首の状態というものも影響しているのだろうか?もしそうなのであれば、増田についての心配はその部分だけである。元々野球に対して貪欲さがあるプレーヤーだけに心が折れていなければまだまだ伸びる要素がある選手だと思っている。
チームのムードメーカー的存在だった奥村が引退し、個人的に推していた「陽」のキャラクターを持つ度会の獲得も叶わなかった中で、その代わりを担ってくれそうな増田の獲得は、個人的には嬉しく感じる。
実績のあるスピードスターの西川、左殺しの嘉弥真、元気印の野球小僧増田、特徴のある3人がヤクルトで輝くことを期待したい。
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