ヤクルト1-3広島
両チームともに大幅にメンバーを入れ替えたり、引退試合となる野村が先発のマウンドに上がったりと、消化試合感の強いゲームとなったのだが、ヤクルトはまだ順位が確定しておらず、勝てば最下位を免れることが出来るゲームだった。私は、出来れば1つでも上の順位でフィニッシュしてもらいたいと願うタイプのファンであるため、若手を使いながらでも何とか勝利を手にしてほしい最終戦だと感じていたのだが、結果は、敗戦ということになってしまった。これで中日が最終戦で勝利か引き分けでヤクルトが最下位、中日が負ければ5位というシチュエーションとなった。こうなると他力本願という形であるため、最下位でも5位でもやむを得ないかな?という気持ちになっている。とにかく今日は勝ってもらいたかった…というだけである。62勝77敗4分け。これが2024年シーズンのヤクルトの成績である。
先発した山野は、普段より格が落ちる広島打線相手に3回無失点の投球を披露してくれた。今シーズンは、怪我で長期離脱する前の投球スタイルに徐々に戻って来たように感じた。大崩れしてしまうゲームも多々あり、心配した時期もあったのだが、シーズン最終盤になって少しずつ結果が出るようになってきた。そして今日の最終戦で先発を任されたように高津監督をはじめとする首脳陣から期待される存在になっていることを感じさせるシーズンとなった。
昨シーズンに比べて、1つ1つのボールの質は上がっているように感じる。来シーズン開幕に向けてしっかりコンディションを整え、投球フォームを固めてもらいたい。私が好きだった頃の山野の姿に戻ってきている。来シーズン注目していきたい投手の1人である。
2番手でマウンドに上がった奥川は、若手中心の広島打線に打ち込まれ、2点を失ってしまった。今出来る精一杯の投球をしていることは伝わってくるし、現状のボールの質、コントロールである程度相手打者と対峙できるのが奥川の凄さだと感じている。しかし来シーズンになれば、今シーズン以上に状態が上がると簡単に考える訳には行かないと思っている。今の奥川が、現在の力のままで来シーズンのマウンドに上がる可能性もあると思っている。その中でどれだけの球数を投げられるか?どれだけの登板間隔で投げられるか?という部分が重要になってきそうである。ファンとして過剰な期待はしないで見守っていきたい。
野手陣では、並木、丸山和、増田、小森が先発出場し、岩田、橋本、武岡が途中出場を果たした。並木、丸山和は打撃でも結果を残せるようになってきており、来シーズンはあくまでもレギュラーを狙ってプレーしてもらいたい。小森、橋本は、2軍でしっかり結果を出した中で最終盤に1軍での出場機会を手に入れてみせた。正直橋本に関しては、支配下契約となった直後に1軍昇格のチャンスがあるのかな?とも思っていたのだが、どちらかというと育成契約選手だと2軍でのゲーム出場に支障が出る可能性を鑑みての支配下契約だったようである。それでもパンチ力もバットコントロールの良さも感じさせる打撃面では楽しみな選手だと感じる。この2年間悪くない成長曲線を描いているように感じる。
そして小森は、2軍で武器であるスピード面に磨きがかかってきている。正直ここまで積極的に走れる選手であるという認識がなかったため、少し驚いている。ある程度のスピードを持っている選手は積極的に次の塁を狙うよう2軍のチーム方針として徹底している部分もあるのではないだろうか?初ヒットはお預けとなってしまったが、飛躍のシーズンになったのではないだろうか?
増田、岩田、武岡も少しずつではあるが、1軍の試合のスピード感に慣れてきている部分はあるのではないだろか?来シーズンはもう一段上のレベルを目指してもらいた。
最後の最後で村上が負傷してしまいましたね。オスナ、サンタナ、村上と来シーズンに影響がないと良いのですが…最後の最後まで怪我人が出てしまいましたね。
シーズン通して考えると、投手陣も野手陣もメンバーを上手く固定することが出来ず、最後まで苦しいシーズンとなってしまった。それでも投手陣も野手陣も焼け野原という状況にはなっておらず、来シーズンに向けてもう一度戦力を整え直し、チームとしての方向性が定まってくれば、十分戦えると信じている。来シーズン高津監督の下でもう一度頂点を目指してもらいたい。
P.S 今シーズンも何とか143試合ブログを更新することが出来ました。何度も書かせてもらっているのですが、私は、全試合中継を視聴できる環境になく、他のヤクルト関連の発信をしているブロガーの方やユーチューバの方などに比べると薄い内容のコンテンツになってしまっていると思います。このブログをスタートした2011年と比べて、プロ野球ファンの方の発信の仕方も多岐に渡るようになり、専門性も高くなってきたと感じます。そんな中での「ヤクルトファンの日記」を続けていく意味を見出しづらくなっている部分もあるのですが、ヤクルトスワローズが好きな気持ちは、ファンになった1988年~今日まで変わることはありません。その好きな気持ちを今後もブログで発信していければ良いのかな?と思っています。
毎試合のようにコメントを頂いた「超匿名さん」は「saboさん」には、長年に渡ってコメントを頂き、本当に感謝しています。今シーズンは、「アームさん」からも多くのコメント頂きました。正直ネットに疎いオジサンのブログは読みづらいと思うのですが、それでも読み続けている方がいることに本当に感謝しております。今シーズンも「ヤクルトファンの日記」を読んで頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いします。
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コメント
防御率から見たら先発失格だろう山野に多くの機会が与えられるのは、戦力外になった市川に重なるものがある気がしますが、ローテに定着して欲しいとの期待の証でしょうから、チャンスをものにして欲しいですね。
シーズン終わってしまいましたね。優勝争いと縁遠い年は終わるのが早く感じます。
今年も毎試合更新ありがとうございました。以前毎試合詳細なコメントをしていたKさんに質量で及ばなくても、毎試合コメントだけでもと思うのですが、時間的能力的に厳しいのが現実です。
他に二つブログを見ていますが、こちらのブログの内容に不満を持ったことはありません。これからも気持ちが続く間は続けてもらえればありがたいです。
超匿名さんへ
山野は、しっかり結果を残したゲームもあるので、来シーズンは改めて注目してみたいと思います。
いつもコメント頂き、ありがとうございます。そういえばkさんどうしていますかね?
今後とも出来る限り続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
いつも楽しいブログをありがとうございます!
来シーズンも宜しくお願いします。
毎年、毎試合、更新するのは大変なことだと思いますが来年も楽しみにしています!
アームさんへ
励みになるコメントありがとうございます。
出来る限り継続していきたいと思います。
今年もお疲れ様です!
143試合ブログを更新するのは本当に凄いです!いつも尊敬してます!
今年はね
あともうちょっとヤクルトが勝ってくれれば(汗
高津監督の続投は決まりましたが村上が来シーズンを終えたらメジャー挑戦するつもりだとのことですね。
なんとか村上のいる間に優勝を!
そのために必要なのは私はベテランの奮起だと考えます。山田小川中村石山。この四人が今年は(本人はボロボロの身体で頑張っているのは分かっているものの)不甲斐ない結果に終わってしまったのが不味かったと考えてます。若手の台頭がチームとしてはベストですけど現実にはベテランの再起のほうが可能性も高いでしょう。とにかく四人が再生することが優勝への近道でしょう
saboさんへ
励みになるコメントありがとうございます。
確かにベテランの奮起は大事な要素ですよね。個人的にはやはり山田がどの程度の数字を残せるか?という部分が気になります。