これはこれで「七夕の悲劇」なのかもしれない。

2024試合結果


ヤクルト3-7巨人

ホーム神宮での巨人との3連戦。猛暑だったり、ゲリラ豪雨だったりと、天候の厳しい中でのゲームとなったのだが、その中でも多くのファンが球場に足を運んでいた。しかしヤクルトは、そんな状況下で巨人に手も足も出ないような惨敗で3連敗を喫してしまい、借金も10まで膨らんでしまった。
「七夕の悲劇」と言えば、2017年の7月7日「発狂するレベルの大逆転負け | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)」ということになるのだが、今日は今日でヤクルトファンにとっては「七夕の悲劇」再びということになるのかもしれない。勝てるゲームを大逆転負けで落とす方がファンの心理的ダメージは大きいのかもしれないが、3試合続けて初回に先制点を許し、常にリードされた展開で3連敗を喫してしまう展開も中々厳しいものがある。広島が中日相手に3連敗を喫し、首位とのゲーム差が広がらなかったことが唯一の救いだろうか…

先発のサイスニードには、一昨日、昨日のようなことなく、無難に立ち上がってもらいたいと思っていたのだが、丸、吉川に連打を浴びて、いきなり0アウト2,3塁のピンチを招くと1アウト後、岡本和に2点タイムリー2ベースを許し、先制点を奪われてしまった。岡本和のあたりに関しては、強烈な打球ではあったのだが、村上には何とか止めてもらいたい打球だった。止めたとしてもヒットになった可能性は高いのだが、おそらく止めていれば、この場面で得点を許すことはなかったはずである。「守れない。」という部分も今シーズンのヤクルトの課題の一つである。その後サイスニードは大城に2ランホームランを浴びてしまい、初回に4点を失ってしまった。それどころか、2回にも丸に2ランホームラン、岡本和にタイムリー2ベースを浴び、2回で7点を失ってしまった。ホーム神宮でのゲームは、最後まで何が起こるか分からないという気持ちは持っているのだが、それでも冷静に考えれば、2回までで7点を失ってしまったことは致命的である。一昨日の小川に続いて、先発としての役割を果たすことが出来なかった。
リリーフ陣は、小澤が2イニング、ロドリゲスが3イニングを投げて、上手くイニングを喰うと、7回、8回は嘉弥真、田口が1イニングずつ投げて、無失点に抑えてみせた。序盤で大差が付いたゲームであるため、個人的には、好投しても参考記録程度の意味合いで捉えているのだが、小澤、ロドリゲスの2人に関しては、今後の先発復帰も視野に入れた中で、首脳陣に対して良いアピールが出来たのではないだろうか?特にロドリゲスの縦の角度を上手く使った投球は印象に残った。
昨日結果を残せなかった嘉弥真も今日は、良い投球を見せてくれた。特に大城を三振に取ったスライダーは完璧だった。相手の左バッターがどう足掻いても打てないコースに投げ込むのが嘉弥真の一番の武器だと思っている。今日は良かったのではないだろか?

打線は、序盤から7点を追う展開となってしまい、非常に苦しかったのだが、それでも何度かチャンスを作ることは出来ていたし、「ひょっとすると、ひょっとするかな?」という場面もあることはあったのだが、結果としては、4回の松本直のタイムリーヒットと相手のミスによる3得点のみにとどまってしまった。一昨日のゲームで途中交代となったサンタナは、登録抹消にはなっていないものの、昨日、今日とゲームには出場せず、村上、山田の状態も上がらないとなると、かなり厳しい状況にあることに違いはない。どの球団も投手陣が苦しくなってくる夏場に村上、山田の状態が上がってくれば…と淡い期待は抱いているのだが、今の所その気配はない。
私がヤクルトを応援し始めた頃には、広澤や池山が豪快なバッティングを見せる一方で三振を繰り返し、89年にはパリッシュも加わって、3人で三振の山を築いてしまった時期も経験しているのだが、山田、村上に関しては、それらの選手と比べても、これまでNPBで残してきた実績が段違いと言って良い程の選手である。その2人が同時に苦しんでいる状況は、ファンから見ても苦しいものである。塩見を欠き、サンタナの状態も不透明な中で、この2人には何とか結果を出してもらいたいのだが…。そんな雰囲気が出て来ないところに危機感を感じる。

ここに来て先発投手陣が苦しくなり始めているのだが、そうなって感じることは、開幕直後、先発投手陣が奮闘していた中で勝てるゲームを勝ち切れなかったことである。序盤戦は、箸にも棒にもかからないようなゲームは少なく、「勝っていてもおかしくないゲーム」が数多くあった。そういったゲームを拾えなかったことが、今に影響してきてしまっているように感じる。




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感想(2件)




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コメント

  1. 超匿名 より:

     今季は神宮で巨人に勝てないので、カードが始まる前から三タテの不安を感じていたので、「やっぱりか」というところで個人的には悲劇とまでは感じませんでした。
     全盛期は過ぎてもチームに大きく貯金をもたらしている菅野と、彼と同期で勝てない小川、打点を重ねてチームの勝利に貢献した岡本と、勝利どころか守備で足を引っ張った村上という対比も目に付きました。
     小澤を先発に戻すのは賛成ですが、私としては先発失格に見えなかったのにリリーフに転換されているので、もし戻すのであれば首脳陣は小澤としっかりコミュニケーションを取った上で行って欲しいと思います。
     

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      エースと4番を対比してしまう部分はあるかもしれませんね。
      「やっぱりか。」という感想が出てきてしまうこと自体、寂しいですよね。

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