2024ヤクルトのドラフト(2)

ドラフト


ドラフト会議も後10日後に差し迫ってきた。広島が早々に宗山入札を公表したように、ここから一気にドラフト関連の報道量が増えてくるはずである。私も書けるときに今年のドラフトについてブログ記事で触れていきたいと思う。
過去記事はこちらから→「2024ヤクルトのドラフト(1) | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

今日は、ヤクルトのドラフト1位指名について書いていきたいと思う。
上記の過去記事でも触れているのだが、私は今年のヤクルトのドラフトの一番のポイントとして「宗山or石塚」に入札するか否か?という部分を挙げさせてもらっている。今シーズン長岡が打撃でも著しく成長し、最多安打のタイトルも獲得しているため、チーム事情ということを考えた場合、最優先で獲得に向かうべき選手ではないという考え方も出来るのだが、それでも私は、宗山もしくは、石塚への入札を希望している。その理由に関しては、過去記事でも触れているため割愛したいと思うのだが、個人的には両選手ともNPBを代表するような選手に育つ可能性があるスペシャルな選手だと思っているため、獲得に向かうべきだと感じている。おそらくこの考え方に賛同頂けるヤクルトファンの方々も一定数いるはずである。
しかし現在の報道等を見ていると、即戦力投手の入札に向かう可能性が高くなっている印象がある。このことについても過去記事で少し触れているのだが、今年のドラフト候補の中には、中村、金丸という2人のスペシャルな能力を持った投手が存在している。投手に関しては、毎年プロから大いに注目されるドラフト候補が複数人登場するものなのだが、そんな過去の選手と比べても中村、金丸の能力は頭一つ抜けているように感じる。
特に金丸は、ヤクルトが欲しているサウスポーということもあり、入札の第一候補として名前が挙がってくることに関しては、理解することが出来る。また中村に関しても、ボールの威力、変化球のキレ、コントロールともに申し分なく、先発でもリリーフでも「即戦力」として働いてくれる可能性が高い投手だと感じている。
何を言いたいかというと、この金丸、中村に入札したとしても不満はないということである。今年のドラフトでスペシャルな選手だと感じる野手は、宗山と石塚、投手は金丸と中村だと思っている。この4選手の内の誰を指名するか?という部分に関しては、チーム内でしっかり議論を重ねてもらいたいと思う。この4選手に関しては、外れ1位では残っていないと見て良いと思っている(宗山はすでに広島が1位入札を公表しているため、残っていないことは確定ですね。)。その中でどういったドラフト戦略をとれば良いか考えなくてはならない。
私は、くじで外れることも考えた場合、まずはスペシャルな能力のある宗山、石塚の入札を考えるべきという立場を取りたいと思う。ヤクルトは、確かに野手を育てることに長けている(本拠地がヒッターズパークである神宮球場という部分もあると思っているが…)。ドラフト下位指名から長岡が出てきたように、鍛えて1軍の主力に育て上げるという考え方もなくはなく、そう考えた場合に、金丸もしくは、中村へ入札するという考え方はあると思う。しかし目先の勝利を優先するばかりに、ドラフト時点で能力の高いと判断されている野手の指名を見送り続けていると、どうしてもチーム編成は歪な形に変化していってしまう危険性はあると思っている。そしてまさに今現在、ヤクルトの野手陣は、歪な形になりかけていると思っている。山田の年齢的な衰え、塩見のコンディション不良、村上のメジャー移籍という部分が現実的な課題となっており、その穴を何とか埋めようとサンタナ、オスナの両助っ人外国人選手と複数年契約を結んだという経過がある。サンタナ、オスナといういわゆる優良助っ人外国人選手と複数年契約を結べたということは、チームにとってメリットとなる部分は大きいのだが、その反面デメリットがあることも理解しなければならない。強打の外国人選手が2つのポジションを占めることにより、若手の抜擢が遅れたり、サンタナ、オスナも年齢を重ねる中で、これまで以上にコンディション面に不安を抱える危険性が高まる可能性がある。またこの2人の選手の存在を信頼するあまり、ドラフトでのトップ野手の獲得がおろそかになってしまう可能性がある。あまりに外国人野手に依存したチーム編成になってしまうことは、「諸刃の剣」であることを理解するべきである。

私が今年のヤクルトのドラフトで入札に向かってほしい選手を順位付けするのであれば、
1位宗山(明大)内野手
2位石塚(花咲徳栄)内野手
3位中村(愛工大)投手
4位金丸(関西大)投手
5位麦谷(富士大)外野手
6位西川(青山学院大)外野手
7位渡部(大商大)外野手

という順位になる。1位~4位までは、ほぼ横並びであり、どの選手に入札しても納得ではあるのだが、宗山の現時点での完成度の高さを評価し、1位で名前を挙げさせてもらった。中村、金丸に関しても優劣を付ける必要はないのだが、金丸は、今年怪我で苦しんでおり、思ったような投球が披露出来ていないため、怪我人に苦しむヤクルトは指名し辛いのでは?という思いから中村3位、金丸4位という順序とさせてもらった。上位4選手に関しては、先程も書いた通り、外れ1位で残っている可能性は皆無であると思っている。
それでは、くじで外れてしまった場合に、誰に向かうべきか?という部分を考えていきたいと思う。私自身は、もしその段階で残っていれば、麦谷、西川、渡部のいずれかに向かってもらいたい気持ちが強い。この3選手もある程度の完成度を誇りながら、伸びしろも残している素晴らしい野手だと感じている。私は、足、肩という部分でもアピール出来、三拍子揃っている麦谷をより高く評価している。報道を見ていると西川や渡部の方が麦谷よりも評価が高く、麦谷は、1位候補として名前が挙がってこないこともあるのだが、私は、残っていれば麦谷の獲得に向かってもらいたいと思っている。もし中村、金丸という即戦力投手に入札して外れてしまった場合にも麦谷、西川、渡部が残っているのであれば、投手よりも優先してこの3人の獲得に向かってもらいたい(おそらく西川は残っていないと思いますが…)。私の中では、上記7選手のいずれかの選手を獲得したチームは、2位以降の流れが作りやすくなるのではないか?と見ている。

それでは、最後にヤクルトの1位指名に関する私の考えをまとめておきたいと思う。
①希望は、宗山or石塚への入札
②投手に向かうのであれば中村or金丸
③外れ1位は、残っているのであれば麦谷or西川or渡部
④上記7選手の獲得を逃してしまった場合には、投手の1位指名OK(大社の投手になるのかな?)


こんな感じである。皆さんは、今年のヤクルトの1位指名にはどんなことを希望しますか?




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感想(2件)




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コメント

  1. 超匿名 より:

     今季のホームラン数がリーグトップ、一方で防御率がリーグワーストというデータからは、監督が即戦力投手を要望という結果になるのは理解できます。監督の続投の判断は少なくともドラフトについては自ら球団は選択肢を狭めたのではないでしょうか。直ぐに結果を求められる一年契約でお願いする以上、フロントは監督の意向を無視して野手指名をするのは筋が通らないでしょうから、監督が続投を受けた時点で1位野手の選択はなくなったと思います。
     監督と違い気楽な立場の1ファンとしては宗山、石塚、西川の内の誰かにしてもらいと思っています。ホームラン数にしても来季がラストと強調している村上と故障がちなサンタナに大きく依存した数字であり、ポスト村上、中軸候補の台頭がない状況が不安だからです。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      高津監督が続投となったことでドラフト1位入札についての選択肢の幅が狭まったという部分は、あるのかもしれませんね。
      私は一ファンなのでやはり超匿名さん同様宗山、石塚のどちらかへの入札を希望しています。

  2. sabo より:

    基本的には12球団の第一回指名が4人に集まると思ってよいでしょうね。

    個人的な好みで言えば私は中村が一番です。大谷翔平から始まり佐々木朗希、高橋宏斗、山下舜平大など今のブームはああいったタイプ。自信家な性格も面白い。こういうタイプをヤクルトに必要な気がする。金丸も良いですけどフォームが良すぎてちょっと繊細な感じがするのでよりシンプルなフォームの中村を選びます。

    宗山を指名するのももちろんありですね。山田村上の後を考えれば内野は必須。ただ少し心につっかえるものがあるとすれば宗山指名するなら去年度会指名しても良かったのになぁとは思っちゃうんですよね。でも宗山は華もあるし、長岡をセカンドに回すなら長岡をもう一回り身体を大きくしてクリーンナップを長岡に任せて一二番を宗山というイメージを膨らませるのも楽しいです。もちろん高校生ナンバーワンの石塚を指名するのも攻めていて良いです。

    私としてはハズレ1位はちょっと悩むところで。私見でさけど、麦谷渡部西川をドラ1使ってまで指名する気が起きない…。去年のドラ1野手の度会上田希と比べると天性の柔らかさとか何かそういったものが感じない。宗山の方が打撃にセンスを感じる。何より大学時代の澤井の方がバッティング良い気がするんですよね。まぁ素人が勝手に感じただけなのですけど。それと私が麦谷渡部西川を推せない理由は外野手だからです。西村をサードコンバートさせたようにチームに必要なのは内野手。青学なら西川より佐々木の方がポジションはマッチする。2位以下で佐々木ならありかと。

    ではハズレ1位は誰が候補になるかと言えば結局投手。今年は特に金丸中村以外は大学投手目立ってないので、スカウトの目利きは難しいと思います。私が推すのは吉田 (西濃運輸)。動画でコントロールが良かった。サウスポーで変化球をちゃんとコントロール出来るのは貴重。復活したらしい竹田(三菱重工West)や球の速い篠木(法政大)。この辺りをハズレ1位指名となればまぁ…例年通り(例年通りになっては不味いのですが)

    というわけで私が順位をつけるとすれば
    1 中村(愛工大)
    2 金丸(関西大)
    3 宗山(明治大)
    4 石塚(花咲徳栄)
    5 吉田(西濃運輸)
    6 竹田(三菱west)
    7 篠木(法大)
    8 佐々木(青学)

    あと外野手ですけど吉納(早大)は好みなんですよね。結局ああいうスイングが好みなだけなんです

    高校生に良いピッチャー沢山いるのは聞こえてくるのですが、追えていないので省略で

    • fiys より:

      saboさんへ

      私も中村は、高く評価しています。しかし金丸、中村は入札しなければ外れ1巡目では残っていないでしょうね。

      ドラフト候補の投手の序列はプロのスカウトがどのように考えているのか興味があります。

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