ケオーニ・ケラを獲得


ヤクルトが新守護神候補として前ドジャース3Aのケオーニ・ケラ投手(29)の獲得調査を進めていることが20日、分かった。最速159キロ右腕でメジャー通算243試合に登板し、2018年に24セーブを挙げるなど実績は十分。

サンケイスポーツ引用




昨日のディロン・ピーターズに続いて、今日はケオーニ・ケラの獲得が発表された。MLBでリリーフとしてこれだけ実績を上げている投手がヤクルトに入団する例は、これまでそれほどなかったのではないだろうか?昨年5月に右肘のトミー・ジョン手術を受けているということで、術後の右肘の状態がどの程度なのか?という部分が一番の懸念事項ということになるだろう。
今シーズンの投球動画を見付けることは出来なかったのだが、トミー・ジョン手術前の投球については、流石メジャー一線級のリリーバーという印象で、真上から投げ込まれるストレートは、威力十分だし、パワーカーブはその名の通り力強さを感じさせてくれた。身長は185㎝と特段高身長という訳ではないのだが、真上から投げ込む投球フォームだけに打者は角度を感じるのではないだろうか?あれだけの角度から縦の変化で勝負するスタイルは、打者にとっては非常に厄介なのではないだろうか?ストレートでも変化球でも空振りを奪うことが出来るため、パワー型のリリーフとしては、理想的な姿を作り上げたのではないだろうか?
それだけに右肘の状態が気になる所である。トミー・ジョン手術前のような感覚が戻るようであれば、NPBでもある程度の数字は残してくれるはずである。逆に右肘の感覚に違和感が残り続けるようであれば、MLBよりも多少レベルが落ちるNPBでも簡単に数字を残すことは出来ないだろう。もちろんヤクルトのスカウト陣は、その辺りのコンディション面も入念にチェックした中で獲得に至っていると思うのだが、今シーズンは結果を残せていないだけに、その部分だけを切り取ると多少ギャンブルチックな補強に見える部分もある。
マクガフが退団した中で、パワー型リリーフ投手の獲得はチームにとっての必須事項だっただけに、まずはケラがどのような投球を披露してくれるか注目してみたい。実績は十分である。後はコンディション面である。もしコンディションが整うようであれば、非常に楽しみな投手である。




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