ヤクルトは20日、前米大リーグ、パイレーツのディロン・ピーターズ投手(30)と選手契約を結んだと発表した。推定年俸75万ドル(約1億円)プラス出来高払いで背番号は「63」に決定した。
(サンケイスポーツ引用)
22年シーズンは個人的に期待していたアンドリュー・スアレスが全く結果を残せなかったのだが、来シーズンに向けて先発型のサウスポーを獲得してきた。昨年のアンドリュー・スアレスを獲得した時にも感じたのだが、このディロン・ピーターズも動画を見た限りでは、非常にバランスの良いサウスポーだと感じることが出来る。
ストレートには一定のスピードがあるし、カーブは縦に大きく変化するカウント球にも決め球にも使える球種だと感じる。そこにチェンジアップ、スライダー、高速シンカーを投げ分け、打たせて取る投球に特徴があるようである。NPBで活躍するためにカギになりそうな球種はカーブなのではないだろうか?動画を見た印象として最も効果的な球種になり得ると感じた。右バッター相手にも左バッター相手にも投げることが出来ており、変化も大きい球種だと感じる。このボールを有効活用できるようであれば、十分に先発として期待できるのではないだろうか?
カーブに特徴のある助っ人外国人サウスポーというと2014年にヤクルトに在籍したナーブソンの名前を挙げることが出来る。ナーブソンに関しては、そのカーブをNPBではそれ程有効活用できなかった印象が残っている。当時は中村と相川がマスクを被ることが多かったのだが、カーブを上手く活かしていたのは、相川だったように記憶している。その時からすでに時は流れているのだが、このピーターズを中村がどのようにリードするか?という部分にも注目してみたいと思う。
強いて不安な点を挙げるならば、投球フォームに大きな癖がなく、悪く言えば、NPBによくいるタイプのサウスポーにも映る点である。ある程度のクオリティが求められることになるだろう。それでも個人的な第一印象は◎である。キャンプ、オープン戦での投球を早く見てみたいものである。
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