ヤクルト0-1中日
昨日のゲームが何故面白かったのかを改めて認識することが出来るような、あまりにもあっさりとした負けゲームとなってしまった。昨日も野球ならば、今日も野球である。野球に「流れ」は存在しないという話もあるのだが、私は、人間が行うゲームである以上、気持ちの揺れが存在するため「流れ」というものは多少なりともあるものだと思っている。昨日の激戦を勝利し、連敗を止めたことにより、今日は精神的にもヤクルト側が優位に立った中でゲームを進められると思っていた。だからこそ、昨日のブログ記事で、この中日との3連戦は、スイープを狙ってもらいたいと書かせてもらった。
ヤフーレーメヒアというマッチアップ的にも、今日は勝てる可能性が高いと予想していたのだが、打線がメヒアを打てず、0-1というスコアであっさり敗れることとなってしまった。先週のビーズリーも今日のメヒアも相手先発投手の中では、決して序列の高い投手ではないと思っていたのだが、きっちり抑え込まれてしまった(ビーズリーに関しては、今日のゲームでも好投しているため、今後評価が急上昇する可能性はありますが…)。ヤフーレが今日も先発投手としての役割を果たしていただけに勝ちたかったのだが…。中々チームがノッていけない状況である。
残念なゲームになってしまったのだが、その中でもヤフーレが、今日も安定した投球を披露してくれた。先週の甲子園、今日のバンテリンドームナゴヤというピッチャーズパークでの登板に関しては、今後も大いに期待できるのではないだろうか?もちろんホーム神宮や東京ドームでも好投しているため、球場関係なく結果を残してくれているのだが、ボールを動かして凡打を誘うスタイルは、甲子園やバンテリンドーム、マツダスタジアムなどの広い球場で特に効果を発揮しそうである。今日負け投手になってしまったことにより、好投しながらも3連敗ということになってしまったのだが、ヤフーレが先発するゲームは、ある程度ゲームマネジメントがしやすくなるのではないだろうか?少ない得点で勝ちに行くような思い切った選手起用も出来なくはないのではないだろうか?
それにしてもヤフーレの投球がNPBでここまで通用すると思ってもみなかった。試合によって多少球種の投球割合は変わってくるのだが、基本スタイルを変えずに、相手打線を抑え込んでいる。もう各球団ヤフーレのデータは出揃い対策も練っているはずなのだが、それでもきっちり抑えているのだから、シンプルにヤフーレの実力を評価して良さそうである。
今日は、2回にディカーソンにソロホームランを浴び、この1点が致命傷になってしまったのだが、ヤフーレのような投球スタイルの投手にとって、ソロホームランはある程度割り切るしかないというのが私の考え方である。前々回の巨人戦では吉川と小林にソロホームランを浴び、その2点が敗戦に直結してしまった。これももちろんもったいないと言えばもったいないのだが、競り合いの中でコースを狙いすぎて四球を与えてしまうよりは、良いのかな?と思っている。今通用している部分を最大限活かした投球を継続していってもらいたい。
捕手の中村がヤフーレの投球をどう見ているのかも興味深い。試合によってストレート、チェンジアップ、ツーシーム、カットボールの割合が変化してくるのだが、打者によって配球を変えているのか、ヤフーレの状態によって変えているのか、その両方なのか、様々なことが考えられる。ナックルカーブも効果的に使い、相手打線を抑えて行く姿は痛快でもある。ナックルカーブ以外は、球速帯もそれ程変わらないのだが、そのボールを器用に投げ分ける辺り、思った以上に指先感覚に優れた投手なのかもしれない。現在の日本野球の常識からすると誕生し辛いタイプの投手なのかもしれない。
7回で86球を投げ、被安打4(被本塁打1)、与四死球2の1失点というスタッツは、先発投手として十分合格点を与えられる。
打線は、キャッチャーが松本直から中村に入れ替わった以外は、1番~8番まで昨日のゲームと同じオーダーとなった。中日先発メヒアから3回までは、毎回ヒットを放ったのだが、散発であり、大きなチャンスにつなげることは出来なかった。しかし4回以降は、メヒアー松山ーマルティネスの前に1本のヒットを放つことすら出来なかった。今日はとにかくメヒアに7回まで投げ切られてしまったことが全てだったのではないだろうか?ここまで抑え込まれてしまうと特に書くことがなくなってしまうため、打順の組み方などを語りたくなる部分もあるのだが、個人的には、さまざまなことを試しながら戦っているように感じており、滅茶苦茶なオーダーにはなっていないと思っている。今日のオーダーに関しては、5連敗でストップし、勝利した昨日のゲームの流れを自分たちから手放したくないという心理が働いたからこそのオーダーだったのではないだろうか?チーム全体や選手のメンタル面を重視したオーダーのように感じた。
明日の中日の先発は、仲地である。それでもどういったオーダーが良いのか個人的に考えてみたい。
1番西川or山崎or丸山和、2番長岡、3番山田、4番村上、5番サンタナ、6番オスナ、7番青木、8番中村、9番松本健
大きく変わっていない(笑)。丸山和は明日戻ってくることはないと思っているが、戻れる状態にあるのであればすぐに1番で使いたい。西川は、スタメンであれば1番か2番に置きたいというのが私の考え方である。山田と青木に関しては、明日の仲地相手にも結果も内容も悪ければ、来週からは起用法を再度考え直すという意味での起用である。山田は、下位打線に置く、もしくはスタメンから外す。青木は、2軍降格も視野に入れた中でスタメン起用しても良いのかなと…。
何を言いたいかと言うと、打線の組み方よりも「個」VS「個」の戦いで負けないことの方が重要だということである。今のオーダーは、ベターなオーダーではあるのかなと感じている。
ちなみにネットのヤクルトファンの意見の中では、3番村上、4番サンタナという組み方は「なるほど。」と感じています。
P.S 今日のマルティネスの投球を見て、本当に昨日のゲームの勝利は大きな勝利だったのだなと改めて感じました。それでも連勝出来ないところに今のチーム状態の悪さも感じるのですが、昨日負けていれば、そのまま大型連敗コースまっしぐらだったかもしれませんからね…。
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コメント
チーム打率がリーグトップで、打撃三部門のトップもヤクルトの選手なんですけど完封負けが増えてますね。チーム打率が低くとも首位は阪神であることから、よく言われる野球は投手との言葉の正しさが窺えます。ヤクルトの防御率も崩壊状態と言える程悪くはないのに勝てませんね。
一番は山崎だと厳しく思います。西川か今季の状態なら長岡でも良さそうに思います。
超匿名さんへ
噛み合わないゲームが続いていますね。勝てるゲームで勝っておけば、見え方も多少は違ったと思うのですが、非常に厳しい状況に追い込まれていますよね。