佐藤琢磨と澤野聖悠を育成契約で獲得

【ヤクルト】ソフトバンク戦力外の佐藤琢磨と楽天戦力外の沢野聖悠と育成契約 – プロ野球 : 日刊スポーツ

上記の日刊スポーツの記事の通り、ソフトバンクを戦力外となった佐藤琢磨と楽天を戦力外となった澤野聖悠を育成契約で獲得した。
佐藤、澤野に触れる前に、2027年の2軍施設守谷移転を前に、ヤクルトが球団として、選手の保有数を意図的に増やしていることが伺える。徐々にヤクルトの2軍の姿、育成契約の姿に変化が表れている。ヤクルトの球団運営が新たなフェーズに突入し始めていることを感じさせてくれるニュースでもある。
それでは、佐藤と澤野についても触れていきたい。
佐藤琢磨
・新潟医療福祉大学時代にドラフト候補として名前が挙がった時から元F1レーサーと同姓同名ということもあり、注目されたサウスポーである。ソフトバンクに育成ドラフトで指名されたのだが、ルーキーイヤーは、実戦での登板を重ね、選手数の多いソフトバンクの育成契約選手の中でも注目の投手として扱われることもあったのだが、2年目以降は、怪我で苦しみ、登板機会を減らしている。元々腕を思いきり振れる部分がこの投手の長所なのかな？と感じているのだが、怪我以降の投球動画はほとんど見ることが出来ないため、今現在どういった投球フォームなのか、私の中では確認出来ていない。報道では、以前よりも腕を下げたという情報もあるため、早く現在の投球フォームを確認してみたい。
高校時代も大学時代も大舞台での経験が少なく、公式戦の登板機会自体少ない投手であるため、投手としての総合力という部分では課題はあると思うのだが、ボールの質自体は面白いものを持っているのではないだろうか？
おそらくヤクルトフロント陣は、山本大貴のようなイメージで力を付けてくれれば…という思いを持っているのではないだろうか？育成契約ということもあり、佐藤に与えられた時間は、長くても2年ということになるのではないだろうか？その間に競争に勝ち抜き支配下契約を勝ち取ることが出来るだろうか？

澤野聖悠
・澤野の獲得に関しては、個人的にはかなり意外なチョイスだと感じている。私自身澤野の記憶は、誉高校時代から更新されていなかった。高校時代は、野球センスの高い細身の遊撃手という印象が残っていたのだが、今の澤野の姿を見ると、身体が大きくなっていて驚いた。これは、プロ入り後しっかりトレーニングを積むことが出来ている証であると感じるのだが、2軍でも数字を残していない来シーズン高卒6年目を迎える内野手と育成契約を結んだ意図を図りかねている。ヤクルトのスカウト陣は、澤野のどの部分を評価したのか興味深く感じている。
1つは、先程も触れたようにプロ入りしてからの5年間でしっかり身体作りを行うことが出来たフィジカル面の強さを評価したのかな？と感じている。もう1つは、高校時代から走攻守の総合力が評価されていた選手であるため、守備面で評価された可能性もあるだろうか？この部分は、私自身は動画を見れていないため、何とも言えないのだが、打撃で結果を残せていない選手だけに守備面で評価した可能性はあるのではないだろうか？
澤野に関しては、支配下契約への道程は他の育成契約の選手と比べても険しいものになることが予想されるが、実際実戦でどんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしたいと思う。

個人的には、佐藤も澤野もノーマークだっただけに育成契約とはいえ驚いている。