19年オフに楽天を戦力外となり、ヤクルトに入団した今野がこのタイミングで一度は戦力外となった楽天へ金銭トレードで移籍することとなった。
過去記事はこちらから→「今野龍太を獲得 | ヤクルトファンの日記」
過去記事にも書いている通り、個人的には今野は注目していた投手であったため、ヤクルトに移籍が決まった時には好意的に捉えていた。そして移籍1年目から20試合に登板し、キャリアハイの数字を残すと、そのままヤクルトのリリーバーとして欠かせない投手へと成長していった。21年シーズンは、64試合、22年シーズンには51試合に登板し、チームのリーグ連覇に大きく貢献してくれた。
今野と言えば、何と言っても質の良いストレートの印象が強い。現在のNPBのリリーバーは当たり前のように150キロ以上のストレートを投げ込んでくるのだが、今野のストレートは、150キロに満たないとしても打者から空振りを奪えるキレの良いストレートだった。このストレートを軸に縦横の変化球を上手く配して、打者と対峙するスタイルはリリーバーとして理想的だった。
22年シーズン途中から打ち込まれる場面が増えてきて、徐々に登板機会を減らしてしまい、今シーズンは6試合のみの登板に終わってしまったのだが、テレビ画面上からは、目に見えて衰えているようには映らなかった。それでも結果を残せていないということは、ストレートの質が落ちている可能性があるということなのだと思うのだが、今野は器用さも持ち合わせている投手だけにもう一度1軍の舞台で活躍する可能性はあると思っている。だからこそ楽天も5年越しに一度は戦力外通告を行った今野を呼び戻したのだと思う。
岩手県岩出山高校出身の「東北の星」が、地元でもう一花咲かせることを遠くから願いたいと思う。
P.S 今野は、超一流のスター選手という訳ではないのですが、将来今野の野球人生を描いたドラマやドキュメンタリー番組を見てみたいと思わせてくれるような経歴の選手ですよね。まず岩出山高校という普通の高校で部員不足に悩まされながらもプロのスカウトの目に留まるようなインパクトのある投球を披露し、地元東北楽天ゴールデンイーグルスに指名されたことだけでもドラマになると感じます。その後の楽天を戦力外になるまでの苦闘、ヤクルト移籍後からの開花、一度戦力外を言い渡された楽天が今野を取り戻すまでのストーリーも中々に厚みのある物語になりそうですね。今後の野球人生如何では、本当に将来ドラマやドキュメンタリー番組で取り扱われるのではないでしょうか?
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コメント
一般会社員では考えられないケースでの古巣復帰ですね。優勝に欠かせないピースでしたので感謝しています。もう一花咲かすことができるか注目しています。
超匿名さんへ
地元東北で是非もう一度輝いてもらいたいですよね。