マツダスタジアムで勝てましたね…

2024試合結果


ヤクルト3-1広島

今シーズン一度も勝てていなかったマツダスタジアムでようやく1勝を上げることが出来た。広島が3連覇を達成した2016年~2018年まで大いに苦しめられたため、それ以降は、マツダスタジアムにあまり良いイメージは抱けていないのだが、今シーズンもそんなシーズンになってしまった。広島に関しては、9月上旬までは優勝争いを繰り広げていたのだが、それ以降まるで魔法が解けてしまったかのように勝利から見放されてしまっている。そんな広島相手でもマツダスタジアムで勝つことは容易ではないと思っていたのだが、今日は高橋の粘投が勝利に繋がったと感じさせてくれた。

高橋の課題の1つに1試合ごとの波の大きさ、1イニングごとの波の大きさというものがある。好不調の波が大きいため、投手としての高い才能を保持しながら、中々満足のいくような数字が残ってこない状況が続いていた。今シーズンもシーズン通して安定した投球を披露することが出来ず、2軍落ち、ローテ落ちを経験するなど、落ち着かないシーズンとなってしまった。
それでも8月以降の登板に関しては、ピンチで粘れる場面も増え、先発投手として試合を作ることが出来たゲームが増えてきている。今日も2回に2アウト満塁、6回に0アウト1,3塁のピンチを背負ってしまったのだが、このピンチで高橋が粘り切ってみせた。2回は投手の九里相手に冷静に三振を奪うと、6回は、秋山、菊地に連打を浴び、0アウト1,3塁のピンチを背負ったのだが、ここから野間をレフトフライ、小園死球で満塁となった後、坂倉をショートフライ、末包を見逃し三振に斬って取り、大ピンチを無失点で切り抜けてみせた。
ここに来て、ストレート、スライダー、チェンジアップ、カットボール、カーブという5つの球種をバランスよく投げ込むことで、打者に的を絞らせないことが出来ているように感じる。また今日は、6回を投げて与死球1のみに抑えたように、ここの所コントロールも安定してきている。マツダスタジアムのようなピッチャーズパークであれば、こういった投球をすれば、ある程度試合を作ってくれる計算が立つはずである。今シーズンの中でも停滞期があったため、シーズン7勝目をあげたとは言え、手放しで喜ぶ訳にはいかないのだが、マツダスタジアムでの連敗を止めたのは、間違いなく高橋の好投があったからである。
リリーフ陣は、8回にロドリゲスが1点を失ってしまい、最後まで気が抜けない展開ではあったのだが、9回は小澤が、広島打線を三者凡退に抑え、3-1というスコアのまま逃げ切ってみせた。少なからず小澤にはプレッシャーが掛かったと思うのだが、その中でも三者凡退で締めくくることが出来る辺りに小澤のクローザーとしての資質を感じることが出来た。来シーズンはどういったポジションを任されるのか分からないが、クローザー候補の1人として必ず名前が挙がることになるだろう。

打線は、初回にオスナのタイムリーヒットで先制点を奪ったのだが、その後は、九里をはじめとする広島投手陣の前に、中々追加点を奪うことが出来なかった。それでも7回にこの回からマウンドに上がった森浦相手にオスナ、山田の連打と丸山和の送りバント、中村申告敬遠で1アウト満塁のチャンスを作ると、ここで代打川端がしぶとくタイムリーヒットを放ち、追加点を奪うことに成功してみせた。その後西川は押し出し四球を選び、さらに1点を追加してみせた。
決して打線が繋がったゲームとは言えないのだが、投手陣が粘る中で効果的に追加点を奪ってみせた。いわゆる「投打の歯車が噛み合ったゲーム」ということになるのではないだろうか?

とりあえずマツダスタジアムで1つ勝てたことにホッとしている方も多いのではないだろか?




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コメント

  1. 超匿名 より:

     高橋はチームにとって鬼門であるマツダで勝てたあたりはエースっぽさを感じますね。来季は序盤からこの活躍をお願いしたい。
     高津監督の続投にはどう感じていらっしゃいますか?私は球団二度目の連覇の功績は偉大ながらも、就任二年目から日本一→リーグ優勝→5位→現時点で最下位と成績が下がっており、決断するのではないかと思っていたので意外でした。続投となった以上はこの試合で投げた高橋をエースにすることを含めて、来季の巻き返しへ取り組んでもらいたい。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      最近のプロ野球界の流れからすると辞任する可能性が高いかな?と思っていましたが、高津監督は来シーズンも指揮をとるという選択をしましたね。村上が後1年でチームを離れることが分かっている中で新監督を迎えるのは難しいのではないか?という気持ちも持っていたのだが、私は、高津監督の続投に賛成です。
      高津監督にとって来シーズンは、「All or Nothing」なシーズンになるのではないでしょうか?

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