特別視していたであろう開幕カードは3連敗

2025試合結果


ヤクルト0-3巨人

ヤクルトの今年のスローガンは「捲土重来」である。これは、97年に日本一に輝いた際のチームスローガンと同様である。今年のスローガンは、一般公募されたものの中から選ぶ形を取ったのだが、何故「捲土重来」を選択したか?という部分については、おそらくは高津監督の意向も大いに加味されたのではないか?と想像している。
97年のヤクルトは、下馬評は低かったのだが、本命とされていた巨人との開幕カードを2勝1敗と勝ち越し、そのまま波に乗り、独走でリーグ優勝を果たし、そのまま日本一まで駆け上がった。今年の開幕カードも97年同様優勝候補筆頭と目されている巨人との東京ドームでの3連戦ということで、高津監督は、97年の開幕カードの再来を狙っていたはずである。そんな物語も描いた中でスローガンを「捲土重来」としたのではないだろうか?
私には、高津監督が例年以上に今年の開幕戦、開幕カードを特別視しているように感じていた。そして奥川を開幕投手に抜擢した開幕戦でほぼ勝利を手中に収めかけたのだが、そこからまさかの大逆転負けを喫してしまい、高津監督の目論見は脆くも崩れ去ってしまった。こうなると巨人との実力差を埋めることは難しくなってしまう。何とか3連敗は免れたかったのだが、先発高橋が粘り切れず、打線も昨日に続いて沈黙する中で、見様によっては、あっさりと巨人に3連勝を許してしまった。主力の離脱が相次ぐ中で、この3連戦の意味の大きさは、高津監督自身が最も感じていたはずである。その3連戦で3連敗を喫してしまったチームは、今後どのように立ち直っていけば良いのだろうか?

先発の高橋は、チームの嫌流れを止めるべくマウンドに上がったと思われる。初回からボールのキレは良いように感じたのだが、2回に高橋の課題となっている部分がもろに表れてしまう。先頭の岡本和にヒットを許すと続くヘルナンデスに四球を与え、ピンチを広げてしまう。その後何とか2アウト満塁で投手の石川を打席に迎えるという場面を作ったのだが、追い込んだ後、変化球で仕留めることが出来ず、その後のストレートをレフト前に弾き返されてしまい、先制点を許すと、続く若林の打席では、おそらくは変化球を投げようと思ったボールが完全にすっぽ抜けてしまい、ボールはキャッチャーの遥か頭上を越えていく大暴投となってしまい、もう1点追加されてしまった。
投手に許したタイムリー、大暴投での失点ともに防がなければならない失点だった。チームが波に乗れない中でこういった失点を喫してしまうと、どうしても流れが悪くなってしまう。
結局高橋は、4回で92球を投げ、被安打4、与四死球3の2失点で負け投手となってしまった。投げるボールの質の良さは、チームでも1,2を争うと思うのだが、そんな素晴らしいものを持っていながら、試合を作ることが出来ない。高橋は、今後もこの課題と向き合い続けなくてはならない。もうプロ10年目のシーズンである。そろそろコンスタントに結果を残してもらいたいものである。
リリーフ陣は、その後5回のピンチを何とか凌ぐと、6回、7回は清水、荘司が巨人打線を上手く抑え込んでみせた。昨日に続いてマウンドに上がった荘司は、キャベッジ、岡本和、坂本とアウトは全て三振で奪ってみせた。負担は大きくなるかもしれないが、今のリリーフ陣の中では最も期待できる投手という立ち位置になりそうである。
8回は、今日から1軍に昇格した小澤が登板したのだが、ここは代打大城にタイムリーを浴び、1点を失ってしまった。正直1軍で使える投手が他にいれば、もう少し2軍で調整登板をしながら1軍に上げたかったと思うのだが、それも叶わないチーム状況の中で1軍のマウンドを任されたという部分はあるだろう。投げながら何とか状態を上げていってもらいたい。

打線は、プロ初勝利を狙う石川相手に何とか先制点を奪いたかったのだが、今日も初回を三者凡退に抑え込まれてしまい、巨人先発陣の立ち上がりにプレッシャーを掛けることが出来なかった。それにしても戸郷、赤星、石川に対して、いずれも初回、2回と完璧に抑え込まれてしまった部分は気になった。ビジターでのゲームに関しては、初回の攻撃というものが非常に重要になってくると考えるのだが、この立ち上がり全くランナーを出すことが出来なかったということは、今の打線の実力のなさが見えてくる結果になってしまったのではないだろか?
その後3回は赤羽の2ベースで、5回代打増田のヒットで、9回は2アウトから繋いで得点圏までランナーを進めたのだが、そこから一本出すことが出来なかった。おそらくどの場面についても巨人側はそこまでプレッシャーを感じなかったはずである。正直、昨日も今日も、もっと言えば一昨日の開幕戦もほぼ巨人ペースでのゲームだったという振り返りになってしまう気がする(開幕戦は勝ちパターンに持ち込んだものの序盤戦は防戦一方だったため。)。
ある程度実力差がある中で勝利を掴むには、とにかく投手陣が粘って失点を減らしていくしかないと思っている。今日も良いゲームではなかったが、投手陣が何とか3失点で粘り切ったのはプラスに捉えたい。投手陣が3失点以内に抑えて、打線が4点以上獲る。今のヤクルトは、そういったゲームマネジメントの中で勝負していくしかないように思う。

P.S 今日はロースコアのゲームに持ち込んだとは言え、リードを許してしまうと巨人は、8回大勢、9回マルティネスというリレーがありますからね。やはりヤクルトと巨人では戦力に明確な差がありますよね。だからこそ、今日の高橋の2回の投球や7回の茂木の走塁のようなちょっとしたミスを減らしていきたいですよね。




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感想(11件)




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コメント

  1. 超匿名 より:

     開幕戦の大逆転負けという負け方の悪さから、三タテという結果は予想できてしまいました。細かいプラス材料はありますが、このチーム状態だと勝つイメージには乏しいです。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      大逆転負けの影響もあったでしょうね。実力差を感じる開幕カードとなってしまいましたね。

  2. 巨人ファン より:

    ヤクルトの投手(首脳陣の意向かな?)は巨人の一番打撃の調子の良い選手を狙い撃ちするのは勘弁して欲しいです。

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