ヤクルト・元山飛優と西武・宮川哲で電撃トレード成立! 燕の背番号「6」と獅子の20年ドラ1右腕 – サンスポ (sanspo.com)
サンケイスポーツ引用
上記のサンケイスポーツの記事の通り、ヤクルト元山と西武宮川の間でトレードが成立した。第一印象としては、両チームともにチーム事情を鑑みた中で実施されたトレードという印象で、ヤクルト、西武両球団にとって、そして元山、宮川両選手にとって有意義なトレードになるのではないか?と感じる。投手陣の層を厚くしたいヤクルトにとっては、実績があり、まだまだ年齢的にも20代である宮川は魅力的かつ必要な投手だと感じるし、西武にとっては、源田、外崎の二遊間のバックアッパーが不足気味なチーム事情があるため、ある程度守れる元山は、現在の西武にフィットすると考えられる。
私は、長野県民だけに地元佐久長聖高校出身の元山がヤクルトを離れてしまうことに寂しさを感じるが、悪くないトレードだと感じる。
元山は、センス抜群の遊撃手として高校時代から注目されていた選手である。ヤクルト入団後も宮本慎也が背負っていた背番号6を与えられ、1年目から1軍で出場機会を得ることが出来ていた。線の細さは気になっていたのだが、捉えた時の打球には力強さを感じることもあり、このまま出場機会を増やしていける可能性もあるかな?と思っていたのだが、その後自身の故障や年下の長岡の台頭もあり、出場機会が減っていた。2年目以降は、課題とされていた打撃面で結果を残せていないのだが、1年目に関しては、想像以上にプロのボールにアジャスト出来ていた印象があるため、まだまだ伸びしろがあるように感じている(怪我の影響がなければ良いのだが…)。
守備に関しては、ショートだけでなく、セカンド、サードもある程度のレベルで守れるだけの力は持っていると思われるため、ヤクルトよりも西武の方が元山にとってのチャンスは多くなるはずである。打撃を伸ばすことが出来ればサードのレギュラー争いにも顔を出せるだけの力を持った選手だと思う。1年通して1軍に帯同するような選手になってもらいたい。
宮川に関しては、現役ドラフトで放出することとなった梅野のポジションにすっぽり入ることが期待される。東芝時代にドラフト候補として名前が挙がっていた頃から梅野にカーブが加わった感じの投手という印象を抱いていたため、梅野の代わりとしてはピッタリはまる選手を獲得できたのではないだろうか?最速150キロを超えるストレートは、打者を押し込めるボールだし、カーブも特徴的なボールである。短いイニングの登板であれば、自身のコンディションさえ整えることが出来れば、ある程度の数字を残せるのではないだろうか?
23年シーズンに関しては、先発に転向しており、2軍ではある程度の数字を残したようである。先発時の投球は印象にないのだが、おそらく、リリーフ時に比べると出力を抑えながら、変化球も上手く使うスタイルだったのではないか?と想像する。この辺りも梅野と重ねてしまう部分がある。ヤクルトは、この宮川を現段階では、リリーフと先発どちらとして考えているのだろうか?チーム状況や本人の希望、キャンプ、オープン戦で実際の投球を見てから決めていくことになるだろうか?どちらにしても来シーズンから宮川には、フル回転してもらいたい。
個人的には、ソフトバンクからDeNAに移籍した森唯斗、ヤクルトから中日に移籍した梅野雄吾、そしてこの宮川哲の3投手が新チームでどういった起用をされて、どういった数字を残すのか注目している。新球団で最も輝く投手はどの投手になるだろうか?
P.S 現役ドラフトで梅野を放出し北村拓を獲得したからこそ、今回のトレードが成立したということも言えるでしょうね。年を越す前に早い段階で話がまとまったことも両選手にとっては良かったのではないでしょうか?現役ドラフトが実施されてまだ2年目ですが、各球団でトレードが活発になってきている印象はあります。こういう部分でも現役ドラフトを行う意味があるのかもしれませんね。
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コメント
FA争奪戦に完敗したこともあり、投手陣に少しでも厚みを加えたいところだったでしょうから、良いトレードだと思います。
ヤクルトもかつて杉浦を放出したことがありますが、実力の世界なので当然のことであっても、ドラフト一位で入団しても安泰ではありませんね。
超匿名さんへ
データを見ている訳ではありませんが、近年は、ドラフト1位でもトレードに出されることが増えてきていますかね?何となくそんな印象はありますね。