今日も青木

2024試合結果


ヤクルト6-7中日

村上が2本のホームランを放ち、シーズン30号に乗せたり、並木に今シーズン初ホームランが飛び出したりしたのだが、それでも私は、今日も青木について書きたいと思う。引退を表明して以降、一昨日のゲームから1軍登録をされると代打で登場して3打数3安打と結果を残し続けている。ヒットを打ち続けている限りは、青木を中心とした記事でも良いのかなと…

今日の青木の出番も5回裏、投手であるサイスニードに代わっての代打起用となった。この時点でスコアは2-4と2点のビハインドとなっていた。まだまだ試合を捨てるような場面ではなく、今日も出塁することを求められる場面での起用となったのだが、今日も中日の若き左のエース小笠原相手に初球の外角へのストレートを柔らかいバッティングでレフト前に運んでみせた。九里、床田、小笠原という一線級の投手相手に1打席勝負でことごとくヒットを放っていく姿は、青木の打撃技術の高さだけでなく、集中力の高さや貪欲さを感じさせてくれる。
青木がブレイクしたプロ2年目~メジャーに渡る前年までの青木に関して、解説者はよく「ヒットに対する貪欲さ。」をストロングポイントとして語っていたことを覚えている。どんな試合展開でも最後の1打席まで貪欲にヒットを狙っていく姿勢と高い集中力を称賛される場面をよく見てきた記憶が残っている。今シーズン限りでの引退を発表し、その貪欲さというものには、陰りが見えてもおかしくないのだが、青木は、今でも打席で高い集中力を見せ付けてくれている。正直、9月18日から1軍登録された際には、「どういった意図での1軍昇格なのかな?」という思いも抱いていたのだが、代打で3打数3安打という結果を残す姿を見て、首脳陣はシンプルにチームの勝利のために1軍に青木を呼び寄せたのだなと感じることが出来た。今日は、青木のヒットが得点に繋がることはなかったのだが、青木のヒットが一旦は球場やチームの雰囲気を変えたこともあってか、6回に村上の2ランホームランで同点に追い付いてみせた。この村上のホームランを全て青木効果と呼んでしまうことは間違っていると思うのだが、ファンにそう感じさせてくれること自体が嬉しいことなのである。野球ファン、スポーツファンは、チームの様々な物語を楽しみたいという部分もある。そう考えると青木のヒットの後に村上に2本のホームランが飛び出したこと、青木が引退を表明してから村上が結果を出していることを勝手に結びつけたくなる部分もあるのである。
村上の4年連続30本塁打、不調と言われながらも23年シーズン、24年シーズンも30本塁打をクリアしたあたりは、流石である。海の向こうでは、大谷翔平が今シーズンもとんでもない記録を作っているのだが、村上は村上で十分凄さを伝えてくれている。
そして、今日は、並木にもホームランが飛び出した。並木は年々、スイングに力強さを感じさせてくれている。1軍クラスの投手のストレートに振りまけなくなったことで、徐々に結果が出始めている。来シーズンは打撃面でどの程度数字を残してくれるのか楽しみにしたい。

投手陣では、サイスニード、田口の状態が気になった。
サイスニードは、初回に村松、福永、細川にホームランを浴びてしまい、いきなり4点を失う立ち上がりとなってしまった。その後2回~5回までは何とか無失点で防いだのだが、ここ数試合、はっきり打ち込まれてしまっている。ここまで相手打線に続けて打ち込まれてしまうサイスニードの姿を見た記憶は、ほぼ残っていない。おそらくそれだけボールにキレがないということなのだと思う。私の中のサイスニードの調子のバロメーターは、ストライクゾーン内で勝負出来ているかどうか?という部分なのだが、ここ数試合は、ゾーンで勝負していても打ち込まれてしまっている。この部分に関しては、気掛かりである。
リリーフ陣では、味方が同点に追い付いた直後の7回のマウンドを任された田口が村松、福永に連続タイムリー3ベースを浴びるなど、勝ち越しを許してしまい、負け投手となってしまった。今シーズンの田口はコンディション不良で出遅れ、前半戦は苦労したのだが、シーズン中眼以降は、徐々に状態を上げ、まずまずの状態まで調子を戻してきたようにも見えたのだが、ここの所明らかにボールのキレが落ち、打ち込まれてしまっている。身体のコンディションは大丈夫だろうか?
先発のサイスニード、リリーフの田口ともに心配な状況である。




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