毎年恒例となっているヤクルトスワローズの今シーズンのポイントについての記事を今年も独断と偏見で綴っておきたい。
ここ2シーズン5位と低迷しているヤクルトだが、スーパースター村上が2025年シーズンオフにメジャー挑戦を表明しているため、村上が在籍している今シーズンは、何としてでもリーグ優勝、日本一を目指してもらいたいシーズンである。昨シーズンの覇者巨人、CSを勝ち抜いた勢いでそのまま日本一に輝いたDeNA、投打のバランスが良く、藤川新監督の手腕に期待がかかる阪神、昨シーズン「あわや」という場面を作った広島という4チームがセリーグの実力上位のチームとなり、その4チームを追いかけるのがヤクルトと中日という構図なのかな?とは、感じているのだが、私はヤクルトファンであるため、あくまでもヤクルトの優勝を願いながら2025年シーズンを追いかけたいと思っている。
それでは、個人的なポイントを記していきたい。
①投手陣の整備
・2020年シーズンから指揮を執る高津監督の理想は、投手を中心とした守りからチームを作っていくことにあると感じている。実際には、ヒッターズパークである神宮球場をホームグラウンドとしているため、どうしても打線というものが全面に出やすいのだが、それでも投手陣が整備されなければ、2025年シーズンに優勝争いを繰り広げることは難しいと感じている。
高津監督は、監督に就任して以降、とにかく選手に大きな負荷がかからないように、コンディションを重視した投手起用を続けている。その中でチームが上手く勝ちを拾うことが出来れば、21年、22年シーズンのような好循環が期待できるのだが、その一方で勝ちゲームを拾い損ねるようなことが続くと、20年シーズン、23年シーズン、24年シーズンのように投手起用の歯車が狂ってしまうこともある。この投手起用については、賛否あると思われるのだが、私は「賛」の意見を持っている。選手のコンディションを重要視しながら起用することで、必然的に多くの投手を起用しなければならなくなる。まだまだ1軍では実力不足の選手を起用しなければならない場面も出てくるのだが、そのことが将来的にはプラスに働く可能性がある。
昨シーズンは、中々投手の役割が固定されず、苦肉の策で、配置転換を行ったり、投手の入れ替えを頻繁に行ったりしてきたのだが、そのことが今シーズンプラスに働くことを期待している。
先発投手
先発に関しては、まずは、吉村、高橋が左右のエースとしてしっかり先発ローテを守ってもらいたい。この2人が年間を通してある程度のイニングを投げてくれるようだと、非常にやり繰りが楽になるのではないだろうか?ここにベテラン小川、新外国人投手のランバートが加わり、残りの枠をドラ1ルーキーの中村優、完全復活を期す奥川、昨シーズン開花の兆しを見せた山野、大ベテラン石川、その他にも怪我からの復活を目指す原、山下、金久保、結果が欲しい高梨、松本健、阪口らが候補として名前が挙がってきそうである。
吉村、高橋が軸となり、ランバート、小川も先発としてイニングを喰ってもらえるとだいぶ楽になりそうである。残りの2枚に関しては、個人的には、中村優、奥川に期待したい気持ちを持っているが、多くの投手を上手くやり繰りしながら、形を作っていきたいというところだろうか?
ランバート、中村優という新戦力には、大いに期待したい。
リリーフ投手
昨シーズンは確実に計算出来ると思っていた田口、清水が苦しんだことによって、リリーフ陣が中々整備されなかった。今シーズンは逆に頭数だけは揃っているため、上手く回れば面白いリリーフ陣が形成されるのではないか?という期待感はある。
実績組の田口、清水に昨シーズンクローザーとしても結果を残した小澤、メジャー実績もある新外国人投手のバウマンという4枚が軸となりつつ、昨シーズン便利屋として大活躍した大西、結果を残している木澤、山本、ここにベテラン石山、現役ドラフトで獲得した矢崎を加えるとすでに9人の名前を挙げることが出来る。これらの投手にプラスして丸山翔、長谷川、星、宮川、石原、荘司などもチャンスを伺うことになるだろう。
そして育成契約となっている投手の中にも競争の中で支配下契約を勝ち取る投手が複数出てくる可能性が高い。昨シーズンの開幕前に比べると多少なりとも層は厚くなっているように感じる。
投手陣全体を見渡すと、2023年ドラフトの1位~3位の投手がまだ実績を残せていないこと、育成目的で獲得したであろうヤフーレ、ロドリゲスがチームを離れてしまったことなど誤算も生じているし、昨シーズンは投高打低のシーズンだったため、今シーズンはどうなるか分からないという部分は、頭の片隅に置いておかなければならないのだが、それでも投手陣に期待したい気持ちが強く、投手陣が整備されなければ優勝は難しいと考えているため、「投手陣の整備」というものを第1のポイントとして挙げさせてもらった。
②村上のスタッツ
・今現在のヤクルトの顔と言えば、やはり村上である。21、22シーズンのことを思えば、ここ2シーズンは、不本意な成績に終わっている。それでも昨シーズンはホームラン王、打点王を獲得するなど、調子が悪いと言われながらもタイトルを獲得する辺りは超一流と言って差し支えないだろう。この村上がチームの得点源として21、22シーズンのような数字を残せば、相手チームにとっては大きな脅威になることは間違いない。今のヤクルトにとって村上の存在は、他チームとの差を付けられる明確なストロングポイントになるはずである。
③山田、塩見が不在でもその存在をカバーするチームに
・昨シーズンのポイント記事では、1番のポイントに「村上、山田、塩見のスタッツ」というものを持ってきていた。今シーズンに関しても村上、山田、塩見が揃って数字を残してくれればそれに越したことはないのだが、山田も塩見もコンディション面に不安があることは周知の事実である。今シーズンに関しては、「山田、塩見が数字を残せなかったからチームが勝てなかった。」という状況にしてはいけないシーズンである。山田、塩見が数字を残せなかったとしても勝てるチームになっていかなければならない。
そのための1つのポイントは、①に挙げさせてもらった通り「投手陣の整備」にあると思っているのだが、攻撃力という部分を考えると、昨シーズン中にサンタナ、オスナと複数年契約を結んだり、オフにFAで茂木を獲得するなどして、山田、塩見が結果を残せなくても他の戦力でカバーしようとする意図は感じることが出来る。ここに守備型の選手やスピード型の選手も加えて、勝ちを拾えるゲームマネジメントを行っていってもらいたい。
④捕手の打率
・③に付随したポイントとなるのだが、捕手のレギュラー争いと捕手の打率という部分にも注目してみたい。③でも挙げた通り、もし山田と塩見の数字が低調に終わった場合、他の部分でカバーしていかなければならなくなる。そうなったときに、捕手にも打撃面で結果を求められる可能性が出てくる。昨シーズンは怪我での離脱もあり、結果を残せなかった「打てる捕手候補」の内山に期待したい気持ちはある。しかし、チーム状況によっては、しっかり投手陣をリードすることが出来るベテラン中村悠や昨シーズンキャリアハイの成績を残した松本直、守りに定評のある古賀の方が優先される可能性もある。実力でレギュラー捕手が固定される可能性もなくはないが、併用になる可能性が高いのではないだろうか?そうなったときに、個々人の数字を見るのではなく、あくまでも「捕手全体の打率」というものに注目してみたいと思う。
今シーズンのポイントとしては、以上4つのポイントを挙げてみたい。皆さんは、今シーズンのヤクルトスワローズのポイントとしてどんな部分を挙げますか?皆さんの考えも聞いてみたいと思います。
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