ヤクルト0-12巨人
開幕戦でショッキングなサヨナラ負けを喫していただけに、試合前から厳しい試合展開になることも想定はしていたのだが、ここまで一方的にやられてしまうと辛いものがある。プロの選手とは言え、最初の1勝を逃してしまった心理的ダメージはあると思うのだが、そのダメージを引きずるような大敗となってしまった。
先発の吉村に関しては、オープン戦の時から、昨シーズンに比べると状態が上がってこないという話はよく耳にしていた。しかしそれでも試合を作れるだけの投手としての総合力が吉村にはあると思っていたし、公式戦となればまた違ったアドレナリンが出て、ある程度の投球はしてくれるのではないか?という期待もあった。しかし、初回に岡本和にタイムリーヒットを浴び、先制点を許すと、2回には中山、甲斐、門脇に3連打を浴び、あっという間に2点を追加されてしまった。ここからは、バント処理や若林の盗塁に対する対処など吉村にしては、冷静さを欠いたプレーも目立ってしまった。不運なあたりや味方のエラーも絡んだ中で歯止めが効かなくなってしまった部分もあるのだが、「らしくない」投球になってしまった。結局吉村は、1回1/3で7失点してしまい、ここで降板となってしまった。
吉村にとっては、あまりにもショックの大きい投球になってしまったのではないだろうか?おそらく昨シーズンに比べて多少コンディションが整っていないと思うのだが、それでも今日くらいのボールが投げ込めていれば、何とか5~6イニングを2~3失点にまとめるだけの力はあると思っている。去年の開幕直後は、ストレートとフォークのコンビネーションを軸に相手打線を圧倒できるだけの凄みを感じさせてくれたのだが、今シーズンは現段階ではそういった投球を期待することは難しそうである。それならそれで工夫して抑えるだけの投球を見せてもらいたい。
2番手以降の投手もあまり良い投球は見られなかったのだが、オープン戦で結果を出したルーキーの荘司に関しては、面白いボールを投げるなと感じることが出来た。真上から投げ込むような元レッドソックスなどで活躍した岡島秀樹を思わせるダイナミックな投球フォームから投げ込まれるストレートとチェンジアップのコンビネーションは、打者からすると厄介なのではないだろうか?癖のあるフォーム、癖のあるストレート、魔球のようなブレーキの利いたチェンジアップ、相手打者が慣れるまでは結果を残し続けてくれるのではないか?という期待感はある。ヤクルトリリーフ陣の救世主になってくれるだろうか?おそらく次の登板からは、厳しい場面で使われるはずである。
打線に関しては、序盤で大量リードを奪われる展開になってしまうと力を発揮しづらいというのが今のメンバーである。村上、山田、塩見が万全でスタメンに顔を揃えられるようであれば、「個の勝負」でビッグイニングを作ることも可能なのだが、その3人が完全に欠けている中では、昨日の開幕戦のように、競り合いに持ち込んだ中で相手にプレッシャーを掛けなければ、バッテリーに威圧感を与えることは出来ない打線となっている。巨人先発の赤星は、コントロールに苦しむタイプの投手ではないだけに、どんどんストライクゾーンで勝負をされてしまい、成す術がない展開に持ち込まれてしまった。もちろん何とか完封負けは免れてほしいという気持ちは持っていたが、それでもこういった展開になってしまうと今のヤクルト打線が反撃するのは難しいことは理解している。こういう展開にならないために投手陣が踏ん張らなければならない。
今の巨人とヤクルトでは明確な実力差が存在するし、昨日の開幕ゲームで大逆転勝利を手にした巨人と大逆転負けを喫してしまったヤクルトでのメンタル面での差もあると思っている。開幕カード3連敗を喫してしまう可能性も決して低くないのだが、それでも前を向いて戦い続けてもらいたい。まずは高橋にしっかり試合を作ってもらいたい。最後までヒリヒリした、思わずテレビから目を離したくなるような厳しいゲームを勝ち切る姿が見てみたい。
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コメント
テレビ画面を通じての印象ですが、なんか野手全員が、こういう雰囲気の中でどうすればいいのか、心の拠り所を見失ったまま漫然とプレーしている感じがするんですよね。
キャプテン、副キャプテンがいない今、臨時でもいいのでオスナにキャプテンを委ねるとか、何かしらの手を打って、チームとしてまとまって欲しいという感想を持ちました。
荘司、次回登板、期待します。
今季、投手陣のキーパーソンかも。
grassさんへ
なるほど山田、村上の不在は数字に表れる部分だけではないという考え方ですね。
オスナなどに一旦キャプテンを任せるという考え方は「なるほど。」と感じました。