引き分け。私の中では高評価。

2025試合結果


ヤクルト1-1中日(延長12回)

引き分けのゲームに関しては、ファンの評価もそれぞれだろう。私は、今日の引き分けに関しては、一定の評価をしたいと思っている。相手の先発投手は、ここ数年抑え込まれるゲームが多く、個人的にはセリーグの先発投手の中で№評価をしている高橋宏だっただけに何とかロースコアの競り合いに持ち込んでもらいたいと思っていた。そうすることで勝機を見出す他ないのでは?と想像していたのだが、その通りの試合展開に持ち込んでくれた。その立役者は、ヤクルト先発の高梨ということになるだろうか?

高梨は、昨シーズン終盤に何とか結果を残し、今シーズンの契約を勝ち取ったという雰囲気があり、チーム内でもかなり危うい立場に立たされていた。それでもシーズン前のキャンプ、オープン戦では結果を残し「今年の高梨は良い!」という声もよく聞こえてきていた。私自身は、高梨に関してこれまでそれ程評価をしてきておらず、オープン戦の投球も見ることが出来ていなかったため、好調との声は聞こえてきていたが、どの程度の投球を披露してくれるか半信半疑で見守っていた。
初回は松本直の盗塁阻止もあり、無失点で立ち上がったのだが、2回は先頭の石川昂に死球を与えると板山にヒットで繋がれ、続く中田に先制タイムリー2ベースを許してしまい、尚も0アウト2,3塁とピンチが広がってしまった。正直「もう2点までは覚悟しなければならないな。」と思ったのだが、ここから高梨が粘りの投球を披露してくれた。大島、加藤匠、高橋宏の下位打線をきっちり抑え込み、追加点を許さなかった。高梨に関しては、こういう場面で粘り切れないイメージがあるのだが、今日は粘りを見せてくれた。粘りを見せたのは、この2回の投球だけではなく、全体を通して見た際にも1人の打者を打ち取るまでに球数が多くなってしまう場面があっても、ここで四球やヒットで出塁を許さず、しっかりアウトを取る場面が多かったように感じる。プロ12年目の33歳という年齢なのだが、投球フォームを変えてみたり、シュート、カットボールの割合を増やしたりと、最後の最後までプロの世界で生き残るために足掻こうとしている姿が感じられる。新たな引き出しを増やして勝負したい気持ちが伝わってくる。しかし高梨と言えば何と言っても威力のあるストレートと空振りを奪えるフォーク、縦のカーブという3球種のコンビネーションである。結局ストレートの威力とフォーク、カーブのキレが生命線であることに変わりはないと思う。今シーズンの高梨は、ストレートに威力を感じる。この状態をどれだけ保てるか?という部分がポイントになってきそうである。
7回からは、荘司ー田口ー石山ー清水が1イニングずつ無失点に抑え、延長11回は今シーズン初登板となる星がマウンドに上がったのだが、制球が乱れ、2つの四球を与えた所で降板となってしまった。0アウト1,2塁のピンチで登板した木澤は、先頭の代打山本に送りバントを決められ、1アウト2,3塁とピンチは広がってしまったのだが、ここから気迫を全面に出した投球で板山、中田を打ち取ってみせた。木澤に関しては、安定感に欠けるイメージはあるのだが、どういった場面でも自分のスタイルを貫き通す強さがある。2アウト2,3塁、打者中田の場面は、今日タイムリーを放っている中田を歩かせて塁を埋めてから次打者で勝負というのが、セオリーだと思うのだが、アドレナリン全開のまま中田で勝負し、きっちり抑え込んでみせた。この気迫と右打者へのインコース攻めが木澤の武器である。今日のゲームを引き分けに持ち込めた大きな要因は高梨と木澤の好投であることに間違いはないだろう。
リリーフ陣に関しては、田口、清水、星、小澤がまだ調整不足のままマウンドに上がっているな状態にも見えるのだが、この辺りは投げながら整えていってもらう他ないだろう。今日に関しては、状態が悪くてもしっかり無失点に抑え、リリーフ投手として最低限の役割は果たしてくれた。

冒頭でも書いたのだが、現在のヤクルト打線が高橋宏を打ち崩すのは至難の業である。その中で投手陣が踏ん張り0-1というスコアでゲームは推移していった。今日の高橋宏の出来とヤクルト打線の状態を考えると、簡単に得点を奪えないことは分かっていたのだが、0-1というスコアで試合が推移したことで常に中日にプレッシャーを掛けることが出来ていた。その粘りが実を結んだのが、8回裏の攻撃だった。1アウトから代打で登場した宮本が四球をもぎ取り出塁すると相手のミス、代打山田の四球もあり、1アウト満塁とチャンスを広げ、ここで打席には好調赤羽を迎える。しかし、赤羽はショートゴロに倒れてしまい、万事休すかと思ったのだが、ここでわずかにショート村松の動きが遅れたこともあり、ダブルプレー崩れで1点を奪い、同点に追い付くことが出来た。こういった形での得点も1点は1点である。赤羽がヒーローになった訳ではないのだが、こういった緊迫したゲームの中でよく1点をもぎ取ってくれたと思う。ノーヒットでの1点だったが、十分に価値のある1点となった。
その後のチャンスで長岡が三振に倒れてしまったこと、9回、12回のチャンスを活かせなかったことは、もったいないと言えばもったいなかったのかもしれないが、それでも今日のゲームを1-1というスコアの引き分けに持ち込めたことは、プラスの要素が多いと思っている。この引き分けを活かすためにも明日のゲームでしっかり勝利を掴んでもらいたい。

P.S 11回表の中日の攻撃で、0アウト1,2塁という場面で石川昂に代打を送り、山本が送りバントを決めた場面がありましたね。1アウト2,3塁という場面を作ることは、野球というゲームにおいてとても大事なことだと感じるのですが、この場面でのバント選択については、相手に一息つかせてしまう(落ち着かせてしまう)というデメリットもあったように感じます。個人的には石川昂のまま打たせに来た方が嫌でしたね。




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コメント

  1. grass より:

    そうですよね。
    普通に考えれば9回までで負けててもおかしくない所、2回表を1失点でしのいだり、ノーヒットで同点に追いついたりで、よくぞ負けなかった、と言える試合かもしれません。
    でもなぁ~。勝てたよなぁ〜。
    ちなみに、石川昂の代打の場面は、レフトスタンドがざわつきかけましたが、中日応援団がすぐに応援歌をリードしたので、ざわつきはさほど広がらなかった印象でした。むしろライトスタンドの我々の方が「え?え?え!?」でした。

    今日は打てませんでしたが、二日連続でチャンスに打席が回る丸山(しかも2回も!)と古賀。望まなくてもなぜか巡って来るこの流れに、なんとか乗って欲しいものです。

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