あの日見た夢の続き(停滞編)

2024試合結果


ヤクルト3-6ソフトバンク

まずはここ記事を読んでもらいたい。
村上宗隆と高橋奎二 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
あの日見た夢の続き | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

「村上宗隆と高橋奎二」は、2018年の記事、「あの日見た夢の続き」は、2021年6月の記事である。一気に日本を代表するスラッガーへ駆け上がった村上と時間がかかりながらも徐々に頭角を現して高橋。2021年は、2人の活躍でチームをリーグ優勝、日本一に導いてみせた。
2018年9月16日に2人の若者に見た夢の物語は、今も現在進行形で続いている。2023年のWBCで日本代表に選出された2人は、世界一に輝き、このまま長い全盛期に突入するのかな?と思ったのだが、村上は、三冠王に輝いた2022年と比べれば中々状態が上がらず、高橋は、2021年後半~2022年シーズンの投球が影を潜めてしまっている。

今日の高橋は、いつも通りボールにキレを感じさせてくれた。ストレートは唸りを上げるような凄みがあったし、変化球もキレていた。ある程度コントロールが付けば、力でねじ伏せられるようなボールが投げ込めていたと思うのだが、初回からボールが暴れてしまい、投球の組み立てに四苦八苦することになってしまった。ここ2試合何とか先発としての役割を果たす投球を披露し、このまま流れに乗ってくれれば、という思いを持っていたのだが、そう上手くは行かないのが、高橋奎二である。正直高橋奎二の年齢がまだ20歳そこそこであったならば、今日の投球にも十分夢は描けていたと思う。しかしプロ9年目の27歳のサウスポーに今日の投球内容に夢を描くことは出来ない。
初回から与四死球が増えてしまい、2イニング続けて0アウト満塁のピンチを作ってしまい、2イニング続けて押し出し四球を与える結果となってしまった。山田に同点2ランホームランが飛び出した直後の4回も打ち込まれてしまい、結局3回1/3で95球を投げ、被安打7、与四死球7の5失点(自責点4)という数字で降板となってしまった。このスタッツに関しては、何一つ擁護することが出来ない数字である。投げるボール自体は魅力的であったことが救いと言えば救いなのだが、完全に停滞期となってしまっている。何とか先発投手としての安定感を出していってもらいたい。高橋奎二27歳、このまま停滞した野球人生になってしまうのか?それとももう一花咲かせてくれるのか?野球人生の曲がり角に差し掛かっている。

昨日特大の3ランホームランを放った村上は、今日はチャンスで結果を残せず、守備でもエラーが失点に結びついてしまった。村上は、今でも日本を代表するスラッガーであり、MLBで通用する可能性のある選手だと思っている。しかし打ってほしい場面で信じられないくらいにことごとく結果を残していた2022年シーズンと比べてしまうと、どうしても物足りない印象になってしまう。私自身は、村上は、大きな怪我などがなければ、2022年に近い数字をメジャーに渡るまでは、残し続けてくれるのではないか?と予想していた。しかしそう上手くは行かないものである。村上は、スラッガーなのだが、三冠王を獲得したように本来は率も残せるスラッガーである。昨シーズンも今シーズンもそうなのだが、素人目では、打席でどっしり構えているように見え、ボールの見極めもある程度出来ているように感じるのだが、それでも極端に三振の数が増えてしまっている。こういった打撃が、2シーズンに渡って続いてしまっていることに不安を感じる部分がある。また守備についても、2019年シーズンから年々上達していたものが、昨シーズンから崩れてしまっていることも気になっている。おそらく本人の中では打撃も守備も何らかの違和感を感じているのではないだろうか?しかしそこを修正するということは簡単なことではないのだろう。それだけに村上自身もどかしさを感じているのではないだろうか?塩見が長期離脱となり、山田も本調子には程遠い中で、村上の活躍がなければ、ヤクルトの浮上はないと思っている。高橋同様停滞期に入ってしまっているのだが、ここから巻き返すことが出来るだろうか?

P.S 6月11日の7回の集中打、今日のゲームの同点になった直後の4回の集中打にソフトバンクのチームとしての強さを感じました。盤石に見えるのですが、シーズン終了時までこのチーム状態を維持できますかね?




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感想(1件)




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コメント

  1. sabo より:

    高津ヤクルトのセリーグ連覇した21.22のときには高橋奎二は結果を出してますからやはり彼が活躍しないと優勝はもちろんAクラスも難しい。ケガや勤続疲労などで何かが変わってしまったのかと言えば前回のような理想的なピッチングも出来るわけで、そうなるとどうすればコンスタントに実力を発揮できるのかを本人やスタッフも考えているでしょう

    ネットで見た意見には過去のデータから中6日だと調子が悪いとありました
    正確なデータを見たわけでは無いのでなんとも言えませんが回復力は人それぞれとも聞きますし、ローテの回し方を変えるのは高津監督の得意技なので一案かもしれません

    山田に二号が出ましたね。この長打力は流石です

    • fiys より:

      saboさんへ

      先発ローテを任されるのであれば、もう少し安定感は欲しいですよね。投げているボールの威力、キレは間違いないと思うのですが…

  2. 超匿名 より:

     高橋は悪い時はとことん悪いですね。与四死球7は酷い。村上の方は三冠王経験者であることを忘れれば、四番として見映えのするシーズントータルで30本は打ってくれるだろうという期待は持てますが、高橋の方は少なくないファンが期待する二桁には届きそうにないと思います。投げるボールや素質からすると現状の成績は物足りないですね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      そうなんですよね。あれだけのボールが投げられるのであれば、もう少し数字を残してもらいたいですよね。

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