ヤクルト2-3×中日
バンテリンドームナゴヤで終盤までリードを奪っている展開で、逆転負けを喫する印象はほとんどない。だからこそ、4月16日の逆転負けが印象に残っているのだが、今日のゲームも4月16日同様に8回表まで2点のリードを奪いながら、逃げ切りに失敗してしまった。吉村にアクシデントがあり、急遽降板となってしまった影響もあったとは思うのだが、それにしても、この負け方での同一カード3連敗は頂けない。
過去記事はこちらから→「良い形を作っただけに…明日以降まで引きずりそうな逆転負け。 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)」
2-0というスコアのまま、ゲームは、8回裏に突入した。吉村の球数はすでに100球を超えていたのだが、この回のマウンドにも吉村が上がった。先頭の代打カリステを打ち取り、しっかり1アウトを取ったのだが、続く村松の打席で吉村にアクシデントが襲った。私はリアルタイムで見ていなかったため、詳細は分からないのだが、右手を気にするゼスチャーがあり、そのまま降板となってしまった。今日の吉村は、序盤は、ピンチの連続であり、特に初回は、1アウト満塁という大ピンチを招いてしまったのだが、板山をダブルプレーに打ち取り、ピンチを脱すと、中盤以降は安定感のある投球を披露してくれた。ストレートに威力があり、スライダー、フォークもしっかり機能していた。球数が100球を超えた8回も続投させたのは、高津監督をはじめとする首脳陣が吉村に信頼を置いているからこそ出来る策だったのではないだろうか?私は、何度かこのブログで書いているが、今のヤクルトのエースは、吉村だと思っている。首脳陣の期待に応えてもらいたい。
その8回裏1アウトランナーなし、バッター村松、カウント3-1という場面で大西にスイッチしたのだが、急遽の交代で準備不足だったのだが、村松を四球で歩かせてしまうと、続く福永には死球を与えてしまい、高橋周にはヒットで繋がれ、1アウト満塁とピンチを広げてしまう。細川は三振に斬って取り、2アウトまでこぎつけたのだが、続く板山に押し出しとなる四球を与えてしまい、ここで大西から田口にスイッチすることとなった。中日も代打に中田を送り、勝負を賭けてきたのだが、ここは田口が中田を抑え込み、何とかリードを保ってみせた。この試合の山場を何とか凌ぎ切ったため、これで大きく勝利に近付いたと思ったのだが、そう簡単に勝たせてはくれなかった。
9回のマウンドに上がった木澤は、簡単に1アウトを取ったものの続く岡林にヒットで出塁を許すと、続くカリステには、ライト線を破る同点タイムリー3ベースを浴びてしまった。上手く1つ目のアウトを奪えたため、このまま逃げ切れるかな?と思ったのだが、中日打線に掴まってしまった。これで一打サヨナラ負けというシチュエーションに変わってしまい、ここで今シーズンヤクルト戦では、絶好調を維持している村松を打席に迎えることとなる。ヤクルトベンチは木澤から山本へスイッチし、何とか延長戦に持ち込みたかったのだが、村松にサヨナラ犠牲フライを許して、逆転負けとなってしまった。
バンテリンドームナゴヤでのこの負け方は、私は「大逆転負け」の類に入る負け方だと思っている。吉村を責める気持ちにはなれないが、今回のカード3連敗はダメージが残る3連敗となってしまった。
打線では、今日は山田が梅津から先制ホームラン、追加点となる犠牲フライと結果を残してみせた。甘いボールだったとは言え、150キロのストレートに振り負けずにレフトスタンドに運んだ一発は、山田らしさを感じる一打となった。それだけに9回の守備で交代してしまったことが気になる所である。明日以降、しっかりゲームに出場出来れば良いのだが…。
塩見、サンタナを欠く中で、村上、オスナ、山田の長打力には期待したい所である。この3連戦は、山田のホームランと犠牲フライによる2得点しか奪えなかったのだが、何とか打線を「線」として機能させて、得点力アップを狙いたい所である。
残り50試合、優勝はおろかCS進出も見えなくなってきているのだが、1試合1試合丁寧に戦っていく他ないだろう。
価格:1100円 |
にほんブログ村
コメント
ヤクルトが誇るスターである山田が広いバンテリンでも一発を放ち、底力を見せてくれたのは嬉しかった。
木澤の敗戦数はまだ許容範囲だと思いますが、今季のチームの弱点の一つである明確な抑えの不在が響きましたね。現状山本にラスト1イニング任せるのがベターに思えたりしますが、長い目で見て木澤のストッパーとしての成長を待つというなら反対ではありません。
超匿名さんへ
山田のホームランは、ファンとして特に嬉しく感じてしまいます。
リリーフ陣は、今後どういった起用法になっていきますかね?