6-7、6-7、村松、村松

2024試合結果


ヤクルト6-7中日

2日連続、6-7というスコアでの惜敗となった。昨日は、サイスニードが初回に4点を失い、追いかけながらの6-7という試合展開だったのだが、今日は一旦は、4-2とリードを奪ったため、勝ち切りたいゲームだった。神宮での中日戦で乱打戦となれば、ある程度勝てていた時代もあったのだが、今年はそうはいかなかった。そして今日も村松には、4安打を許してしまい、結局シーズン当初から最後まで打たれ続けてしまった。以前DeNAの梶原に打ち込まれた際に、村松の名前もセットで挙げさせてもらったのだが、個人的には、梶原は、今後スーパースターになる可能性のある選手だと感じており、その成長期に丁度打ち込まれてしまったというような解釈をしているのだが、村松にここまで打ち込まれてしまう理由は、未だに掴めていない。特に神宮球場では、44打数26安打、打率.650という異常な数値が残っている。もちろんコースヒットと呼ばれるようなヒットも何本かあったと思うのだが、ラッキーだけでここまでの数字は残らない。どの投手が投げても打ち込まれてしまったということは、何らかの理由があるはずである。神宮球場は傾斜が付いており、打ち下ろしの球場になっているという話はよく聞くのだが、この形状であることで、村松にとって投手の球筋が見やすいなどの何らかの理由が隠されているのだろうか?今日は、今シーズン最後の神宮での中日戦だったのだが、最後まで村松を止めることが出来なかった。

ヤクルト先発の山野は、前回、前々回の巨人戦で内容の良い投球を見せてくれたため、今日の登板も期待していたのだが、初回にいきなり、岡林、村松、福永に3連打を浴び、0アウト満塁のピンチを背負ってしまうと細川に押し出し四球、宇佐見に犠牲フライを浴びてしまい、2点を先行されてしまった。ボール自体は悪くは見えなかったし、細川への押し出し四球も非常に惜しいコースのボールだったため、2回から粘れれば、それでOKかな?と見ていたのだが、今日は、2回以降も粘り切れず、味方打線が逆転してくれた後の3回に福永に同点2ランホームランを浴び、4回には岡林に勝ち越しタイムリーを許してしまった。結局今日は、4回5失点で降板し、負け投手となってしまった。
正直これだけのボールを投げていれば、山野タイプの投手であれば、最低でも5~6回を3失点以内くらいの数字を期待したいのだが、今日は、失点を重ねてしまった。一時の底の状態からは抜け出したと思うのだが、まだまだ1軍で勉強していかなければならないことが多い投手である。今日の投球はしっかり振り返り、今後のプロ野球人生に活かしてもらいたい。
そして2番手として5回のマウンドに上がった木澤も、悪い時の木澤の投球内容となってしまった。ストレートの球速自体は、MAXで154キロを記録するなど、数字は出ていたのだが、ボールが荒れてしまい、四球も絡んだ中でピンチを招くと鵜飼に2点タイムリーヒットを浴びてしまった。今シーズンの木澤は、ボールが制御しきれない投球が続いてしまい、安定感に欠けてしまった印象である。3年続けて50試合以上の登板を継続できたことは、大いに評価したいのだが、今シーズンここまでの防御率3.12という数字は、物足りない。パワータイプの荒れ球リリーバーではあるのだが、その実野球への探求心が高く、クレバーな選手でもあるのだが、自分の思ったところにボールが操れないようだとどうしても行き当たりばったりの投球に映ってしまう。そう感じさせないような投球を木澤には期待したい。
逆に6回の丸山翔、7、8回のロドリゲス、9回の小澤の3投手は、きっちり無失点で中日打線を抑えきってみせた。3投手ともに先発としても面白いのではないか?と感じさせてくれるような投手ではあるのだが、今シーズンはリリーフとして結果を残してみせた。来シーズン以降どういった起用法になっていくかは分からないのだが、今シーズンリリーフとして結果を残したことは、今後に繋がってくるはずである。

打線では、今日1番で起用された長岡が2点タイムリー2ベースを含む4安打と気を吐いてみせた。最多安打のタイトル争いを繰り広げる中で、何とか首位の近本に喰らい付いている。今シーズンの長岡は、インコースのストレートをしっかりライト方向へ強く引っ張ることが出来ている。そして外角のボールを逆方向に運ぶことも出来ている。いわゆる逆らわないバッティングが出来ているのではないだろか?こういったシンプルなバッティングが出来るということは、それだけ打撃技術が高いということが言えるのではないだろうか?9回にマルティネスから放ったセンター前ヒットも含め、今シーズンの長岡の良さが、今日1試合の中で詰まっていたように感じる。
もう一人選手の名前を挙げるとすれば、サンタナの名前を挙げたいと思う。9回のマルティネスとの勝負は、見事だった。マルティネスの力のあるストレートに対して、ライト方向へ強い打球、飛距離のある打球を放てるのは、サンタナくらいなのではないだろか?あわや同点2ランホームランという打球を放ち、最終的には追い込まれながらもライトへヒットを打ってみせた。サンタナの技術とパワーが詰まった打席となった。
長岡とサンタナ、この2人が今シーズンのヤクルト打線をけん引したことは間違いないだろう。私は、あくまでもヤクルトスワローズというチームのファンではあるのだが、長岡、サンタナには、是非タイトルを獲ってもらいたいと思う。シーズン通して結果を残し続けたことは見事である。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     この日の負けで全球団に対しての負け越しが決まったみたいです。今季のヤクルトは満遍なく弱かったことが示されてしまいました。
     二冠の村上、首位打者のサンタナ、最多安打の長岡と主要な打撃タイトルを独占する可能性がある状況なのに、チームが低迷したのが寂しいです。野球は投手力とはよく言われますが、ある程度の投手力がないと15年みたいにはいかないですね。
     丸山は館山氏が今の状態を先発で再現できるならエースになれると評していました。空振りを奪える直球に変化球の制球も悪くないですし、来季以降が楽しみな投手だと思います。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      全球団に負け越したということは、地力がなかったということなのでしょうね。

      丸山翔は、スライダーが使える球種となり、投球の幅が広がりましたよね。縦のカーブを上手く使えれば先発としても面白そうですよね。

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