ヤクルト2-8広島
石川が初回に坂倉に3ランホームランを浴びてしまったことにより、苦しい試合展開となってしまった。今日の石川は、失点の仕方も良くなかった。今シーズンは、中10日以上空けての登板続いているのだが、5イニング投げ切れれば御の字の状況が続いている。2つほど勝ち星が付く寸前までいったゲームもあり、そのゲームで勝ちが付いてれば、数字上の見栄えも多少変わってきたのかもしれないが、石川自身がそしてチーム自体が、今の「石川」をどう評価しているだろうか?石川雅規44歳、今プロ野球人生の岐路に立たされているのかもしれない。
今日の石川は、立ち上がりにポンポンと2つアウトを取り、「上手く立ち上がったな。」と感じたのだが、直後に小園に死球を与えてしまうと、末包に繋がれ、2アウト2,3塁とピンチを招いてしまうと、ここで坂倉に初球のスライダーを捉えられると、打球はレフトスタンドへ飛び込む先制3ランホームランとなってしまった。このホームランに関しては、アウトコース低めいっぱいのスライダーを坂倉に上手く捌かれてしまったものであり、坂倉を褒める他ないと思っているのだが、2アウトランナーなしから、小園への死球きっかけで3点を失ってしまった部分を切り取ると、やはり頂けない失点と言わざるを得ない。
3回は、その小園にソロホームランを浴びてしまうと、4回も矢野に3ベース、石原にタイムリー2ベースを浴びてしまい、石川はここで降板となってしまった。
冒頭でも書いたのだが、今シーズンは中10日以上間隔を空けた中で登板しているのだが、思うように結果を残せていない。今日の乱調もあり、これまで見れる数字だった防御率も4点台に突入してしまった。先発投手として投げていくのならば、最低限でもQS率を高めていく必要があるのだが、今シーズンの石川は、6イニングを投げ切ることがほぼほぼ出来ていない。もし6イニングを投げ切れないとしても5回2失点平均くらいの投球は期待したい所である。そこが出来ないとなってくると「戦力として大丈夫なのか?」という声は聞こえてきてしまうものである。ファンとしては、当然石川の200勝というものを期待したい気持ちはあるのだが、やはりチームの優勝に向けて必要な存在であり続ける中で、200勝を目指してもらいたいと思っている。崖っぷちに追い込まれた石川がここからもう一度不死鳥のように蘇ることがあるのだろうか?1つでも2つでも勝ち星が付くことを期待したい。そしてファンとして色々な覚悟を持って石川の投球を目に焼き付けたいと思っている。
打線は、初回から3点を追う展開となってしまい、安定感のある九里を打ち崩すのは難しい部分があったのかもしれない。村上に左中間へのホームランが飛び出し、一瞬追い上げムードも漂ったのだが、石川が失点を重ねる中で、試合の流れを失ってしまった。
こういう試合展開でも関係なく、結果を残さなければならない岩田や内山が結果を残したことが、数少ないプラスポイントになっただろうか?
今日は残念ながら首位広島との実力差を感じさせられるゲームとなってしまった。
P.S リリーフ陣は、丸山翔が2イニング、石山が3イニング、長谷川が1イニング投げることで、何とか、他のリリーフ陣への負担を減らしましたね。こういった起用法も今のヤクルトならではですね。チームが低迷しているだけにこのリリーフ陣の運用法が正しいのかどうか判断はし辛いのだが、各投手のコンディションを出来るだけ整えながら戦おうとしていることは伝わってくる。
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コメント
首位チームであっても、決して強力とは言えない広島相手に大量失点したことが、間隔を空けているだけに余計に印象が悪いですね。
村上がこの日も打点を挙げ数字を積み重ねました。残りシーズンも少なくなり、そろそろ個人タイトルも気になるようになりました。二冠を目指して欲しいです。
超匿名さんへ
間隔が空いた中での大量失点。確かに印象は良くないですね。
不調と言われる村上ですが、それでも二冠の可能性があるというのが凄いですね。