ヤクルト１－０中日
サンタナのソロホームランをサイスニードが守り切るという助っ人外国人選手様々のゲームとなった。
6月に中日相手に完封勝利を上げた時にも書かせてもらったのだが、サイスニードは、間違いなくNPBでプレーする中で成長してきている。
過去記事はこちらから→サイスニードと並木の成長 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
初年度に比べて、制球が良くなり、カウントを作るのに苦労しなくなっているのが一番大きいのではないだろうか？それに伴い、球数が減り、長イニングを投げることが出来るようになっているし、テンポの良さが味方野手陣の好守に繋がっている部分もあるのではないだろうか？過去記事にも書いた通り、私自身は、NPB1年目のサイスニードについては、先発として安定した投球が出来るのかどうか不安を感じていたのだが、今は、自分の投球スタイルをしっかり確立してくれている。
今日は、初回からストレートに威力があり、打者を押し込むことが出来ていた。カットボールも効果的で、そのボールを捕手の古賀も上手く活用したのではないだろうか？この2つの球種を軸にしながら、ナックルカーブ、スライダー、スプリットなどを配して危なげなく中日打線を抑え込んでいった。
打線が中々追加点を奪えない中で、1－0というスコアのままゲームが推移していったのだが、8回、9回に山場が待っていた。8回は、先頭の宇佐見にヒットを許すと、続く高橋周の送りバントをサイスニードが送球エラーをしてしまい、ピンチを広げてしまう。送りバントで1アウト2，3塁と一打逆転のピンチとなり、村松との勝負となったのだが、その村松の強烈な当たりを、村上離脱後サードに入っている武岡が好捕し、そのまま飛び出した三塁ランナーもアウトにし、1点のリードを守ってみせた。9回も木下、大島のヒットで1アウト1，3塁のピンチを招いてしまったのだが、ここでも最後はビシエドをライトフライ、細川をセンターフライに抑え、1－0というスコアのまま完封勝利を飾ってみせた。前回の完封勝利の際も9回にピンチを招いており、球数が100球に近付いてからの投球という部分には課題があるのだが、イニングを喰えるようになってきているのは、チームにとってもサイスニードにとっても大きなことである。8回の武岡の好守、9回の丸山和の好守を呼び込んだのもサイスニードのテンポの良い投球が引き出したということも言えるのではないだろうか？
近年助っ人外国人選手の獲得については、即戦力を求めることが難しくなってきている部分もある。それだけにNPBでプレーする中で成長していくようなサイスニードのような選手の存在は、今後の外国人選手の補強を考えた際に1つのヒントになると思われる。
打線は、村上が不在、中村もスタメンを外れる中で、サイスニード以外は、昨日と全く同じオーダーとなった。先日の広島戦で、9回までノーヒットピッチングを見せた柳を前に、苦しんだのだが、2回に飛び出したサンタナのホームランが決勝点となった。村上が不在の中で、一昨日の中日戦から4番に座っているのだが、今日は、2回に先頭打者として打席に入ると柳の高めのストレートをライトスタンドへ運んでみせた。逆方向へも大きな当たりを打てるサンタナらしいホームランとなった。その後の柳の投球を見ていると、大きなチャンスを作ることは難しかったため、終わってみれば、このサンタナのホームランが値千金の一発となった。パワーで逆方向へ運ぶことが出来るサンタナの存在もチームにとって非常に大きい。
最下位中日と5位ヤクルトとの3連戦は、決してレベルの高い3連戦ではなかったのだが、今日のゲームは最後までドキドキしながら見ることが出来た。そんな私はやはり根っからのヤクルトファンである。
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コメント
サイスニードはホントに制球良くなりましたね。今年完封2回は凄い。
守備のミスでピンチになり、ファインプレーで切り抜ける。守備の重要性を再確認する試合でした。
中村の怪我と内山の抹消のなかで古賀がしっかり扇の要を務めているのも大きいです。チーム構想としては次期正捕手最右翼は内山だと思いますが、古賀も成長してるんですよね。
saboさんへ
サイスニードはゾーン内で勝負出来るようになったことでだいぶピッチングが楽になった印象です。
古賀も今シーズン存在感を見せてくれていますよね。
サイスニードは好調なら完投出来る頼もしい投手になりましたね。狭い神宮での完封は高評価です。
現在リーグで数少ない三割打者のサンタナはヒットを打ってくれることは勿論ありがたいですが、本来彼に求めたいのはこの試合の様な一発ですから、申し分のない活躍だったと言えます。
超匿名さんへ
サイスニードとサンタナ、チームに欠かせない存在になってくれましたよね。素晴らしい活躍ぶりでした。