現状ではベストに近いゲームでは?

2025試合結果


ヤクルト6-2中日

昨日のゲームで負傷交代した長岡は登録を抹消され、長期離脱が避けられない状況となった。村上も塩見も長岡もいない中で戦っていかなければならない。開幕直後から言い続けていることなのだが、こうなってしまえば、とにかくロースコアのゲームに持ち込まなければ勝つことが難しくなってしまう。ハードルは高いのだが、投手陣は3失点以内抑えることが大切になってくる。特に先発投手は、しっかり試合を作らなければ、淡白な負けゲームが増えてしまう危険性がある。先制点を許さないこと、QSを達成すること、相手にリードを許さないこと、辺りが大事な要素となってくる。ディフェンス陣が粘らなければ、勝利は遠ざかる一方である。
今日のゲームは、初回に小川が2点を失ってしまい、昨日同様一方的な展開になることも頭をよぎったのだが、ここから小川が立ち直ってくれた。そのことで、ゲームの流れを変えることに成功した。とにかくこういったゲームを1つずつ拾っていく他ないだろう。

ヤクルト先発の小川は、立ち上がりに2アウト1,2塁のピンチを招くと、ボスラーに2点タイムリー2ベースを浴び、先制点を許してしまった。2アウトまでこぎつけていたものの、細川を歩かせた後にボスラーに2点タイムリー2ベースを許すという、苦しい立ち上がりとなってしまった。冒頭にも書いた通り、今のヤクルトのチーム状況を考えると出来る限り先制点を許すことは避けたい所である。1塁が空いていたことから細川に対して慎重になるのは分からなくもないのだが、そこで許したランナーをホームに返してしまったということで内容の良くない失点となってしまった。
それでも2回以降、粘って試合を作った所に小川の経験値の高さを感じさせてくれた。広いバンテリンドームナゴヤのゲームで、多彩な球種を高低、内外角に投げ分け、緩急も使って打ち取って行く姿は、小川の投手としての引き出しの多さが為せる業である。味方が逆転した直後のイニングを三者凡退で切り抜けたことによって、試合の流れをグッと掴んでみせた。先制点を許してしまったものの、その後粘ってリードを保った中で6回2失点で投げ切り、先発投手としての役割を果たしてくれた。今後も先発投手がこれくらいの投球を見せてくれなければ、勝利を掴み取ることは難しいと思われる。
リリーフ陣は、7回から田口ー荘司ー木澤と1イニングずつ任され、しっかり無失点で抑えきってみせた。4点のリードをもらったなかでの登板であり、各投手思い切った投球が出来たのではないだろうか?決して強力とは言えない中日打線相手、ピッチャーズパークであるバンテリンドームナゴヤという部分も味方にして、上手く戦ってくれたのではないだろうか?

打線は、長岡も欠く中で、1番ライト西川、2番レフトサンタナ、3番サード茂木、4番ファーストオスナ、5番センター赤羽、6番セカンド山田、7番キャッチャー中村悠、8番ピッチャー小川、9番ショート武岡という先発オーダーとなった。
このメンバーでも山田を6番に置く他ない所に山田のコンディションの悪さを感じるし、8番小川、9番武岡という並びに高津監督をはじめとする首脳陣の苦悩が伝わってくる。今後も打席でも器用さを発揮できる小川、山野、ランバート辺りが先発する時には、こういったオーダーもあり得るかもしれない。
3回までは、中日先発メヒアの前に完璧に抑え込まれていたのだが、4回に西川が四球を選び、出塁するとサンタナが2ベースで続き、0アウト2,3塁というビッグチャンスを作る。ここで茂木がメヒアの高めに入ったストレートに対して「ガツン」と強烈にバットをぶつけると、打球は右中間スタンドに飛び込む逆転3ランホームランとなった。先日の神宮球場でのホームランもそうだったのだが、「ガツン」とバットをぶつけるという表現がぴったりくるような強烈なホームランとなった。広いバンテリンドームナゴヤに右中間スタンドに叩き込める飛距離は、茂木の魅力の一つである。値千金と言っても良いような価値ある一発となった。
続く5回には、9番に入った武岡の2ベースからチャンスを作り、サンタナのタイムリーヒット、赤羽の2点タイムリーヒットで3点を追加し、試合の主導権をがっちり掴んでみせた。赤羽については、開幕スタメンを勝ち取り、その後もチームに怪我人が続出する中で様々なポジションを任されながらゲームに出場し続けている。一時は結果が出ない時期もあったのだが、先日のゲームでの4安打もあり、徐々に状態を戻してきている。非常に難しい使われ方をしていると思うのだが、思い切りの良さは失わずに、確率を高めてきている。今日岩嵜から放ったライト前ヒットは追い込まれながらも外角のストレートを逆らわずにコンパクトに弾き返した技ありの一打だった。打撃面でのバリエーションが増えている印象である。このまま様々なポジションを担いながら、試合に出続けることが出来れば、今のヤクルトにとって非常にありがたい存在になりそうである。どこまで結果を残し続けることが出来るか注目してみたい。

29日からの9連戦は、DeNA、阪神、広島が相手となる。苦しい戦いになることは目に見えているのだが、何とか1つでも勝利を拾っていってもらいたい。まずはロースコアのゲームに持ち込むことが大切になってくる。




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感想(2件)




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コメント

  1. grass より:

    ただでさえ、塩見、村上不在、山田哲人は本調子でなく、奥川はじめ誰も彼もが絶好調とは言えない中、長岡までもが離脱。
    もはや今日からは、野村克也直伝の「弱者の野球」で泥臭い野球を展開しながら、ベンチワークと下町スワローズでしのいでいくしかないですね、と書こうとしていたら、バンデリンでホームランまで飛び出す、割と王道な勝ち方。
    ただ、弱者の野球、言い換えれば、頭をフル回転させながらしのぐ野球を展開していくことにかわりはないですよね。
    つらいけど、ファンも頑張ろう。

    • fiys より:

      grassさんへ

      これだけ主力が離脱してしまっては、正直厳しいと思います。野村監督の弱者の野球に関しても主力メンバーがある程度揃っている中でないと通用しなかったですからね。

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