○○の秋

2024試合結果


ヤクルト1-5広島

今日から月が変わって9月である。猛暑の8月が終わり、台風の影響もあり、どことなく秋の訪れを感じることが出来た9月1日となった。夏の終わりというものは、この歳(アラフォー)になってもなんとなく寂しい気持ちになるものなのだが、プロ野球ファンとしては、ここからが最も盛り上がる時期であり、そんな寂しい気持ちも吹き飛んでしまうものである。しかし今年のヤクルトのようにすでに優勝を目指すことが困難になっている場合は、寂しい気持ちに拍車がかかってしまう。首位に立ち、優勝争いを繰り広げる広島の盛り上がりとは対照的なヤクルトの姿となってしまっている。
「食欲の秋」、「芸術の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」などと言った言葉があるのだが、ヤクルトファンである私にとっての今年の秋は、「終戦の秋」ということになってしまうのかもしれない。先日の巨人戦も、昨日、今日の広島戦も寂しさを感じるゲームとなってしまった。

先発の高梨は、今シーズン3度目の先発も5回2失点と試合を作ってくれた。カットボールやツーシームを使った新たな投球スタイルで先発のマウンドに戻ってきたところに高梨の意地を感じることが出来ている。私は、正直高梨がこの年齢で先発として1軍のマウンドに戻ってくるのは難しいのかな?という思いを持っていた。リリーフとして短いイニングを出力を上げて投げる中で、生き残りを模索することになるのかな?と想像していた。しかし高梨は、新たなスタイルを構築する中で先発として1軍のマウンドに戻って来た。正直カット、スライダー系のボールを投げる時に腕の位置が下がるなど、まだまだ粗さも感じるのだが、その中でもファストボール系の威力を落とさずにここまで投げている部分は、評価できるのではないだろうか?
今日は、3回に投手の玉村にポテンヒットを許すと四球も絡む中でピンチを招き、小園に2点タイムリーヒットを浴びてしまったのだが、そこから崩れずによく粘ってくれたと思う。33歳という年齢を考えると、後がないことに違いはないのだが、来シーズンに向けて今の投球スタイルの完成度を高めていってもらいたい。
リリーフ陣では、6回のマウンドに上がったロドリゲスが3点を失ってしまった。味方のエラーが絡んでいたし、矢野のランニングホームランに関しても紙一重のプレーだったとは思うのだが、ここの所安定した投球を見せており、ピッチングを見るのを楽しみにしている投手の一人なだけに、ここでの3失点に関しては、ファンとして「ガクッ」と来るものはあった。矢野の3ランランニングホームランでお祭り騒ぎとなる広島ベンチ、広島ファンの姿は、首位を走っているチームの雰囲気そのものだった。

打線は打線で、昨日の大瀬良に続いて、今日は玉村の前に凡打の山を築いてしまった。昨日も書いた通り、チームとしての目標を見失ってしまった中では、「個」の力で勝負するしかないのだが、その「個」の力もあるとは言えないチーム状態なだけにビハインドの展開となってしまうと、淡白にアウトを重ねてしまっているようにも映る攻撃となってしまった。
9回にようやく玉村を攻め、0アウト満塁のチャンスを作ったのだが、リリーフした栗林の前に、オスナのタイムリーヒットのみに抑え込まれてしまい、結局1-5というスコアで敗戦となってしまった。

寂しいことではあるが、もう来シーズンに向けての戦いになってしまっているのが、今のヤクルトである。今日先発起用となった増田、澤井、北村拓辺りは、何としてでもアピールしたいし、外野で起用された内山も今後に向けてプレーの幅を広げていきたい所だろう。
そんなヤクルトの現状を見て、一段と秋の深まりを感じていくことになるのかもしれない。




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感想(2件)




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コメント

  1. 超匿名 より:

     相手先発の玉村が9回まで投げているのを見せられると、高梨はもう1イニング投げて欲しかったですね。
     内山は捕手なら捕手、外野なら外野に専念させた方が良いと思います。捕手はグラウンドの監督と言われることもある負担の大きいポジションですし、勉強する事も多いでしょう。若手の段階でこういう起用をすると結局はどっちつかずになるのではと懸念しています。
     いかに首位と最下位の対戦だからであっても、敵地でシーズン全敗はあってはならないと思うので、何としても回避して欲しい。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      内山の起用法は、ファンによっても意見が分かれそうですよね。私は、打撃面にも特徴がある選手であるため、ある程度打席を与えるという意味では、外野での起用も「あり」だと思っています。

  2. sabo より:

    まさに終戦。特に野手は若手に出番を与えて成長のチャンスを与えているターンだと思うしいくらかは成長に繋がっていると感じるのですが、果たして来年どの順位に付けるかと考えるとなかなか楽観視出来ないです。

    もちろん、長岡サンタナ村上とタイトル争いは楽しいですけど。強いチームになるには投手、打撃、守備全部レベルを上げないとと感じますね

    • fiys より:

      saboさんへ

      戦力的には、昨シーズン、今シーズンは、上位に付けなければならないメンバーだと思っています。本当に大変なのは、来年以降なのではないでしょうか?野手陣をどこまで立て直せますかね?

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