昨日、今日と「マイナビ オールスターゲーム2023」が行われている。私は、このブログで過去にも触れているように、いつからかオールスターへの興味は薄れてしまい、おそらくここ20年程は、ほとんどオールスターゲームを見ていない。
2012年の記事はこちらから→オールスターの思い出 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
2014年の記事はこちらから→オールスターに一言。 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
もう10年程前のブログ記事になるのだが、当時からオールスターゲームの権威が無くなってきていることについて触れさせてもらっている。その後も大きなモデルチェンジを行うこともなく、オールスターゲームは開催し続けらている。
過去記事でも触れているのだが、私は、幼少期(88年~96年辺りまでかな…)オールスターゲームを年に1回の楽しみにしており、可能な限りテレビ観戦を行っていた記憶がある。常に「お祭り」の華やかさは感じさせてくれていたのだが、90年代前半くらいまでは「真剣勝負」の空気感も残っていたように記憶している(もちろん私が幼かったため、非日常のゲームであるオールスターを特別視していただけかもしれないが…)。しかしその雰囲気は徐々に薄れ始めた。それまでアマチュアだけで編成されていた野球日本代表がオールプロでも編成されるようになったこと、セ・パ交流戦が始まったこと、巨人一極集中だった野球報道が変化してきたことなどにより「オールスターゲーム」を取り巻く環境が変わってしまったことが「オールスターゲーム」の権威を低下させてしまった要因なのではないだろうか?
昔見ていたオールスターは、「出場したい。」と強く願っている選手がほとんどだったと記憶している。投手に関しても規定の3イニングをきっちり投げたいと自ら志願する投手もいたように記憶している。しかしその後、投手の分業制や球数への意識が強まる中で、オールスターで投手に過度な負担がかからないように配慮しなければならない時代に突入していった。そのため、両軍の監督が投手起用(監督推薦の選出含む)に苦慮する場面を毎年のように目にすることになってしまった。こうなると、長く投げることが「罰ゲーム」のように捉えられてしまうこともあり、各球団のファンもそのことに過敏に反応するようになってきているように感じる。
私自身もオールスターゲームへの興味をなくしてから20年程の歳月が経過しており、そういった目線で「オールスターゲーム」を見ている人の気持ちに共感できる部分もある。しかしやはりNPBのトップ選手が集まる「オールスターゲーム」は、権威と名誉があるイベントであり続けてもらいたいと感じている。そのためには、どのようなことが考えられるだろうか?
①MLB同様、毎年1試合の開催とする。
・この意見は、ここ20年程で本当によく耳にする。私自身も上記の過去記事で10年前から触れさせてもらっている。選手の人数も絞られ、選出された選手が今以上に名誉を感じることが出来るし、投手の負担も減らすことが出来るのではないだろうか?
開催地も12球団で持ち回りということになれば、本拠地球場で開催されるのは、12年に1回となり、特別感も出るのではないだろうか?
しかしこの部分に関しては、NPBの収益確保、選手年金の財源確保という部分で難しいとの実態もあるとのことである。
②日程の調整
・今年のオールスターゲームは、水、木にナイターで行われるのだが、公式戦は、土曜から再開することになっている。こうなると投手を中心にどうしても選ばれた選手と選ばれなかった選手とでコンディションという部分で不公平感が生まれてしまう。また全セ・全パの監督は、各球団のチーム事情というものも考えて、選手を起用しなければならず、非常に難しい選手起用が求められてしまう。結局各選手や各球団のリクエストを聞くあまり、オールスターでも特定の選手に負担が集中してしまうという本末転倒な事態になってしまうこともある。
そういうことであれば、オールスター前後はしっかりオールスター休みを与え、オールスターに選ばれた選手もコンディションが作りやすい日程作りを行うことも大事ではないだろうか?
③日本代表との差別化
・現役のプロ野球選手(アマチュア選手も同様かもしれない。)にとって、「侍ジャパン」に選出されることが選手として大きな名誉になっていると思われる。日の丸を背負って真剣勝負の舞台で戦うことは、トップアスリートとして非常に大きなことであろう。そうなってくると、「オールスター」に選出されたというものが以前に比べて軽いものになっていないだろうか?どのように差別化すれば良いか名案は浮かばないのだが…何か名案はあるだろうか?
④対戦形式の変更
・ネットの意見を見ていると「全セー全パ」という対戦形式自体を、「東西対抗」や「日本人選抜VS外国人選抜」などに変更するのも面白いのではないか?との案も目にすることが出来た。目新しさがあるというメリットと結局選手の負担軽減には繋がらないというデメリットの両面があるだろうか?
一人で考えていてもあまり良い案は浮かばないのだが、皆さんは今後のオールスターゲームのあり方について思うことはあるでしょうか?
年に1回のオールスターだけは、エンタメ性を高くして、選手自身が楽しめ、尚且つ普段野球を見ていない層にも楽しんでもらえるものを作っていくというのも1つの案なのかもしれませんね(各球団の応援やマスコットを楽しみにしているファンの方も多くいるように感じるので…)。
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コメント
私もいつの間にか中継を見ずに、翌日の新聞で結果を確認する程度の興味になっていました。
長い間一試合にすべきと思っていましたが年金という観点は知りませんでした。開催自体が必須であり日程的に可能なら、いっそのこと日本シリーズ終了後の開催としたらどうかと。それならペナント再開を考えて頭を悩ます必要がなくなるかと思います。
超匿名さんへ
真剣勝負というよりは、エンタメ性要素を強めたイベントにしてしまうというのも1つなのかもしれませんね。
それであれば、シーズンオフの開催もあり得ますかね?