2024年キャンプのポイント

【1軍】
▼投手（２２人）　石山泰稚、清水昇、奥川恭伸、木沢尚文、吉村貢司郎、松本健吾、小川泰弘、ロドリゲス、エスパーダ、大西広樹、小沢怜史、阪口皓亮、宮川哲、ヤフーレ、沼田翔平、石川雅規、山野太一、田口麗斗、山本大貴、高橋奎二、嘉弥真新也、サイスニード

▼捕手（４人）　中村悠平、松本直樹、内山壮真、橋本星哉

▼内野手（１０人）　赤羽由紘、山田哲人、オスナ、北村恵吾、北村拓己、増田珠、長岡秀樹、宮本丈、村上宗隆、武岡龍世

▼外野手（７人）　並木秀尊、塩見泰隆、浜田太貴、サンタナ、西川遥輝、丸山和郁、青木宣親

【2軍】
▼投手（１７人）　西舘昂汰、原樹理、星知弥、高梨裕稔、柴田大地、金久保優斗、尾仲祐哉、竹山日向、丸山翔大、今野龍太、近藤弘樹、嘉手苅浩太、山下輝、石原勇輝、長谷川宙輝、坂本拓己、下慎之介

▼捕手（４人）　西田明央、古賀優大、鈴木叶、フェリペ

▼内野手（７人）　小森航大郎、三ツ俣大樹、伊藤琉偉、高野颯太、川端慎吾、西村瑠伊斗、太田賢吾

▼外野手（３人）　山崎晃大朗、沢井廉、岩田幸宏

サンケイスポーツ引用

春季キャンプのメンバーが発表された。パッと見で気になる所と言えば、奥川が1軍メンバーに入っていること、本来1軍キャンプスタートが内定していたと思われるルーキーの西舘、石原が2軍スタートであること、沼田、橋本という育成契約の選手が1軍スタートであること、古賀が2軍スタートであること辺りだろうか？またルーキー以外の新戦力は、外国人選手含め、1軍キャンプメンバーに選ばれており、ここで実力をしっかりチェックされることになりそうだ。

それでは、今年もキャンプ、オープン戦の個人的なポイントを挙げていきたいと思う。

①奥川恭伸
・1軍キャンプに抜擢されたということもあるため、奥川の状態については注目していきたいと思う。ほぼ2シーズンを棒に振ってしまっており、昨シーズンは1試合も1軍のマウンドに上がることが出来なかった。右肘、右肩の状態がどの程度にあるのか気になる所である。昨シーズン同様、まずは決められた登板日にしっかり投げることが出来るかどうか？という部分を確認していく必要がある。現段階では、計算に入れられる選手ではないが、開幕まで1軍メンバーとして生き残ることが出来るかどうか要注目である。

②主力野手の調整
・昨年同様、基本的にはレフト以外のポジションについては、ある程度の実力者がいる状況である。捕手中村、一塁手オスナ、二塁手山田、三塁手村上、遊撃手長岡、中堅手塩見、右翼手サンタナの7名が開幕までにしっかりコンディションを整えることが出来るかどうか注目してみたい。

③レフトのレギュラー争い
・昨年同様、レフトのレギュラー争いにも注目していきたい。若手を抜擢できるポジションとしてシーズン通して複数の選手が担う可能性が高いのだが、チーム力向上という意味では、実力的に突き抜けてレギュラーを獲得する選手が現れることが望ましいだろう。
移籍組の実力者西川、大ベテラン青木、打撃に特徴のある濱田、内山、スピードに特徴がある山崎、並木、丸山和と候補者は豊富である。激しいレギュラー争いに期待したい。

④投手の新戦力は現れるか？
・こちらも昨年と同様の項目である。ドラフト1位西舘、ドラフト3位石原が2軍スタート言うことは多少想定外だと思うのだが、ドラフト2位の松本であったり、新外国人選手のエスパーダ、ヤフーレであったり、移籍組の宮川、嘉弥真だったりの投球はしっかり確認してみたい。1人でも多く1軍のメンバーに入ってきてもらいたいところではないだろうか？
そして冒頭でも触れたのだが、育成契約の沼田が1軍キャンプに抜擢されているのは要注目である。昨シーズン2軍で先発としてある程度投げられる所を見せ、アジアウインターリーグでも結果を残している。ヤクルトは投手陣の層が厚くないチームだけに、沼田は今キャンプが勝負である。ここで支配下契約を勝ち取れなければもう先はないくらいのつもりで臨んでもらいたい。

毎年キャンプ、オープン戦の最注目ポイントは「新戦力のチェック」になることが多いのだが、今キャンプ、オープン戦に関しては、既存戦力の状態の確認というものが最注目ポイントになりそうである。

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