元気なく。

2024試合結果


ヤクルト0-6阪神

ここの所一段と当たりが出ていない村上の打順がついに6番になってしまった。昨シーズン、今シーズンと2019年~2022年まで右肩上がりで結果を残してきたのが嘘のように結果が出なくなってしまっている。もちろんそれでも2023年は、31本塁打、2024年は現段階でホームラン王、打点王の可能性がある位置に付けているため、相対的に見れば日本を代表するスラッガーの位置をキープしていると思うのだが、これまでの神懸ったような村上の姿を知っているファンからするともどかしさを感じてしまう。私は、それでも4番もしくは上位に固定することを支持していたため、このタイミングで6番に降格したということは、それだけ状態が良くないということなのだと思う(消化試合なのでチームの勝利よりも村上の状態を少しでも戻すことを最優先したのかもしれないが…)。
今年チームの軸になってもらいたかった村上、山田、中村、高橋、田口らの元気のなさが目立つゲームとなってしまった。

先発の高橋の状態自体は、そこまで悪くなかったのではないだろうか?おそらく阪神ベンチもロースコアのゲームを見据えた中で初回から中野に送りバントを命じたのではないだろうか?しかし、高橋は、初回に不運なヒットもあるなかで、いきなり4点を失ってしまった。ここに来て状態を上げてきている阪神の中軸打者に上手く捉えられてしまった部分もあったのだが、初回の4失点は、今のヤクルトにとっては非常に厳しい4点である。それ以降は、5回まで無失点で粘れていただけに初回の4失点があまりにも痛かった。良いボールは投げられていたが…というある意味では、いつもの高橋のピッチングだったのかもしれない。前回の登板で気になったカットボールについても今日はあまり使っていなかったようである。この辺りは何か理由があるのだろうか?
リリーフ陣では、9回のマウンドに上がった田口が大山にダメ押しの2ランホームランを浴びてしまった。今シーズンはコンディション不良で出遅れ、何とか開幕に間に合わせたもののすぐに2軍で調整となるなど、本来のボールが投げられないもどかしい日々が続いていた。しかし、登板を重ねながら、徐々に状態を上げ、最近は、クローザーではなくなってしまったが、安定感のある投球が戻ってきていた。今日も簡単に2アウトを奪ったのだが、その後に森下に内野安打を許すと、続く大山に2ランホームランを浴びてしまった。出力も戻ってきて、夏場からはまずまずの投球を見せていたのだが、この展開での2失点は、少し寂しい気持ちにもなってしまう。

打線は、1番西川、4番サンタナがそれぞれ3安打を放つなど、9安打を放ったのだが、才木をはじめとする阪神投手陣の前に完封負けを喫してしまった。1回、2回、4回、6回と西川、サンタナが先頭打者としてヒットで出塁し、才木相手にチャンスを作っていたのだが、そのチャンスをことごとく潰してしまった。サンタナの後ろは、オスナ、村上、山田、中村と続いていただけにこの並びで得点を奪えなかったことが、今年のヤクルトが下位に低迷している大きな要因だと感じることが出来た。ここ最近の才木は、前半戦のような難攻不落の印象はなく、何とか喰らい付けそうな投球内容にも映ったのだが、今シーズン主力として数字を残してほしかった選手達がサンタナの出塁を活かすことが出来なかった。どこかで1点でも入っていれば、また違った展開になったと思われるだけに、この並びで得点できなかったことが残念でならない。
サンタナ、オスナの両助っ人外国人選手が実力を発揮し、長岡が打撃面でも大きく飛躍したシーズンに野手陣の核である村上、山田、塩見が思うように結果を残せなかったことは、チームにとって大きな痛手となってしまった。村上に関しては、冒頭にも書いた通り、19年~22年までの数字が素晴らしかっただけに、ここ2年の数字はかなり物足りないのは確かである。しかし不調で、ここまで苦しみながらも毎試合試合に出続ける心身の強さは、村上の大きな武器であると感じる。ミスがあっても三振を繰り返してもトライし続ける姿は、「超一流選手」の姿そのものである。結果を残し続けることにこしたことはないのだが、結果が出なかった時でも心は折れずに必死に自分のプレーを継続する姿は、他の選手のお手本になるはずである。
今日のゲームは、個々の選手の元気のなさが目についたが、それでも試合は、やってくるのである。今日でリーグ優勝の可能性が完全消滅したようだが、それでも応援しているファンのために全力プレーを続けてもらいたい。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     開幕前に今季こそはと期待した高橋は二桁勝利ではなく、敗戦数が二桁になりそうです。チームが低迷しているのも一因なんでしょうが、この勝敗は寂しい限りです。
     ロドリゲスのスピードボールを見ていると、来季は今日の様な劣勢の展開ではなく、セットアッパーやクローザーあるいは先発でも、良い場面で起用させる存在になると期待します。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      高橋は、来シーズンこそは、先発の軸になってもらいたい投手ですよね。

      ロドリゲスは、来シーズンもヤクルトで投げてくれることを願います。楽しみな投手ですよね。

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