新人王も発表になったため、毎年行っているドラフト即戦力予想の答え合わせの記事を書いていきたい。今日はセリーグ編である。
投手
巨人1位 西舘 勇陽 中大 28試合1勝3敗20H1S 30回2/3 防御率3.82
阪神1位 下村 海翔 青山学院大 登板なし
広島1位 常廣 羽也斗 青山学院大 2試合1勝0敗0S 11回 防御率2.45
中日1位 草加 勝 亜大 登板なし
DeNA2位 松本 凌人 名城大 10試合0勝0敗1H0S 10回2/3 防御率5.91
巨人2位 森田 駿哉 Honda鈴鹿 登板なし
ヤクルト3位 石原 勇揮 明大 1試合0勝0敗0S 1回 防御率9.00
阪神育成1位 松原 快 富山GRNサンダーバーズ 登板なし(支配下登録ならず)
久々に即戦力予想で多くの選手の名前を挙げたのだが、8人中4人が1軍で登板出来ず、常廣、松本凌、石原も登板を重ねることが出来なかった。予想という部分では大外れの結果となってしまった。実力派の投手がドラフトで必要なチームに指名されたと感じていたのだが、プロのレベルは高かったということになるだろうか?
下村、草加、森田については、故障に泣かされる結果となってしまった。3投手ともに実戦派の好投手という評価をしていただけに、マウンドに上がることが出来なかった事は残念だった。来シーズン以降に期待したい。
西舘に関しては、開幕直後は、貴重なリリーバーとして役割を果たしてみせた。NPBの各打者に慣れられてしまってから、苦しい投球が続いてしまったのだが、まずはリリーフとしてであれば、ある程度通じるところを見せてくれたのではないだろうか?独特のクイック投法と威力のあるストレートで前半戦は結果を残してみせた。今後もリリーフとして起用していく方針なのだろうか?
常廣は、シーズン最終盤の大事な場面で先発マウンドを任されるなど、首脳陣に高く評価されていることが伺えた。チームが苦境に立たされる中で先発投手として1つ勝てたことは、来シーズン以降に繋がるはずである。マウンドでの立ち姿に美しさを感じることが出来た。
石原は、リリーフとして2軍で経験を積んでいたのだが、中々出力が上がらず、苦戦していた印象である。個人的には先発でも面白いのかな?という気持ちは持っていたのだが、短いイニングで通用しなかったことが引っかかる。来シーズンは自分の投球スタイル、立ち位置を確立したいところである。
松原に関しては、個人的にはオープン戦で結果を残せば、開幕から支配下登録が考えられる投手だと見立てていたのだが、そのオープン戦で思うような結果を残せず、そのまま支配下登録を勝ち取ることが出来なかった。
新人王が2年目の船迫だったことからも分かるように、ルーキーは、中々結果を残すことが出来なかった。その中でDeNAドラフト5位の石田裕が先発で4勝と一人気を吐いてみせた。
野手
DeNA1位 度会 隆輝 ENEOS 75試合 251打数64安打3本塁打24打点 2盗塁 打率.255
中日3位 辻本 倫太郎 仙台大 13試合 18打数3安打0本塁打0打点 0盗塁 打率.167
個人的に新人王候補の最右翼として名前を挙げさせてもらった度会は、オープン戦で結果を残し続け、開幕スタメンを勝ち取ると、ド派手なデビューで、スター性を見せ付けてくれた。しかし、オールスター後は、疲れも出てきてしまったのか結果を残せず、チームがCSを勝ち抜き、日本一を掴み取る場面では、試合に出場することが出来なかった。ピタッと出場機会が与えられなくなってしまったということは、まだまだ実力不足だったということだと思うのだが、打撃センスに関しては、プロでも通用することは示してくれた。来年以降に期待である。
辻本は、中日の若手で争っている二遊間争いに加わることは出来ていたと思うのだが、結果には繋がらなかった。他にも若い二塁手、遊撃手が数多くいるチームだけに、何か明確なセールスポイントが欲しいところだろ。まずは守備からしっかりアピールしてもらいたい。
野手も投手同様中々結果を残せなかったのだが、巨人のドラフト3位佐々木と4位泉口は、多少なりとも爪痕を残すことが出来たのではないだろうか?2年目以降が生き残りを賭けての勝負となりそうである。
P.S 新人王の船迫は、昨シーズンも活躍したイメージがあったため、新人王資格を残していたことを完全に忘れていました。今シーズンは変則のサイドスローの投手らしく、ワンポイントなど難しい場面できっちり結果を残しましたよね。
しかし、昨シーズンに関しても周りのルーキーの成績如何では、新人王の可能性もなくはない数字だっただけに、投手の新人王資格のあり方は、今後議論されるかもしれませんね。
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